【素材別】外構フェンスの費用は?工事費込みで解説 [10m/20mの費用も]
外構フェンスの費用は工事費込みで15,000~35,000円 / mです。
長さ10mフェンスだと20万円前後、20メートルだと30~50万円ほどとなります。
外構のフェンスの内訳としては下記のとおりです。
- 本体価格:1mおたり5,000~60,000円
- 工事価格:1mあたり7,000~30,000円
- コア抜き工事:5~10万円(ブロック塀の上に後付けで設置する場合)
ただし価格以外に注意があります。それはフェンスは商品自体は同じでも費用が変わってしまったり、工事の見栄えが変わってしまうケースです。
ブロック塀や新築外構一式を後悔なく工事したいなら下記の3つの点必ず押さえておいてください。
- 複数社から見積を取ってしっかり比較検討する
- 自社施工業者に依頼する
- 塀やフェンス工事が得意な業者に依頼する
外構業者はブロック屋、造園屋、左官屋など母体が違う業者が一括りにされているためです。
この記事ではフェンスの単価から、後悔なく工事して工事費を安くする2つの方法について解説します。
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フェンスの役割
フェンスの役割は大きく分けて次の4つです。
・敷地の境界線を明確にする
・防犯対策
・プライバシーの確保
・外観(デザイン性)
これらの目的から、設置したい理由を明確にすることで、住みやすい空間を造ることができます。
「境界が分かるようにしたい」「目隠しをしたい」「こだわったデザインにしたい」
あなたはどういった点を重視されますか?
フェンスの種類と価格相場
フェンス単体の価格は、幅1mで5千~6万円程度と、製品によってかなり差があります。
また、目隠しフェンスの場合、どの程度目隠しするかによって価格も変わります。
目隠しする面積が大きくなるほど、フェンス本体であるアルミなどの材料が必要となるため、目隠し率が高いとフェンスの価格も高価になります。
種類 | 金額 |
---|---|
スチールメッシュフェンス | 5,000〜10,000円 / 1m |
アルミ素材フェンス | 10,000〜60,000円 / 1m |
木目調樹脂フェンス | 10,000〜30,000円 / 1m |
ウッドフェンス | 30,000〜40,000円 / 1m |
竹垣フェンス | 15,000〜30,000円 / 1m |
鋳物フェンス | 20,000〜30,000円 / 1m |
スチールフェンス
- 価格が安い
- 強度があり衝撃に強い
- 開放性がある
- 見通しがいいので防犯性にも優れている
- キズや経年劣化でコーティングが剥がれると錆が発生する
- 目隠しには適していない
- おしゃれなお庭には向けではない
- ☑︎ シンプルで安価なフェンスを求めている
- ☑︎ 工業的なデザインが好きな方
- ☑︎ 庭に開放感を出したい方
安価で耐久性に優れていますが、デザインバリエーションは多くありません。
アルミフェンス
- サビにかなり強く
- メンテナンスがほぼ不要
- 目隠しフェンスにもできる
- デザインや質感が思っていたものと違うケースもある
- 目隠しがある場合、風通しが少し悪くなる
- ☑︎ 目隠しフェンスを取り付けたい方
- ☑︎ 豊富な商品から気に入ったデザインがある方
- ☑︎ メンテナンスフリーの目隠しフェンスをつけたい方
スチールフェンスよりも価格は上がりますが、デザイン性を含むものが多いため、選択の幅が広がります。
価格がお値打ちなため、スチール製やアルミ製のメッシュフェンスが最も人気の高い商品です。
木目調樹脂フェンス
- 天然木のような質感を再現
- ささくれやひび割れがない
- 錆が起こらず経年劣化にも強い
- カラーバリエーションが豊富
- 傷が目立つ場合がある
- 天然木より費用がかさむ
- ☑︎ さまざまな商品の中からお家に合わせた色を選びたい方
- ☑︎ 木の風合いを活かしながらもメンテンナンスの手間をかけたくない方
アルミ製の商品に木調のラッピングシールを施したものと、木粉と樹脂などのリサイクル素材を混ぜた人工木材のものがあります。
耐久性や強度に優れ、腐食にも強く、天然木の柔らかい風合いを持ち周囲の植栽とも調和するため、天然木材の代わりとして普及しています。
ウッドフェンス
- 木の雰囲気を出すことができる
- 安価に設置できる
- 環境に優しい
- 定期的なメンテナンスが必要
- メンテナンスは必須
- メンテナンスしないと腐食や色のが劣化し見栄えが悪くなる
- ☑︎ 自然な風合いを出したい方
- ☑︎ メンテナンスを楽しめる方
素材の質性は好まれますが、耐久性に欠けています。
耐久性や強度を上げるため、外枠や支柱などの構造となる芯材にアルミニウム材で補強する複合製品などもあります。
竹垣フェンス
- 耐久性が高くさびなどの心配もない
- ぱっと見では天然木と見分けがつかない
- 落ち着くような和風の風合いが良い
- 天然竹の経年変化の味を出せない
- ☑︎ 庭園づくりや植栽が趣味の方
- ☑︎ 和風のお家の方
天然竹やアルミニウム形材、樹脂材などがあり、外観だけでなく内側から見ても楽しむことを目的としています。
鋳物フェンス
- 重厚感と高級感がある
- 密度が高い鉄素材のため非常に頑丈
- 複雑デザインで他のお家の個性がでる
- 価格が高い
- 重量があるため万が一倒壊すると被害がある
- 他のフェンスと比べると取り扱い数が少ない
- ☑︎ お庭に重厚感や高級感を出したい方
- ☑︎ 洋風のお家の方
曲線などのデザイン加工が可能であり、石やれんがなどの自然素材の風合いとマッチします。
全体的ではなく、組み込みフェンスとしての利用例も多くありますので、部分的なデザインとして取り入れることもおすすめです。
フェンスの工事費用の相場
業者や設置スペースの広さなどでも差があるため、一概にいくらだとは言えません。
目安としては、材料費・工事費込みで、施工幅1mあたり約7千~3万円です。
ブロック塀の上にフェンスを設置する場合は、コア抜き工事が必要となるため、5~10万円が追加で発生します。
今回はフェンス全般のお話ですが、↓の記事では目隠しフェンスの設置や後付け設置について解説しています!
