【これでOK】外構エクステリア工事の相見積りタイミング・見積書の見方・やり方を徹底解説
「ハウスメーカーから見積もりを貰ったけど、どう見たら良いか分からない」
「専門業者から見積もりをとる方法や確認すべきポイントを知りたい」
本記事はこんな方に向けて見積もりの取り方やベストなタイミング、確認しておくべきポイントなどを網羅的に解説しています。
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- 1 外構の見積りってどれくらいの人がしてる?
- 2 外構・エクステリア工事の見積比較(相見積もり)は必要?
- 3 新築外構の見積もりシミュレーションサイトってどうなの?
- 4 外構・エクステリア工事の見積もりのベストなタイミングはいつ?
- 5 外構・エクステリア工事の相見積もりは何社とるべき?
- 6 外構・エクステリア工事の相見積もりを取る方法
- 7 外構・エクステリア工事の見積もりを貰うまでの流れ
- 8 外構・エクステリア工事の現地調査(打ち合わせ)で必要なものと心得
- 9 外構・エクステリア工事の見積書の項目と解説
- 10 外構・エクステリア工事の見積書の見るべきポイント
- 11 外構・エクステリア工事の見積もりの諸経費って何?
- 12 外構・エクステリア工事の見積もり後の断り方
外構の見積りってどれくらいの人がしてる?
一戸建てに住んでいる方にアンケートを行った結果、新築時に外構工事の見積りをしていた人は約4割という結果になりました。
新築時にはハウスメーカーや工務店と関わっていることから外構工事もそのままお願いしてしまうケースが多いようです。
ただし、見積比較をしないまま業者を選んでしまう注意点もありますのでしっかりチェックしましょう。
外構・エクステリア工事の見積比較(相見積もり)は必要?
結論からお伝えすると、相見積もりは必ず取った方がいいです。実際に、アンケートを取った結果、見積比較の有無で満足度が大きく違うことがわかりました。
理由は次の3つです。
① 同じ敷地条件でも会社によってデザインが違う
② 同じデザインでも会社によって値段が違う
③ 同じ値段でも会社によって工事の質が違う
それぞれもう少し詳しく説明します。
① 同じ敷地条件でも会社によってデザインが違う
外構工事は住宅と同じく設計作業があります。
建物が同じ床面積でも会社によって間取りや仕様が違うように、外構も会社によって提案がガラッと変わることがあります。
例えばA社の提案では駐車場だった部分がB社では庭になっていて、そちらの方が動線的に優れていたり、A社では想定できていなかった隣地の視線にB社は気づき、目隠しの提案をしてくれるケースなどがあります。
同じ金額でも他の業者では全くデザインが違うことは多いので2社以上で見積もり比較することをおすすめします
② 同じデザインでも会社によって値段が違う
全く同じ内容でも会社によって値段差が生じます。
例えば大手ハウスメーカー経由のお見積りならば、どうしても膨大な広告費などを回収しなければいけないため、割高になりやすいです。
また工事現場と業者の距離によっても値段差が生じます。
③ 同じ値段でも会社によって工事の質が違う
目に見えない基礎の深さなどによって差が生じます。
例えばブロック塀は土を掘って、基礎となるコンクリートを作り、その上にブロックを積んでいきます。
基礎の形はⅠ型、逆T型、L型があり、強度が違うため積み立てできるブロックの高さが異なります。
残念ながら中には上限を無視した基礎を作る会社もあります。
業者による比較をしなければ気づくこともできないケースが多々あるので注意が必要です。
比較した上でハウスメーカーに依頼すると満足度高い
ハウスメーカーで外構工事を行った方51名にアンケートを取ったところ、
「見積比較をした」方は全員の満足度が高いことがわかりました。
一方、見積比較をせずにハウスメーカーに外構工事の依頼をしてしまった方はおよそ3割の方が不満な点があると回答しています。
同じハウスメーカーに依頼する際でも見積比較をしてから依頼することで、
価格の妥当性やデザインに納得感をもって依頼できることがから満足度が高いと言えます。
そのため、「ハウスメーカーに依頼する」と決めていても見積比較をして上で
依頼することで失敗しない外構工事を行うことができると言えます。
信頼している業者だからこそ、見積比較した上で依頼することで納得感のある工事になるんだね!
