荒れた庭をどうにかしたい!手入れを業者に頼む費用は?
「庭が荒れ放題で困っている」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
庭の手入れを依頼できる業者は複数あり、それぞれ費用や強みが異なるため、事前に把握しておきたいところです。
荒れた庭を自分で手入れしようとすると手間がかかるうえ、作業中に怪我をする可能性もあるので、専門的なスキルや業務用の道具を持っている業者への依頼をおすすめします。
今回の記事では、荒れた庭の手入れを業者に頼むときの費用、主な依頼先や費用を安く抑えるポイント、庭を荒れさせたくないときの対策などについて解説します。
なお、庭の手入れを造園業者に依頼する場合、相見積もりをとることで費用を抑えられるようになります。
今すぐ見積もりをとりたい方はこちらからご確認ください。
荒れた庭を業者にきれいにしてもらいたい!費用はいくらかかる?
庭の手入れにかかる費用は、木の本数や処分するものなどによって変動します。
そのため、費用がいくらかかるとは一概に断言できません。
しかし、荒れた庭の手入れを業者に依頼する場合、費用相場はある程度決まっているので、依頼内容から確認することで予算も立てやすくなります。
主な依頼内容は、以下の3つです。
- 雑草の処理
- 木の伐根
- 廃棄物の運搬・処理
それぞれ概要と費用相場を解説します。
雑草の処理
荒れた庭を手入れするにあたり、最も時間・労力を要する作業が雑草の処理です。
庭の広さ・状況にもよりますが、自分で処理しようとすると腰痛などをきたすリスクがあるので、業者に依頼することをおすすめします。
雑草の処理を業者に任せる場合、費用相場は以下の通りです。
▼ 雑草処理の費用相場
作業内容 | 作業面積 | 費用 |
---|---|---|
手作業 | 指定なし | 1,000円~(1㎡あたり) |
機械での作業 | 200㎡未満 | 500円~(1㎡あたり) |
機械での作業 | 200㎡以上 | 200円~(1㎡あたり) |
木の伐採・伐根
高くなり過ぎた木は、早めに剪定しなければなりません。
そのまま放置すると日当たりや風通しが悪くなり、病害虫が発生してしまうリスクも高まります。
剪定には剪定ばさみなどの道具が必要であり、見栄え良く仕上げるなら技術も欠かせないため、業者に任せたほうが安全・確実です。
なお、費用は木の種類と高さによって変動します。
▼ 木の伐採・伐根の費用相場
木の種類 | 費用 |
---|---|
常緑樹 | 1本あたり約2,000円~ |
マツ | 1本あたり約4,000円~ |
落葉樹 | 1本あたり約3,000円~ |
木の種類 | 費用 |
---|---|
3mまで | 1本あたり約3,000円~ |
3m以上5m未満 | 1本あたり約6,000円~ |
5m以上7m未満 | 1本あたり約15,000円~ |
廃棄物の運搬・処理
荒れた庭を手入れした場合、刈り取った雑草や剪定した木の枝をはじめ、思った以上に大量のゴミ(廃棄物)が出てくるでしょう。
ゴミの運搬・処理も含めて業者に任せる場合、処分するものと分量によって費用が変わるので、事前に確認しておくことを推奨します。
▼ ゴミの運搬・処理の費用相場
処分するもの | 費用 |
---|---|
雑草や木の枝 | 約5,000円~(軽トラック1台分) |
石や土 | 約15,000円~(軽トラック1台分) |
荒れた庭の手入れを業者に頼むときの依頼先は4つ
荒れ放題の庭を前にして、いったいどこに作業を依頼すればいいのか迷い、途方に暮れている方も多いのではないでしょうか。
荒れた庭の手入れを依頼できる業者は、以下の4つです。
- 造園業者
- 便利屋さん
- ホームセンター
- シルバー人材センター
費用はもちろん、依頼できる作業内容や対応品質なども依頼先によって変わるため、あらかじめ把握しておきたいところです。
各依頼先の特徴や強みも解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
依頼先①造園業者
造園業者は庭づくりのプロであり、草木の処理や防虫対策に関する専門的な経験・スキルを持っているので、荒れ放題の庭でもきれいにしてくれます。
プロならではの豊富な知識と経験を活かして、どこまで庭を手入れすべきか具体的にアドバイスしてもらえるので、随時相談しながら作業内容を決めることで、納得のいく仕上がりになるでしょう。
また、庭のリニューアルを一緒に頼みたい際も、造園業者がおすすめです。
