外構テラスの費用はいくら?コンクリート・タイルなど徹底比較!
外構にテラスを設けた場合の費用は、3坪程の面積であればコンクリートなら約5万4千円〜、タイルデッキでは15万円~、ウッドデッキなら25万円~となります。
テラスとは、庭やベランダの地盤面より一段高くなったスペースのこと。
ウッドデッキやタイルデッキは部屋と同じ高さで施工するのが一般的です。
テラスの費用を安く抑えるためには以下のポイントが重要になります。
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この記事では、外構テラスの種類やそれぞれの費用相場、メリットとデメリットなどを徹底解説します。
外構にテラスをつける場合の3つの選択肢と費用相場
外構にテラスをつける場合の主な選択肢は以下の3つです。
テラスの種類 | 費用(3坪程度) |
---|---|
コンクリートテラス | 約5万4千円〜10万5千円 | タイルデッキ | 約15万円~21万円 |
ウッドデッキ | 約25~35万円 |
テラスと一口に言っても、どの選択肢を選ぶかによって雰囲気やかかる費用は大きく変わってきます。
以下に、それぞれの選択肢の特徴とメリット・デメリット、相場についてご紹介します。
コンクリートテラス
コンクリートテラスとは、コンクリートを打ちっぱなしにしたテラスのことを言います。
メリットは、ウッドデッキやタイルデッキと比べて施工コストが安く済み、耐久性も抜群である点です。
掃除しやすく、メンテナンスにも手間がかかりにくいのが特徴です。
一方で、太陽光の照り返しが強いデメリットもありますので、気になる場合はサンシェードをつけるなどの対策が必要となります。
コンクリート打ちっぱなしのテラスを設置する場合の費用相場は、1坪が約1万8千円〜3万5千円程度。
3坪程の面積だと約5万4千円〜10万5千円となります。
ただし、上記はあくまで相場となり、コンクリートの厚みが増すと高額になる点も押さえておきましょう。
タイルデッキ
タイルデッキは、ウッドデッキのようなデッキをタイルを使用して作る方法です。
ウッドデッキのように雨や紫外線による大きな劣化がなく、腐食もしないためメンテナンスがラクなのが大きなメリットです。
また、選べるデザインが幅広いことも大きな特徴で、和風や洋風、モダンな雰囲気など、タイルの選び方によりさまざまな雰囲気を演出することが可能です。
デメリットは、夏は暑くなり、冬は冷たくなること。
また、雨が降ると滑りやすくなる危険性もあります。
タイルデッキを施工する場合の費用相場は、1平米あたり約1万5千~2万円。
1坪あたりでは5万円~7万円程度、3坪程度の施工では15万円~21万円程度が相場となります。
ウッドデッキ
ウッドデッキは、木造または木造風の素材で作るデッキのことです。
木のナチュラルな風合いや、肌当たりの良い快適さがメリットと言えるでしょう。
ただし、天然木の場合は数年でメンテナンスが必要となるため、なんとなくウッドデッキを選んだあと、手間やメンテナンス費用の面で後悔してしまう人も多いため注意が必要です。
同じウッドデッキでも、耐久性の高い人工木のウッドデッキなら天然木よりメンテナンスの手間がかからないため人気です。
人工木のウッドデッキの場合、相場は1坪あたり8万円~12万円程度。
3坪程度の施工なら、25~35万円程度が相場です。
外構にテラスをつけるメリットとは
外構テラスの選択肢をご紹介したところで、続いて外構にテラスをつけるメリットについて確認しておきましょう。
代表的なメリットは次のとおりです。
- メリット1.アウトドアリビングとして活用できる
- メリット2.洗濯物が干せる
- メリット3.子どもやペットの遊び場になる
それぞれのメリットについて、以下に詳しく解説します。
メリット1.アウトドアリビングとして活用できる
リビングとゆるくつながりながら、外の雰囲気を感じられる空間となるため、仕事や家事の合間に外の空気を吸いに出たり、カフェタイムや朝食を楽しんだりと活用方法は数多くあります。
家族や友人たちとBBQをしたり、家族で過ごしたりと暮らしを豊かにしてくれるスペースになるでしょう。
メリット2.洗濯物が干せる
特に2階建ての家で1階に洗濯機やお風呂場などの水回りがある場合、洗濯物を2階のバルコニーに干すのは階段の上り下りが大変。
もし1階にテラスがあれば、洗濯物干しの動線は大幅に改善します。
普段は室内干しという方も、テラスがあれば布団やラグマットなど重たいものを干すときや、大1物を干すときに重宝するでしょう。
メリット3.子どもやペットの遊び場になる
リビングとつながる位置にあれば、大人の目が届きやすく、ちょっとした外遊びや気分転換にも重宝します。
公園に行く時間がないときや、すぐに家に入れる気軽な遊びをしたいときにも良いでしょう。
テラス近くに水栓をつけておけば、足を洗ってから中に入れるので便利。