新築外構の見積もりシミュレーションサイトってどうなの?
実際にやってみると分かるのではと思いますが、外構費用のシミュレーションサイトはほぼ当てになりません。
外構工事はエクステリア商品のグレードや使用する材質など、細かい部分によって大きく値段が振れるものです。
ですが、多くのシミュレーションサイトでは、そういった細かい部分を選択せずに費用を算出しています。
エクステリア商品ごとの価格が分かる訳でもなく、デザインも見れないので、あまり役に立つものではありません。
詳しくはこちらをどうぞ。
外構工事の見積もりシミュレーションサイトはほぼ当てにならない【現実的な外構費用を確認する方法】
外構・エクステリア工事の見積もりのベストなタイミングはいつ?
基礎工事完成後~外壁工事終了までに見積もりを依頼するのがベストです。
理由は次の4つです。
①図面が確定しているのでほぼ正確な見積りが出る
②建物の形が出来上がっているのでイメージがつきやすい
③住宅の打ち合わせが落ち着いていて時間を確保しやすい
④これ以上遅くなると入居後に工事を待つ可能性が高まる
なお以下の例外もあるのでご注意ください。
例外① 一次外構工事がある(隣地境界のブロック積み、擁壁工事など)
一次外構工事がある場合は、建物着工の1~2カ月前に見積り依頼が必要です。
住宅着工後だと重機が入れず割高になります。
例外② 外構や庭にこだわりたい
ハウスメーカーや工務店の標準プランは、多くのお客様に受け入れてもらえるよう、外構予算を抑えているプランが多いです。
標準プランの予算のまま住宅ローンに組込みを行うと、後々自分が思い描いていた外構では予算オーバーとなり、実現できない可能性があります。
外構や庭をこだわって作りたいお客様は、住宅ローン審査の前から外構業者に相談することをおすすめします。(住宅と同じく設計料が取られることがあります)
【補足】外構・エクステリア工事の流れ
念のため、外構業者探しから工事完了までの流れを補足しておきます。
①見積り依頼
↓
②見積書、外構図面、イメージ図のご提案
↓
③業者比較、修正見積もり依頼
↓
④業者決定
↓
⑤施工
↓
⑥完工
外構・エクステリア工事の見積もりにかかる時間
初回の打ち合わせをしてから約2週間で見積書を提示する会社が多いです。
もちろん工事の規模によって多少前後します。
塀やフェンスのみの工事であれば3~4日で出ることもありますし、500万以上の大規模なものだと3週間以上かかることもあります。
一般的な新築外構一式工事で2週間と覚えておくとよいでしょう。
外構・エクステリア工事のベストシーズン(季節)は?
外構業界の繁忙期は2~4月です。
この時期は新築の引渡しが多いため、スケジュールが埋まっている業者が多いです。
2~4月に施工をお願いしたい場合は、11月頃には見積り依頼をして、早めに施工スケジュールを確保しておきましょう。
また繁忙期以外の時期は業者側も職人を遊ばせておくのがもったいないので、値引き交渉に応じやすくなります。
例えば新築繁忙期前の1月、梅雨に備えたカーポート工事が多くなる6~7月前の5月などは狙い目といえるでしょう。
外構・エクステリア工事の相見積もりは何社とるべき?
