【安全面&成長後を意識】子供が安心して遊べる庭づくりのポイントとアイデア
お家遊びが増えている中、「もっと子供もが安心して遊べる庭づくりがしたい」という家庭も増えてきています。
しかし、注意すべきポイントを押さえていないことで、
お家遊びが増えている中、「もっと子供もが安心して遊べる庭づくりがしたい」という家庭も増えてきています。
しかし、注意すべきポイントを押さえていないことで、
「フェンスの高さをあまり考えずに設置したら通行人から丸見えだった」
「子供が大きくなって使われなくなり無駄なスペースになった」
など、後々後悔することにもなり兼ねません。
本記事では、「子供を安心して遊べる庭づくりのポイントとアイデア」について具体的にお伝えしています。
「外構・エクステリア工事の専門業者に頼む方法」についても併せて解説していますのでぜひご参考ください。
それでは本題に入っていきましょう!
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子供が安心して遊べる庭とは?
コロナ渦における外出自粛やリモートワークの浸透もあり、おうち時間を大切にする家庭が増えています。
そのような社会背景もあり、最近は新築・リフォーム問わず「外出せずとも庭で子供と安心して遊びたい」という要望を頂くことが増えています。
お子さんが安心して遊べる庭を作る上で大切な要素が「安全面」と「大人も楽しめる設計」です。
本記事ではこの2点を考慮して、お子さんと遊べる庭について解説していきます。
子供が安心して遊べる庭づくりのポイント
子供を安心して遊ばせられる庭をつくるためのポイントをいくつかお伝えします。
庭工事が済んでから「こうしておけばよかった」ということの無いように、しっかりチェックしておきましょう。
子供が安心して遊べる庭づくりのポイント①
落下の防止
小さいお子さんがいらっしゃる家庭で、まず第一に考えなければいけないことが落下の防止です。
高低差のある箇所では大きな事故になりかねません。
エクステリアに関する事故の公的データはありませんが、東京都商品等安全対策協議会調べによると、ベランダ事故で最も多いのが2歳児、次いで3歳児、4歳児と続きます。
上記機関が「安全対策に適した高さ」として公表しているベランダ手すりの寸法は以下の通りです。
・全体の高さ:1100mm以上(1200mm以上を推奨)
・足がかり部分からの高さ:800mm以上(900mm以上を推奨)
エクステリアの場合はブロックの上にフェンスを取り付けるケースが多いかと思いますが、ブロック(=足がかり)から900mm以上、ブロックを含めた高さ寸法で1200mm以上を目安に設置を検討しましょう。
※【参照】平成 29 年度 東京都商品等安全対策協議会 報告書概要『子供のベランダからの転落防止のための手すりの安全対策』
子供が安心して遊べる庭づくりのポイント②
飛び出しの防止
好奇心旺盛なお子さんの飛び出し防止にも配慮が必要です。
メインで遊ぶ主庭と道路側との仕切りとして門扉(ゲート)の取付をオススメします。
片開きタイプであれば場所を取らず、6~10万程度で設置が可能です。
子供が安心して遊べる庭づくりのポイント③
目の届く範囲
リビングの窓から目の届く範囲で、死角ができないようにお庭づくりができると良いです。
お子さんが遊んでいる間も大人がくつろげるようにウッドデッキやタイルデッキを設け、外にいても快適な空間を作ることが大事です。
主庭は日当たりの良い南側になることがほとんどです。日影ができるようにオーニングを設置したり、常緑の中高木樹の植樹も検討すると良いでしょう。
子供が安心して遊べる庭づくりのポイント④
転んでも安心
子供はよく走り、よく転びます。
メインとなる主庭だけでも芝生を敷くと安心です。
最近は管理が大変な天然芝に代わり人工芝がよく使われるようになりました。
今では本物そっくりでお手入れが楽な人工芝もあるので、芝の管理に自信がない方は人工芝をオススメします。
