外構の門まわりを彩る門扉・門柱・門塀をおしゃれに安く仕上げる方法
門扉・門柱・門塀からなる外構の門まわりは外から見たときに最も目立つ部分であり、家全体の印象を左右する顔ともいえます。
それぞれの役割を意識しつつ、デザインや素材にこだわっておしゃれに仕上げたいところです。
とはいえ、門まわりにはこだわりつつもできるだけ費用を抑えたいと考えている人も多いでしょう。
そこでこの記事では、門まわりをおしゃれに仕上げるコツとともに、予算を抑える方法を解説します。
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外構の門まわりをおしゃれに仕上げるための3つのポイント
おしゃれな外構にしたいと思っても、初めてのことでどこから考えたらいいかわからないという人も多いでしょう。
門まわりを見栄えよく仕上げるポイントは、以下の3つです。
- 統一感のあるコーディネートにする
- 素材使いを楽しむ
- 立体感をもたせる
それぞれのポイントについてくわしく解説します。
ポイント1.統一感のあるコーディネートにする
外構の門まわりをおしゃれにするには、建物はもちろん街並みとも調和するコーディネートにすることがポイントです。
好みだけでなく、街並みや建物のコンセプトから外れないテイストやカラーを考えましょう。
たとえば明るく開けた印象の街並みなら、重厚な印象のあるクローズ外構ではなく開放的なオープン外構のほうが周囲に自然に馴染みます。
カラーは、建物の外観も含めてあまり多くの色を使わないことがポイントです。
何色かに絞り、統一感のある色使いをするとまとまりが出て洗練された印象になります。
ポイント2.素材使いを楽しむ
門まわりのデザインを考える際には、素材にもこだわるとおしゃれに仕上がります。
一つの素材だけでなく、コンクリートの塗り壁にタイルを合わせるなど2種類の素材を組み合わせることによって、個性を演出することもできます。
植栽も門まわりには効果的に取り入れたいところです。
明るくナチュラルな印象になりますし、圧迫感を出すことなく目隠しができます。
ポイント3.立体感をもたせる
効果的に立体感を演出することも、センスや高級感のあるおしゃれな門まわりのポイントです。
門柱よりも奥にフェンスを設置したり、段差を作ったりすることで立体感を出すこともできるでしょう。
他にも、アプローチに石を貼って川のような流れをつくり、奥行きを出すこともできます。
家のデザインに合った方法を探してみてください。
門まわりの外構を安く仕上げる方法
門まわりは家の印象を左右する重要な部分ですが、できるだけ安く仕上げたいという人も多いでしょう。
門まわりの外構を安く仕上げる方法は、次のとおりです。
- 専門業者に依頼する
- 相見積もりを取る
具体的な方法や、なぜこの方法で費用を抑えられるのか解説します。
専門業者に依頼する
門まわりの外構は、専門業者に依頼すると費用を抑えられます。
多くの場合、ハウスメーカーや工務店も外構は専門業者に依頼しています。
ハウスメーカーや工務店を仲介して専門業者に依頼する形になるため、中間マージンが発生し、費用がかさんでしまうのです。
門まわりの外構を直接専門業者に依頼すれば、中間マージンが発生しない分、費用を抑えられます。
余った予算で門柱などのデザインにこだわったり、門扉のグレードを上げたりすることもできるでしょう。
相見積もりを取る
門まわりの外構を依頼する専門業者を探す際には、相見積もりを取ることもポイントです。
専門業者といっても得意な工事・不得意な工事があるため、同じ依頼内容でも費用が変わることがあるのです。
どのような門まわりの外構工事を望むのか整理して、その工事を得意とする専門業者を複数ピックアップしてみましょう。
実績のある専門業者なら知識やアイディアも豊富なため、さらに良い門まわりのデザインを提案してもらえることもあります。
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門まわりは3種類 | 工事費込みの価格も解説
門まわりの外構には、主に門扉、門柱、門塀があります。
工事費込みの価格は次のとおりです。
◼︎ 門まわりの外構工事費用
門まわりの外構の種類 | 価 格 |
---|---|
門 扉 | 10万~40万円 |
門 柱 | 10万~30万円 |
門 塀 | 15万~50万円 |
それぞれの役割や費用、人気商品を紹介します。
①門扉
門扉は、塀やフェンスに囲われたクローズド外構・セミクローズド外構の入口部分にあたるものです。
家を出入りする人が必ず通過する部分なので、家の顔ともいえるでしょう。
門扉があると外部から敷地への侵入を防げるため、玄関先の自転車の盗難防止、防犯対策になります。
目隠し効果や子どもの飛び出し防止効果もあります。
門扉の人気商品の1つとして、LIXILの「開き門扉AB」が挙げられます。
バリエーション豊富な色・素材・デザイン、自動で閉まるオートクローザー、高い防犯性がありながらもさまざまな状況で簡単に施解錠できるエントリーシステムが特徴です。