造園業者なら庭のデザインや地盤整備、施工管理など幅広く対応してくれます。
業者によってはエクステリア・外構工事もまとめて依頼できるため、手間を省ける点もメリットです。
なお、造園業者は4~12月が繁忙期なので、できるだけ早めに予約しましょう。
依頼先②便利屋さん
日常生活のさまざまな作業を代行する便利屋さんですが、庭づくりも例外ではありません。
草刈り・剪定・防草シート加工・ガーデニングなど、一通りの作業を依頼できます。
また、庭の手入れに加えて不用品の回収や部屋の片付けといった作業も依頼できるため、一緒に依頼するのもおすすめです。
ただし、庭の手入れだけ依頼すると、造園業者より費用が高くなる傾向があります。
費用面が気になる場合、造園業者と併せて見積もりをとってみましょう。
依頼先③ホームセンター
多種多様な商品を販売しているホームセンターでは、庭の手入れに関するサービスも提供しています。
最寄りのホームセンターで買い物ついでに依頼できるため、手軽さや利便性が魅力と言えるでしょう。
しかし、他の業者に比べるとホームセンターは費用が高くなりがちです。
また、ホームセンターがその地域に対応できる業者と提携しているかにもよるので、内容次第では断られる可能性もあります。
上記を踏まえると、依頼先の業者を探す手間を省きたい方におすすめです。
依頼先④シルバー人材センター
シルバー人材センターとは、高齢者の社会参加や地域社会の活性化などを目的とする社団法人です。
全国の各市町村単位に置かれていますが、サービスの一環として庭の手入れも依頼できます。
シルバー人材センターは他の業者より比較的費用を抑えやすい傾向がありますが、内容によっては高くなってしまうケースもあるため、あらかじめ注意が必要です。
また、時期によっては予約が取りにくい可能性もあるので、早めに問い合わせることを推奨します。
荒れた庭の手入れにかかる費用を安く抑える4つのポイント
荒れ放題の庭をきれいにしたいものの、手入れにかかる費用はできるだけ安く抑えたいという方も多いでしょう。
しかし、闇雲に業者を探し続けたり、時期を考えずに依頼したりすると、時間とお金を無駄にしてしまう可能性があります。
庭の手入れの業者に依頼するにあたり、費用を抑えるポイントは以下の4つです。
- ゴミの処理を自分でする
- 料金体系が明快な業者選ぶ
- 閑散期を選ぶ
- 相見積もりをとる
各ポイントの概要についても詳しく解説します。
ポイント①ゴミの処理を自分でする
先述した依頼内容の一部を自分ですることで、全体費用を抑えられるようになります。
特にゴミ(廃棄物)の処理は高度なスキルがほぼ必要ないので、業者に任せなくても自分で対応できるでしょう。
自治体によっては剪定枝のリサイクル制度を利用できるため、事前に確認したいところです。
リサイクル制度はほとんど無料で提供されているうえ、ゴミの回収も含めて依頼できます。
その他、業者と相談しながら自分で対応できそうな作業があれば、一緒に検討してみましょう。
ポイント②料金体系が明快な業者選ぶ
料金体系が明快でない業者に依頼した場合、最終的に
一方、料金体系が明快かつ最初に見積もりを作成してくれる業者に依頼すれば、想定以上の出費を抑えることができます。
そのため、業者を探す際は「料金体系・見積もり内容がわかりやすい」という点を重視しましょう。
また、わからない部分があるなら遠慮せず質問し、きちんと回答してくれるかどうかも要チェックです。
ポイント③閑散期を選ぶ
庭の手入れにも繁忙期と閑散期があり、時期によって費用や予約状況が変わってきます。
基本的に植物が成長しやすい時期は繁忙期、逆に植物が成長しにくい時期は閑散期です。
庭の手入れに関しては12月~3月が閑散期なので、依頼時期としては最適と言えるでしょう。
また、閑散期は剪定量も処理するべきゴミの量も少ないため、費用を抑えやすい傾向があります。
ポイント④相見積もりをとる
庭の手入れを業者へ依頼する前に相見積もりをとることで、料金を比較検討できるようになります。
逆に相見積もりをとらなかった場合、その業者の料金が適正かどうか判断できないので、本来の相場より割高で工事を行うことになってしまいます。
また、依頼内容によって料金に差がつくケースもあるため、できるだけ費用を安く抑えたい場合、複数の業者から見積もりをとることが大切です。
外構・エクステリアパートナーズでは、およそ3社の信頼できる造園・エクステリア業者から相見積もりをとることが可能です。
スケジュール調整・価格相談・お断り連絡といった面倒な作業はすべて専門アドバイザーに一任できるので、ほとんど手間がかかりません。