また、夏にはビニールプールを出して遊ぶのも、素敵な活用方法です。
外構にテラスをつけるデメリット
ここまでテラスのメリットについてご紹介しましたが、テラスをつけることにはデメリットもあるため注意したいところです。
- デメリット1.メンテナンスの手間がかかる
- デメリット2.ウッドデッキの場合はデッキ下の掃除が大変
以下に詳しく説明します。
デメリット1.メンテナンスの手間がかかる
特に天然木のウッドデッキは劣化しやすいため、定期的に防腐剤を塗布したり、傷みを修繕したりといったメンテナンスが必要な場合も多く、手間や費用がかかります。
もしメンテナンスの手間を省きたいなら、人工木のウッドデッキやコンクリートテラスがおすすめ。
快適に使うための掃除の手間はある程度かかりますが、メンテナンスの大変さは大きく軽減されるでしょう。
デメリット2.ウッドデッキの場合はデッキ下の掃除が大変
ウッドデッキの場合は、デッキ下の掃除も代表的なデメリットとして挙げられます。
コンクリートテラスやタイルデッキとは違い、ウッドデッキの下には地面との間に空間ができるため、隙間から落ち葉やゴミが落ちやすく、汚れが溜まってしまいがち。
狭い空間で掃除もしづらいため、どうしても綺麗な状態を保ちにくくなってしまいます。
また、気づいたらウッドデッキの下が雑草だらけになってしまった、なんて場合も。
テラスのある暮らしをもっと快適にするおすすめアイテム4つ
テラスやウッドデッキのある暮らしをもっと豊かにするためにおすすめのアイテムは以下の3つです。
- テラス屋根
- 目隠しフェンス
- テラス囲い
- 屋外照明
これらを導入するとテラスのメリットはさらに増すので、ぜひ検討してみてください。
①テラス屋根
テラス屋根とは、その名のとおりテラスにつける屋根のことを指します。
屋根があることで、雨の日もテラスを活用できたり、安心して洗濯物を干せたりとメリットはたくさん。
日差しをほどよく遮ることもできるため、過ごし方の幅が広がります。
雨を防ぐことで、テラスの劣化も防ぎやすくなります。
また、テラス屋根のデザインやカラー次第では、スタイリッシュにもナチュラルにもできるなど、希望するテイストに合わせた商品選びができますよ。
②目隠しフェンス
テラスの後悔ポイントとしてよくあるのが、外からの視線が気になってしまい、結局テラスを活用できないというもの。
せっかくテラスを作っても外からの視線が気になってはリラックスできません。
そんなときにおすすめなのが目隠しフェンスです。
目隠しフェンスもデザインは幅広く揃っていますので、雰囲気を損なわず目隠し効果の高いフェンスを選ぶと、暮らし心地も良くなります。
③テラス囲い
より気密性の高いのがサンルームとなりますが、テラス囲いでも軽い風雨は防げるため、物干し場や一時的な遊び場のスペースとして十分に利用できます。
テラス屋根だけの設置より格段に安心感は増しますよ。
自治体にもよりますが、テラス囲いは固定資産税の課税対象とならない場合もあるため、より格安で取り付けられるのも嬉しいポイントです。
テラスアイテム1.テラス屋根3選:おしゃれで華やかに!
薄い屋根と柱で構成される、シンプルな「テラスSC」。
軒のようなデザインが特徴的な、スタイリッシュでミニマルな印象のテラス屋根です。
最大風圧 | 風速42m/秒相当 |
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最大積雪 | 積雪20cm相当 |
価格帯 | 420,700円~ ※2.0間×6.0尺 アルミ形材色 |
- 「屋根」と「柱」だけのシンプルな構成
- 薄くフラットな屋根がミニマルな印象
- カラーはモノトーンから木調色まで揃い、さまざまなテイストを演出可能
YKK AP:独立テラス屋根 レセパ
「レセパ」は、外壁固定の不要な独立型のテラス屋根です。
こちらも外壁固定が不要なため、家の構造を傷つけずに設置できます。
最大風圧 | 風速38m/秒相当 |
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最大積雪 | 積雪20cm相当 |
価格帯 | 227,200円~ ※2.0間×6.0尺 Lタイプ |
- 独立型のテラス屋根で外壁固定は不要
- 目隠し系パネルやウッドデッキと多彩に組み合わせ可能
- TタイプやLタイプなどニーズにあわせて設置ができる
三協アルミ:テラーネZ
積雪量20cmから100cmまで対応する「テラーネZ」。
お住まいの地域によって強度を変えることができ、サイズやオプションも豊富に揃っています。
最大風圧 | – |
---|---|
最大積雪 | 積雪20~100cm相当 |
価格帯 | 142,900円~ ※2.0間×6尺の場合 |
- 積雪量100cm地域まで対応する高い強度
- ワイドタイプや2連結などサイズや収まりのバリエーションも豊富
テラスアイテム2.目隠しフェンス3選:人の目線がこれで気にならない!
