新築外構の予算平均はいくら?予算別に実際の工事費を解説
新築の家を建てる際、外構工事は家の顔とも言える重要な要素です。
しかし、理想の庭やエントランスを実現する過程で、多くの人が直面するのが「予算オーバー」の問題。
なぜ多くの夢が予算の壁に阻まれるのか、そしてその壁を乗り越え、理想を実現するためにはどうすればいいのでしょうか?
この記事では、年間5000件以上の外構工事の相談をしている「外構・エクステリアパートナーズ」が、
新築外構の予算平均はいくら?
外構・エクステリアパートナーズによる新築の外構工事に関する問い合わせ3827件をまとめた結果、新築住宅の外構工事における予算の傾向が明らかになりました。
予算配分を見ると、最も多いのは200万円帯で、全体の約2割となっています。
次に多いのが150万円帯です。次いで100万円となっています。
ただし、100万円台の工事では新築外構一式を工事する場合予算オーバーになりやすいので気をつけたいところです。
お庭もこだわりたい!という方は予算オーバーとなってしまうでしょう。
実際に下記からの章では予算別に実際どれくらい工事がかかったのか価格帯をご紹介します。
新築外構の予算100万円 | 実際にかかった費用
特に、50万円から99万円の範囲で成約した案件が約38%と最も多く、次いで100万円から149万円の範囲が約29%でした。
予算100万円の方は、工事金額も100万円近辺で工事を完了できています。
ただし、約半数は150万円以上にまで費用がかかってしまっています。
予算を設定する際には、適切な予算の範囲内で柔軟に対応する準備が必要です。
100万円の予算よりも低い費用で工事が完了したケースはかなりシンプルな外構や工事範囲が広くないお家であることが多いため基本的に新築外構の一式を工事する際は100万円は超えると思っておいた方がよいでしょう。
新築外構の予算150万円 | 実際にかかった費用
新築外構工事における予算150万円の方も半数以上の方が予算をオーバーしていました。
特に、150万円〜199万円の範囲が最も多く、全体の約32.41%を占めています。
これは、初期の予算設定において現実的なコスト見積もりが必要であることを示唆しています。
一方で、149万円以下で工事を完了させたケースは約4割となっており、予算内での工事完了は可能ですが、半数以上は予算オーバーになるケースであることがわかります。
予算150万円の方でも外構工事を計画する際は、追加費用に対する余裕を見せるか、より現実的な予算設定が必要になるでしょう。
新築外構の予算200万円 | 実際にかかった費用
新築の外構工事における予算を200万円で設定していた方は、工事費用が予算範囲内で収まることが多いものの、様々な価格帯で工事を行っていることがかわります。
特に、「予算内」の150~199万円の工事費が最も多く、全体の約3割を占めています。
続いて、200~249万円のレンジが約27%でした。
予算オーバーではありますが比較的予算に近い工事費用となっていました。
また、約23%が100万円から149万円の範囲で成約しており、大幅に予算を下回るケースも一定数存在することが分かります。
この結果を踏まえると、予算200万円の設定が比較的余裕のある予算設定であると言えます。
新築外構の予算はオーバーしやすい理由
新築外構の予算は予算オーバーになることが想定より多い理由として、下記の点が主な要因だと考えられます。
- 理想の工事に対して適切な予算が設定されていない
- ハウスメーカーから「100万円ぐらい」と言われている
まず、理想とする外構のイメージと、それを実現するための費用との間に大きな違いがある場合が多いです。
インターネットや雑誌で見たおしゃれなデザインのお庭を実現するとかなりの費用が必要です。
例えば、天然石で作られたタイルのアプローチ、スタイリッシュなカーポート、夜に映えるおしゃれな照明、ガレージなどです。
どれか1つであれば予算内に収まるかもしれませんが「あれもこれも」となってしまうと大幅に予算を超えてしまうでしょう。
もう一つの理由としては、ハウスメーカーが100万円ぐらいと言っていたケースです。
しかし見積りをみると100万円以上予算オーバーなんてことは少なくありません。
外構の予算に関してよくある質問
- 外構費用は平均していくらくらいですか?
- 外構 の予算が足りない場合どうすればいいですか?
外構費用は平均していくらくらいですか?
外構・エクステリアパートナーズで過去の新築外構の工事金額を算出した結果、工事費用の平均は150万円でした。
外構費用の詳細は下記の記事で解説しています。
外構 の予算が足りない場合どうすればいいですか?
外構の予算が足りない場合は下記の4つを検討しましょう。
- 見積もりの見直し
- 相見積もりをする
- 最低限のみ工事する
- 予算を増やす
最初に出てくる見積りは「理想」であることが多く予算オーバーになりがちです。
そのため、業者さんと打ち合わせを重ね費用を調整していくことが必要です。
調整のポイントは下記の2つです。
- 今やらなてもいい部分を削る(最低限のみにする)
- 商品のグレードを下げる
余裕資金がない場合は「外構ローン」も検討してみましょう。
まとめ
この記事では、新築外構工事の予算設定について解説してきました。
外構工事において予算オーバーが発生する主な理由は、下記の2つです。
理想の工事に対して現実的な予算が設定されていないハウスメーカーから提供される見積もりがあまりにも大まかである予算が足りない場合には、見積りの見直し、実現可能な範囲で予算や見積り調整することが必要です。
外構・エクステリアパートナーズでは無料で予算の相談・相見積もりが可能です。
新築外構の準備や見積りが不安な方は下記のボタンよりお気軽にお問い合わせください。