庭の手入れを考えている方は、ぜひ一度お問い合わせください。
もう庭を荒れさせたくないときの対策
業者に荒れた庭をきれいにしてもらうためには、それなりの費用がかかってきます。
お金のみならず貴重な時間も使わなければならないので、可能なら「もう庭を荒れさせたくない」「きれいな状態を維持したい」と思うことは当然です。
今後、庭を荒れさせたくないときの対策としては、以下のような方法が挙げられます。
- 定期的な手入れを依頼する
- コンクリートで舗装する
対策方法の概要やメリットについても解説するので、ぜひご確認ください。
対策①定期的な手入れを依頼する
庭を荒れたままにしておくと、家の見た目が悪くなるうえ、病害虫の被害が起こりやすくなります。
病害虫が住み着くと草木が枯れてしまうだけではなく、住人が刺される・咬まれるといった被害も起こりうるため、定期的な手入れで予防することが大切です。
庭の広さや周辺環境にもよりますが、一般的に年2回、最低でも年1回は業者に頼んで庭を手入れしておくと、庭はそこまで荒れないので、一度にかかる費用も抑えることができます。
対策②コンクリートで舗装する
「実家が空き家になっている」「ライフスタイルが変化して植栽を楽しむより他の目的に時間を使いたい」といった場合、庭をコンクリートで舗装すれば、見た目にも清潔感のある状態を保つことができます。
雑草が生えないので処理の手間を省けるうえ、病害虫の被害が起こったり、隣家に枝葉が落ちたりするといったトラブルを防げる点もメリットです。
コンクリートより費用が安い砂利で舗装する方法もありますが、砂利は定期的な掃除やメンテナンスが欠かせないので、どうしても手間はかかります。
一方、コンクリートは耐久性が高く手間がかからないうえ、車輪がスムーズに移動しやすいため、自転車置き場や駐車場など敷地を有効活用したい場合にもおすすめです。
庭にコンクリートを敷く際の費用相場
庭をコンクリートで舗装する際の費用は、1㎡あたり10,000~15,000円前後になります。
仮に車1台分の駐車場を作る場合、舗装面積は約15㎡なので15万円前後です。
駐車場にしない場合、コンクリート工事にかかる材料費や工事がなくなるため、その分だけ費用も安くなります。
一方、重機が入れない場所で舗装するとなると、追加の人件費などで費用がかさむ可能性もあります。
また、ブロック塀や植木・石垣などの撤去物や土を削る量が多い場合、別途費用がかかるので注意しましょう。
駐車場のコンクリート舗装にかかる費用については下記の記事で詳しく解説しています。
荒れた庭の手入れについてのよくある質問
荒れた庭をDIYできれいにできますか?
DIYでも作業できないことはありませんが、草刈り機・除草剤・剪定ばさみ・脚立といった道具を一通り用意しなければならないので、時間とお金がかかります。
腰痛や熱中症など健康上のリスクもあるため、そちらの対策も必要です。
また、木の剪定や植栽の配置などを行う場合、太陽の当たる向きも考慮しないと枯れてしまったり、庭の利便性が低下したりする恐れがあります。
中途半端になった状態で後から業者に依頼すると、余計な費用がかさんでしまう可能性もあるため、作業をやり遂げる自信がなければDIYは避けたほうが無難です。
さらに、コンクリート舗装で駐車場を作る場合、見た目だけではなく車の重量に耐えられる強度も確保する必要があるので、DIYだと難しくなります。
庭が荒れている家にはどんなデメリットがありますか?
荒れた庭を放置しておくと、単に見た目が悪くなるだけではなく、以下のようなデメリットがあります。
- 家の見た目が悪くなる
- 枝葉や病害虫が落ちることで隣家とのトラブルの原因になる
- 「管理されていない家」と判断され、空き巣やゴミの不法投棄などの犯罪の温床になる
- 害獣が住み着いて家に侵入したり、糞をしたりする
庭の手入れを怠った場合、これらのデメリットから近隣住民にも迷惑がかかりかねないことを認識しておきましょう。
被害が起こるより前に庭を整備することが大切です。
荒れた庭を業者に依頼する際の費用を知り、納得のいく対策を
「自分の敷地だから」と荒れた庭を放置した場合、さまざまなデメリットやリスクが発生します。
そのため、早い段階で業者に手入れを依頼したいところですが、依頼先や依頼内容によって費用は大きく変動するため、事前に費用相場を把握しておくことも大切です。
庭の手入れだけなら、庭づくりのプロである外構・エクステリア業者に依頼することをおすすめします。
複数の業者から相見積もりをとると費用を比較検討しつつ、安く抑えることができるでしょう。