LIXIL(リクシル):フェンスAA
カラーや質感、風合いにまでこだわったデザイン性の高さが特徴の「フェンスAA」。
施工性や使いやすさにもこだわった展開となっています。
耐風圧強度 | 風速34m/秒相当(柱ピッチ2m以下) 風速42m/秒相当(柱ピッチ1m以下) |
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価格帯 | 62,300円~ W2,000mm×H600mm、セット価格:本体1枚+柱1本 |
- 質感や風合いまでこだわった上質さ
- 和風・洋風・モダンなど住宅とコーディネートできる幅広いデザイン
- 全デザイン、全サイズのモジュールが統一された施工性の高さ
三協アルミ:ガーデンスクリーン J.モダン
和のデザインにもなじむ「ガーデンスクリーン J.モダン」。
伝統的な町屋の格子を参考にしたスタイリッシュな縦格子が特徴的です。
耐風圧強度 | 風速34m/秒相当 |
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価格帯 | 156,600円~ 1スパンの場合 |
- 和風・モダンな印象を与える縦格子
- 斜め方向からの視線を遮断しながらもほどよい通風と採光が可能
- 壁付けと間仕切り支柱タイプの2方法で施工が可能
YKK AP:ルシアス フェンス
幅広いデザインで住宅とのコーディネートが楽しめる「ルシアス フェンス」。
多彩な住宅スタイルにあわせ、統一感のあるファサードづくりが可能となります。
耐風圧強度 | 風速34m~42m/秒相当 |
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価格帯 | 49,500円~ セット価格(本体1枚+柱1本) |
- 洋風から和風、モダンからクラシックまで幅広いテイストに対応
- 縦・横、スリット入りなどニーズに合わせて選択可能
テラスアイテム3.テラス囲い:部屋の一部として活用できちゃう!
YKK AP:ソラリア
屋根、囲いを組み合わせ暮らしのさまざまなシーンを演出する「ソラリア」。
テラス囲いだけでなく、バルコニー屋根やカーポートなど幅広い使い方が可能です。
耐風圧強度 | 風速34m~42m/秒相当 |
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耐積雪強度 | 積雪100cm相当 ※[屋根]前面パネル・側面パネル取付け等は除く。[囲い]屋根部のみ。 |
商品価格 | – |
- テラス囲いだけでなくカーポートや駐輪スペースなど幅広く利用可能
- 雪や風にも強い耐久性
- カラーバリエーションやオプションも豊富
LIXIL(リクシル):サニージュ
洗濯物干しの心強い味方「サニージュ」。
風を取り込む開口で、湿気のこもりにくい快適な空間づくりをサポートしてくれます。
耐風圧強度 | 風速34m/秒相当 |
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耐積雪強度 | 積雪20~100cm相当 |
商品価格 | 697,700円~ ※R型 2間×6尺の場合 |
- 効率良く風を採り込む独自の開口仕様
- 明るさと遮熱を両立させた屋根パネル
- R型の屋根も選択可能
三協アルミ:スーパーテラスGTⅡ
風や雪に強い「スーパーテラスGTⅡ」。
地域や敷地の条件に合わせて、さまざまな仕様で対応可能です。
耐風圧強度 | 風速46m/秒相当 ※テラス仕様(単体)で、全てスチール折板の場合のみ |
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耐積雪強度 | 積雪50~150cm相当 |
商品価格 | 451,400円~ ※テラス仕様[サイズ:2間×6尺]の場合 |
- 強風や大雪から暮らしを守る強度の高さ
- 変形地などさまざまな住宅・敷地に対応できる柔軟性
- 高い耐久性・耐食性
外構にテラスをつける際のよくある質問
コンクリートテラスをおしゃれに仕上げるにはどうしたらいいですか
コンクリートテラスをおしゃれに仕上げる方法としては、コンクリートに砂利や芝生を組み合わせる、デザインコンクリートを使うなどの方法があります。
このほか、ウッドデッキや植栽と組み合わせる、カーブをつけるなど、素材を組み合わせたり形状に特徴をもたせたりすることでデザイン性が上がります。
ただしデザイン性を高くするにはどうしても費用は上がるため、外構業者に相談してみるのがおすすめです。
テラスの施工費用の相場を教えてください
テラスと関連商品を組み合わせた施工費用の相場は以下のとおりです。
内容 | 費用 |
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テラス(土台のみ) | 15万円〜25万円 |
屋根テラス | 20万円〜35万円 |
テラス囲い | 30万円〜50万円 |
サンルームのみ | 50万円〜80万円 |
サンルームと物干し | 55万円〜90万円 |
気密性の高いサンルーム | 100万円〜150万円 |
ただし、ここでご紹介したのはあくまで一例であり、業者によって得意不得意があるため、まずは業者間で比較するのがおすすめです。
ぜひ相見積もりをとってみて、どこに依頼するのがよいか検討してみましょう。
外構に理想のテラスやウッドデッキを設置しよう
テラスやウッドデッキは複数の種類があり、それぞれ雰囲気やメリット、デメリットに違いがありますので、特徴を知ってご家庭に合うものを選ぶのがおすすめです。
もし、ご家庭に合うものがどれか分からない場合や、コストを抑えて上質なものを作りたい場合は外構の専門業者に相見積もりをお願いするのが近道です。
プロの視点で敷地の条件に合ったテラスや関連アイテムを紹介してくれるため、希望に合ったものが見つかりやすくなるでしょう。