外構工事の見積りは2~3社取ることをおすすめします。
ただし、2社だと大きく金額差が出た際にどちらかの会社が極端に高いのか、もしくは極端に安いのかの判別ができませんので可能であれば3社がおすすめです。
外構エクステリア工事は土地条件によって金額が変わるので、実際に見積もりを取ってみると、インターネットで調べた相場や知り合いから聞いた施工金額と大きく乖離することが珍しくありません。
3社取ることであなたのお宅での相場感が掴めて適切な業者選びがしやすくなります。
中には4社以上比較をしたいという方もいますが、各社と2~3度打合せをすることを考慮すると、よほど時間が確保できる方以外はおすすめしません。
見積りは2~3社に抑え、担当者さんとより深いすり合わせに時間を割いた方が満足のいく仕上がりになるでしょう
また外構エクステリアは複合的な工事のため、見積りの手間が非常にかかります。
ハウスメーカーのように営業マンが専属でいることは少ないため、現場作業、設計、見積もりを全て社長がこなしている会社も多いです。
そのためあまりに多くの見積もりを取っていると優先順位を落とされて見積り提出が遅くなったり、過度な値引き競争に巻き込まれないようにお断りを受けるケースもあります。
以上の理由から、多くも少なくもない3社で比較することをおすすめします。
外構・エクステリア工事の相見積もりを取る方法
自分で外構・エクステリア工事業者に直接見積もり依頼
メリット 自分好みの業者を探せる
外構業者はHPやインスタグラムで施工写真を上げている会社も多いです。
それらをじっくり見て、好みの外構を実現してくれそうか、じっくり検討できる点がメリットです。
また施工事例をたくさん見ていると自分の好みも把握できるため、施工写真を事前に見ておくことは外構の満足度を上げる要素にもなります。
デメリット 自分で探せる業者は値段が高くなりやすい
一般的に店舗を設けていたり、チラシが入っているような「お客様から見つけられやすい業者」は、その分コストがかかっているため、金額が高くなりやすいです。
弊社への相談では次のようなケースも非常に多いです。
このように、直接専門業者に依頼する場合でも、業者によってはハウスメーカーや工務店に依頼するよりも費用が高くなることがあります。
ちなみに、外構工事は100万円~250万円で行う方が多いようです。詳しくは、下記の記事で解説していますので是非参考にしてみてください。
外構・エクステリア工事の見積もりサイトを利用
メリット① 時間短縮ができる
自分で複数社に見積もりを依頼する場合は各社に日程調整、図面の提供をする必要があり手間がかかります。
見積もりサイトの場合は、それらの作業を見積もりサイトが一括して対応してくれるため時間短縮ができます。
メリット② 希望にあった業者を紹介してもらえる
外構業者には大きく分けるとデザイン主体の会社、施工主体の会社、どちらもできる会社があります。
どの業者を選ぶべきかはお客様の希望する工事内容によって異なります。
見積もりサイトにもよりますが、外構エクステリアパートナーズの場合は、各社の特徴を把握しているため、お客様の要望に合わせて適切な業者を紹介しています。
自分の希望に合致した業者と出会える可能性が高いです。
デメリット① 複数社に断りを入れないといけない
最終的には一社しか選ぶことができないため、どうしてもお断りをする必要があります。
熱心に対応してくれた会社を断るのは人情的にも苦しい作業です。
人と人のコミュニケーションですので、理由を添えて直接お断りすることが望まれますが、難しい場合は見積りサイトにお伝えしましょう。
外構エクステリアパートナーズではお断り代行を実施しています。希望する際はお申し付けください。
デメリット② 複数社からの営業を受ける必要がある
一度取り掛かったお客様には営業経費がかかるため、業者は出来る限り受注できるように努力します。
営業活動の一貫ではありますが、お客様によっては鬱陶しく感じてしまうこともあるかもしれません。
外構エクステリアパートナーズではイエローカード制度を設けているため、過度な営業に対しては本部から注意、是正をしております。
もししつこい営業がありましたら、遠慮なくお申し付けください。
ただ、見積もりサイトによっても良し悪しがある点には注意が必要です。
検索窓に「外構 見積もりサイト おすすめ」と検索して出てくる『外構工事の見積サイトおすすめランキング』が信ぴょう性のあるものかどうかについて下の記事にて解説しています。
気になる方はどうぞ。
外構工事の一括見積比較サイトおすすめランキングは当てにならない!?【”加盟業者の質が高い”見積サイトを見極める方法】
外構・エクステリア工事の見積もりを貰うまでの流れ