フェンス選びのポイント
フェンス選びで失敗しないためには、設置場所に適した商品を選ぶことが重要になります。
前述しましたが、やはり目的の整理が必須です。
高さ
プライバシー保護のため目隠しフェンスにする場合は、一般的な高さは180~200cm。
防犯対策を重視するのであれば、侵入者が完全に隠れてしまわないよう、150cm以下が目安です。
いずれにしても、敷地と道路に高低差があるとイメージと異なるケースが生じるため、道路側からの高さを基準にしましょう。
設置範囲
庭全体を囲うのと部分的に設置するのでは、庭だけでなく家全体の雰囲気にも影響します。
素材・デザイン
素材・デザインは様々なものがあります。
また、デザインは周囲の建物との調和も考慮しましょう。
上記の相場価格表や、「安くておしゃれな外構フェンス」という記事もまとめてありますので、参考にしてみてください。
「外構フェンスって種類が沢山あってどれを選ぶべきか分からない」
「安くておしゃれなおすすめの外構フェンスを知りたい」
という方は要チェックです。
また、デザインイメージごとにおすすめの外構フェンスについての記事はこちら。
フェンスを設置するときの注意点
圧迫感
目隠しを重視するあまり、フェンスに使われる板の間隔が狭すぎたりフェンス自体を高くしすぎたりすると、圧迫感が出てしまいます。
外からの視線が気にならなくても、毎日生活する上で圧迫感を感じるようでは、住みやすい空間とは言えません。
目隠しの効果も得ながら、開放感も意識しましょう。
採光・風通し
また、リビング側は特に採光性や風通しにも配慮が必要です。
視線を遮るあまり、リビングに光が届かなかったり、風通しが悪くなってしまっては残念です。
光を遮らず、風通しも確保できる素材やデザインがおすすめです。
さらに、自分の家だけではなく隣家が暗くなってしまうリスクもあるため、しっかりと注意しましょう。
フェンスの見積もり方
これまでのフェンス選びのポイントを元に設置したいフェンスが決まったら、実際に費用はいくらかかるかを調べましょう。
自分で見積計算する
カタログなどを参考に、必要な部材代を合計します。
フェンス以外の部材は一般的に、柱、コーナー材、キャップ材が必要となります。(カタログ定価価格の70~80%が相場価格です。)
フェンスの枚数や設置個所によって必要な数が変わりますので、あくまでもざっくりとした目安とお考えください。
最後に、1mあたり1,500~2,000円の施工費を足した合計がおおよその費用となります。
なお、既に基礎ブロックや土台になるものが設置されている場合と、基礎工事から行う場合でも費用は大きく変動します。
外構業者に見積もってもらう
上記の計算方法はあくまでも目安価格ですので、実際には外構業者に調べてもらうことが確実です。
現地調査の際には、寸法だけでなく周辺環境も併せて確認しますので、フェンスの高さや設置範囲などのアドバイスもお任せください。
フェンスを安く設置する方法
最低限の場所を目隠しフェンスにし、その他は境界フェンスにして費用を抑えたり、外から見える部分に良い材質を使い、あまり目立たない箇所には最低限の素材を使ってみるのも良い選択だと思います。
支柱を地中深く埋め込む必要がないフェンスであれば、DIYすることも可能です。
ただし、セメントで土台を作ったり、ブロック塀を積み増しする作業が必要な場合は、専門の職人に正確に施工してもらった方が安心・安全であるといえます。
弊社では、専門アドバイザーによる無料相談を行っておりますので、フェンスを含め、外構・エクステリアでお悩みのことがあればお問い合わせください。