子供が安心して遊べる庭づくりのポイント⑤
子育てを意識した設備の確保
物置
子供は成長に伴い、遊び道具が変わります。
上の子が飽きた遊具も「いずれ下の子が使えるかな…」とすぐには捨てられず、場所を取るのも悩み所です。
遊び道具やアウトドアグッズを保管しておける物置を設置すると何かと使い勝手が良いのでオススメです。
メインとなる主庭には置かず、サービスヤード(勝手口周辺)に配置すると景観を邪魔しません。
注意点としては、設置する際に屋根からの落雪の影響がない箇所を選ぶという点です。
落雪による物置の破損事故が多いので注意しましょう。
立水栓
プール遊びやちょっとした汚れ落としに立水栓があると何かと便利です。
二口タイプだとガーデニングや洗車用のホースを繋げっぱなしにしておくことができるので便利です。
子供が安心して遊べる庭づくりのポイント⑥
目隠しの設置
「子供を安心して遊ばせられる庭」を作るとなると、どうしても大人は近所の視線が気になります。
庭全体を囲うと費用がかかるので、特に気になる隣家の窓がある箇所などピンポイントでの設置でも良いでしょう。
高さは大人の男性の目線が160㎝程度なので、160~180㎝は欲しいです。
住んでから仰々しいフェンスを建てると隣家から「嫌がられているのかしら」と思われることもあるので、出来れば新築時に設置してしまうのがおすすめです。
フェンスと自宅窓の距離が近くなる場合は、室内にいる時のことも想像して通風や太陽光の透過率を考慮し、商品選びをすることが大切です。
フェンスの土台部分はブロックや独立基礎で味気なくなるため、適度に植栽をすると素敵な空間になりやすいです。
子供が喜ぶ庭遊づくりのアイデア
子供が喜ぶ庭づくりのアイデア①
プール
子供はプールが大好きですよね。
コロナ渦で閉鎖されている施設も増えたので、「自宅でなんとかプール遊びをさせてあげたい」というご家庭も増えています。
ウッドデッキや芝生の上だと土がつくことを気にせず遊べるのでおすすめです。
子供が喜ぶ庭づくりのアイデア②
砂場
お子様が小さい場合は庭に砂場を用意すると独占して遊べるのでおすすめです。
公園に行くとお砂場道具を取ったり取られたりで意外と気を遣いますからね。
砂場を作る場合の注意点は、「使用しない時のために蓋を用意しておく」という点です。
蓋をしないと猫がフンをしていってしまうことがあるのでしっかり蓋まで用意しておきましょう。
また、砂場は将来的に花壇へと移行できるので、植栽しても違和感がない場所に作るのがコツです。
子供が喜ぶ庭づくりのアイデア③
ブランコ
広い庭がある場合、ブランコを置くのも”ワクワクする庭づくり”におすすめです。
人の集まる公園に行かなくても子供が喜んで遊んでくれる庭になります。
なかなかブランコに乗る機会のない大人も案外楽しめたりします。
シェード付きだと日当たりが良い場所でも快適に使うことができます。
子供が喜ぶ庭づくりのアイデア④
家庭菜園
庭の一角を家庭菜園スペースとしておけば、大人も子供も楽しめます。
土を触る機会が減った現代のお子さんにとって家庭菜園は、
・虫や野菜への苦手意識の克服
・流通・生産者の存在に気づく
・失敗を活かす力
など多くのメリットがあります。
大人が楽しみながら子供も巻き込んで家庭菜園ができると長期的にも楽しめる庭になります。
子供が喜ぶ庭づくりのアイデア⑤
庭キャンプ
遠いキャンプ場まで行かずに庭でキャンプを楽しむことができます。
最近ではグランピングならぬ「ベランピング」なんて言葉もあるくらい、庭キャンプが流行っています。
タープやテントを張って外で食事をすれば子供は大喜び間違いなしです。
庭キャンプはトイレや忘れ物の心配がないので天気が良い日に突発的にできるのも良いですね。
子供はテントの中が大好きです。
同じ家でも非日常的な空間となります。
一緒にテントの中で寝れば、子供の思い出に残るでしょう。