弊社をご利用いただいた際の流れは以下の通りです。
①現地調査
見積もりを依頼すると各社の現地調査に立ち会います。
現地調査では業者側は周辺の環境(隣地の状況、隣家の窓の位置、既存設備、周辺の交通状況など)を確認します。
同時に要望をヒアリングし、周辺環境を考慮した上で適宜アドバイスをし、プランニングの方向性を定めます。
既にイメージが決まっている場合は、写真を見せると要望が明確に伝わるので良いでしょう。
「図面だけで見積もりは出来ないのですか?」とよく聞かれますが、図面には記載されていない上記要素を考慮して外構業者はプランニングをしますので、現地調査は必須です。
②プランニング
外構業者側で現地調査とヒアリングした内容を考慮して設計をします。
新築外構一式工事で概ね2週間程度を要する業者が多いです。
③ご提案
外構業者が作成したプランを見積書とともにご提示します。
設計の際に考慮した要素、お施主さん側で気にしていた点をどのように解決するかをご説明します。
ご提案は多少面倒でも実際にお会いしてお話を聞いた方が良いです。
設計者がどのように考えてプランを作成したか、その意図までを説明してもらうことで納得ができるケースが多いです。
外構・エクステリア工事の現地調査(打ち合わせ)で必要なものと心得
現地調査時の心得として重要な点は以下3つです。
①図面を用意しておくこと
建物図面一式をお持ちしましょう。
事前に写真等で提供している場合も、写真だと見切れていたり、寸法が不鮮明なことも多いため、現物を持参しておくと安心です。
②要望を出来る限り明確に伝えられるよう写真を準備しておくこと
「カジュアルな雰囲気で~」などと抽象的な要望を出すと思い描いていた理想とは大きく違うプランを提出されてしまう可能性が高まります。
なるべく明確に伝えられるよう写真を準備しておくと良いです。
③外構をメインで検討をしている人が立ち会う
現地調査は業者が敷地を調査するだけでなく、同時にお客様の要望を聞かせていただく場です。
駐車場にこだわりたいご主人が来ていない、ガーデニングをしたい奥様が来ていないとなると業者側も当てずっぽうでデザインをせざるを得なくなります。
理想の庭を提示してもらうためにも、メインで検討をしている方が立ち会うようにしましょう。
信頼できる外構・エクステリア工事業者を選ぶ際のポイント
①担当者との相性
外構エクステリア工事は商品だけでなく、デザイナーが設計をし、職人が施工をして初めて完成する人が絡む工事です。
お客様と担当者との信頼によって成り立つ工事でもあるので、提案や価格が良くても、担当者との相性に不安があるならば選ばない方が良いでしょう。
特に外構の場合は複合的な工事のため、お客様と業者側で行き違いも発生しやすいです。
相性が合わない担当者を選ぶとその頻度が多かったり、最悪な場合、途中で揉めてしまうこともあります。
担当者との相性は業者選びにおける十分条件ではありませんが、必要条件として大切なポイントです。
②見積もりが詳細か
外構工事は上でも述べた通り複合的な工事のため、業者とお客様の間でイメージのすれ違いが発生しやすいです。
行き違いが発生した時に「~一式工事」とだけ記載されていると業者側に「この内容で一式です」と言われ責任逃れされてしまいます。
誠実で信頼できる業者はそのようなことが発生しないように、内訳を細かく記載しています。
具体的なチェックポイントは後述いたします。
③資格を取得しているか
外構に関わる資格として以下のものがございます。
・エクステリアプランナー
・造園施工管理技士
・土木施工管理技士
・ブロック塀診断士
・建築コンクリートブロック工事士
・各種技能士資格(造園・左官・タイル・型枠施工・ブロック建築・石材施工)
資格があれば絶対に安心というわけではありませんが、各種難易度の差はあれど、資格を取るには一定程度の努力が必要です。
施工や提案の質を上げたいと努力している証拠であり、誠実な姿勢の表れとも言えます。
提案、価格、実績などを考慮した上で、最終的な安心材料として資格を取得しているかは是非チェックしてみましょう。
外構・エクステリア工事の見積書の項目と解説
まず前提として外構工事の見積書の表記方法は会社によってバラバラです。
そのため各項目を抜き出して業者ごとに比較するのはよほど単純な工事以外は不可能です。
ここでは比較方法ではなく特に一般の方ではパッと見て理解できない項目を上げて、解説いたします。
仮設工事
工事期間中に設ける、一時的な施設や設備の施工をいいます。足場などが一般的な方でもイメージしやすいでしょうか。
外構では足場は設けないため、必然的に仮設工事の金額は大きくなりません。
外構に関わる仮設工事だと「水盛り・やり方」があります。
見積書の一番上に記載されることが多く、いきなり出てくる馴染みのない言葉に、げんなりされるかもしれません。
「水盛り」とは水平を出すことです。「遣り方」とは平面上の各部の位置を確定することです。
コンクリートをちゃんと雨水が流れるように勾配をつけて施工をしたり、ブロックを水平に積むために行われる作業です。
仕事では段取り8分とよく言われますが、それは外構工事も同じです。
この作業を怠り施工を始めると仕上がりが汚いもしくは施工不良が発生しますので、とても重要な項目です。
土工事
土を掘ったり廃棄したりするのにかかる費用です。
土工事の中では「鋤取り」という項目があり、これも馴染みのない言葉かと思います。
鋤取りとは表土等をある一定の厚みに薄く取り除くことを指します。
土工事の中に含まれる「残土処分費」はイメージもしやすいことから節約できないかとよく相談を受けます。
土の状態にもよりますが、駐車場のコンクリート施工のために掘り返した土をタイルデッキの土台に使用したりすると有効活用ができます。
ブロック工事
ブロックを積む工事です。会社によっては「組積工事」と記載されることもあります。
この項目の中で一般的ではない言葉が「根切り」です。「根切り」とは基礎などを造るために、 地盤の土を掘り下げることを指す建築用語です。
完成形からはわかりませんが、ブロックは土を掘ってそこにコンクリートを流し込み、基礎を作り、ブロックと繋げることで倒壊しない構造となっています。
ここでは代表的なわかりづらい項目を取り上げましたが、外構工事には他にも「金物工事」「土間工事」「石工事」など多くの種類があります。
冒頭でも述べたように見積書の表記方法は会社によってバラバラです。
そのため業者を比較する際は総額と外構図面(外構平面図、イメージパース)で選び、見積書は「他社と比べて一式表記が多い会社は避ける」「分かりづらい項目に対し適切な回答をくれるか」という使い方をおすすめします。
外構・エクステリア工事の見積書の見るべきポイント
見積書に一式表記が多用されていないか
詳細を書かずに「●●工事一式」と表記されている場合があります。
「一式」だけでは、どのような工事をどこまでやるかが不明なまま工事が進められることになり、後々トラブルがあった際に泣き寝入りするしかありません。
特に特定の商品があるような工事(フェンスや門柱)などは商品名や型番まで記載されているか確認しましょう。
見積り条件の記載があるか
見積り条件とは不確定な要素を記載し、お客様と業者のトラブルを防止する項目です。
例えば「カーポートの価格は●月●日段階での仕入れ値で計上しています。●月から値上がりの告知がメーカーから来ていますので、発注時期により変動いたします」などです。
このような記載と説明があれば、施主側も発注時期を早めたり、値上がりを見越した予算計上ができますので、誠実な業者といえるでしょう。
外構・エクステリア工事の見積もりの諸経費って何?
諸経費という曖昧な項目に「なぜこんなに費用がかかるのか?」と思われるかもしれません。
外構の見積もりは大きく分けると以下2つに分かれます。
①工事原価
②一般管理費
そして工事原価は更に直接工事費、間接工事費に分けられ、間接工事費は共通仮設費、現場管理費に分かれます。
諸経費として計上される項目はこの中で現場管理費と一般管理費です。
現場管理費も一般管理費も会社として運営していくにあたり必要な費用(税金や保険代、従業員の給料など)で、諸経費が計上されていることは全く悪くありません。
最近では諸経費という曖昧な表現からお客様に指摘を受けることが多いため、会社によっては見積書上で諸経費という項目は作らず、その他の項目に諸経費の費用を割り当てていることも増えています。
そのため、諸経費が高くても他の項目が安いこともあり得ます。
気になる項目ではありますがあまり気にせず、あくまで業者の比較は総額と外構図面(外構平面図、イメージパース)を重視して選ぶようにしましょう。
外構・エクステリア工事の見積もり後の断り方
熱心に対応してくれた業者を断るのはなかなか気の進まないことでしょう。
特に何度も修正依頼をし、最後まで候補に残してお断りをする場合は、怒られるのではないかと不安になると思います。
まずは見積もりを提出してくれたことに感謝を述べることが大切です。そして、なるべく正直に選べなかった理由をお伝えするのが良いでしょう。
業者も次回からの営業活動に反省を活かしたいと思っています。
一方で最初からいまいちな提案だった会社にはなるべく早めにお断りすることをおすすめします。
断りづらい場合は、外構エクステリアパートナーズではお断り代行を行っているので、遠慮なくお申し付けください。
新築外構を考えている方は必見!