目線は気になると思うので、目隠しフェンスやタープで対策をすることをおすすめします。
子供が喜ぶ庭づくりのアイデア⑥
滑り台
小さいお子さんは滑り台が好きですよね。
シンプルなものからジャングルジムやブランコとセットになっているものもあります。
滑り台があるだけで遊び場という雰囲気がでるので、積極的に設置したいアイテムです。
子供が喜ぶ庭づくりのアイデア⑦
鉄棒
鉄棒もお庭に置くと楽しめるアイテムです。
小学生のお子様ならば家でも逆上がりの練習が出来ます。
屋内用の折りたためるタイプから、屋外用の支柱を埋め込むタイプがあります。
外に出しっぱなしをする場合は、屋外用タイプを購入しましょう。
子供が喜ぶ庭づくりのアイデア⑧
トランポリン
トランポリンも子どもに人気のアイテムです。
体幹を鍛えられたり、跳ぶ角度が毎回違うので、その度に脳も鍛えられるということで、子供の発達にもとても良い効果があります。
一方で踏み外したりする危険もあるので、セーフティーネット付きのものを選んでおくと安心です。
”子供が成長した後”の庭も考慮すべし
子供が遊べる庭を作る場合、将来的な視点を考慮しないで設計をすると長期的に活用できないもったいないスペースとなってしまいます。
子どもが成長するのとともに、親も年をとることを考慮して、なるべく無駄のないように設計をすることが大事です。
まだ幼稚園のお子様でも将来的には自転車に乗ることを想定して駐輪スペースを確保するように、庭も砂場→家庭菜園へと変化出来るような場所を選定しておくことが大切です。
子供が遊べる庭づくりを外構・エクステリア専門業者に頼む方法
庭づくりの内容によってはDIYでも出来なくはないですが、安全面・機能面をしっかり兼ね備えた庭にするためにはやはりプロの力を借りる方をおすすめします。
外構・エクステリア工事をハウスメーカーや工務店ではなく、専門業者に依頼する方法は主に次の2つです。
① 自分で専門業者に直接見積もり依頼
② 外構・エクステリア工事の見積もり代行サービスを利用
手間を惜しまないのであれば自分で専門業者を探して見積もりをとっても良し、一から自分で業者を探すのは大変だという方は見積もり代行サービスを利用するという選択肢もあります。
見積もり代行サービスとは、日本全国にある外構・エクステリア工事の専門業者から地域や施工内容などの条件を踏まえて最適な業者を紹介してくれるサービスです。
①②どちらで専門業者を選定するにしても、必ず押さえておくべきポイントがあるので解説していきます。
外構・エクステリア工事の専門業者を選ぶ際のポイント2つ
① 複数業者(2社以上)から見積もりをとって比較検討する
カーポートやウッドデッキなどの本体価格はどの業者に頼んでもほぼ同じですが、工事費用や諸経費などを含めた工事費用の総額は業者によって大きく異なる場合があります。
また、担当者との相性や信頼できるかどうかを見極めるためにも、複数業者から見積もりをとってしっかり比較検討するということがとても大切です。
② 実地調査をした上で見積もりを出してくれる業者を選ぶ
特に見積もり代行サービスに依頼する場合は、実地調査などをせずに概算見積もりを出してくるところも多いので注意が必要です。
図面や外構面積の数字からでも概算費用を出せなくはないですが、やはり実際に現場を見てから見積もりを出す方が最終的な費用とのぶれも少なく無駄も少ないです。
外構・エクステリア工事をハウスメーカー・工務店ではなく専門業者に依頼する際には上記2つのポイントをしっかり押さえておきましょう!
子供が大喜び&大人も安心の庭づくりを
本記事では「子供が遊べる庭づくり」について、ポイントやアイデアをお伝えしてきました。
庭は暮らしの質を高めるためにも重要な部分なので、安全面・機能面・デザイン面どれも大事にしつつ計画していきましょう。
子供を安心して遊ばせられる&子供も大喜びのお庭づくりの際には、ぜひ本記事でお伝えしたポイントを参考にしてみてください!