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②門柱
門柱は、門扉を支える2本の柱のことです。
オープン外構の場合は、門扉をつけずに門柱単独で用いられます。
門柱には外構の見栄えを良くしたり敷地の外と中の境界を示したりする役割があり、ポストなどを付けて機能性をもたせることも可能です。
インターフォンや門灯を取り付けるとそれぞれ追加で1万2,000円程度かかり、電気工事が必要な場合なら総額で30万~40万円ほどになることもあるでしょう。
門柱の人気商品としては、以下のものがあります。
LIXIL | 機能門柱FW
LIXILの「機能門柱FW」は、柱セット・ポスト・サインのシンプルな組み合せが特徴。機能門柱です。
高級感のある木目調で、玄関ドアやフェンスなどとコーディネートできます。
三協アルミ | 機能ポール エスポⅡ
三協アルミの「機能ポール エスポⅡ」は、スリムなポール状の門柱に表札やポスト、照明を取り付けられる門柱です。アイテムのカラー配色も自在にできます。
YKK AP | ルシアス ポストユニット
YKK APの「ルシアス ポストユニット」は、表札、インターン、ポストのほかに、宅配ボックスも取り付け可能。門まわりに個性と機能性をプラスします。
③門塀
門塀は門まわりの壁部分を指します。
門塀には敷地の境界を示したり目隠しになったりする役割があり、ポスト・表札・インターフォンの設置場所にもなります。
大きめの門柱との違いはあいまいで、同じようなものと考えることもできるでしょう。
サイズに幅があるため、何の素材を使うか、既製品かオーダーメイドかによって費用は大きく変わってきます。
門塀の人気商品には以下のものがあります。
Takasho | セラ レバンテ
Takashoの「セラ レバンテ」は、タイルを用いた洗練されたデザインが特徴。玄関まわりの目隠しに最適です。
YKKAP | ルシアス ウォール
YKKAPの「ルシアス ウォール」は、表札、インターホン、ポストの基本アイテムを備えた幅広タイプの門塀です。重厚感のあるデザインと機能性が魅力です。
門扉の3つのタイプ
ここからは、門まわりの外構の種類や素材、選び方を解説します。
まずは門扉の種類です。
門扉には以下の3つのタイプがあります。
- 両開き
- 片開き
- 引き戸
それぞれの特徴を見ていきましょう。
1.両開き
両開きの門扉には、道路側から家側に向かって開くタイプと道路側に向かって開くタイプがあります。
道路側に開くタイプは開いたときに通行人と接触しないよう注意が必要です。
両開き扉は左右同じ大きさになっていることが多いですが、大きさの違う扉を組み合わせた親子門扉もあります。
通常は大きい親扉だけを使い、大きな荷物を運ぶときなどに子扉も開きます。
親子扉は、「間口は狭いけれど両開きの門扉にしたい」という場合におすすめです。
2.片開き
片開きの門扉は、ドアが1枚のみのタイプです。
ドアの枚数が少ないため、本体価格も工事費用も抑えやすい点が特徴です。
狭い場所にも設置できることから、勝手口付近の門扉としてもよく使われます。
また、セミオープン外構の場合は駐車スペースや庭が塀やフェンスで区切られていて、門扉が複数箇所に必要なケースもあるでしょう。
片開きの門扉はリーズナブルなので、こうした場合にも使われます。
3.引き戸
引き戸タイプの門扉は、奥行きが十分に取れない場合にも設置できる点が特徴です。
扉を開けたまま保てるため、門の外と中とを複数回往復して荷物を出し入れする場合に便利です。
車椅子の方がいる場合は、ノンレールタイプのものがおすすめです。
引き戸タイプの門扉は開けたときに扉が人にぶつかるリスクもないため、勢いよく扉を開けがちな子どもがいるご家庭でも安心して使えます。
門扉の素材
門扉は、デザインだけでなく素材によっても異なる雰囲気を演出できます。
門扉に使われる素材には、主に以下の3つがあります。
- アルミ形材
- アルミ鋳材
- 樹脂
それぞれの特徴を見ていきましょう
アルミ形材
アルミ形材は、溶かしたアルミ材を押出加工して作られたものです。
安価で軽い点が特徴です。
サビや腐食に強く耐久性もあるため長持ちしやすく、雨風にさらされる門扉にもぴったりの素材といえます。
アルミ形材の門扉には表面をラミネート加工してウッド調にアレンジしたものや縦格子、横格子、枡格子のものなどがあり、デザインのバリエーションが豊富です。
いずれにしても基本的には直線的でシンプルな印象のものが多いため、どのような建物にも馴染みやすいでしょう。
アルミ鋳物
アルミ鋳物は、アルミを溶かして型に流し込んで作ったものです。
アルミ形材と同じく腐食に強く耐久性があるうえ、重厚なデザインにより高級感がある点も特徴です。
曲線的なデザインにもできるため、優美な印象も演出できます。
重厚感とデザイン性のある洋風な建物によく合うでしょう。
ただし、線の細いデザインが多いため目隠し効果は低くなります。
価格もアルミ形材に比べると高価な傾向にあります。
樹脂
樹脂は、ポリエチレンなどの樹脂材を使った素材です。
天然木材のような印象で風合いがある一方、変色やささくれが生じにくく、水にも強いため雨風や日光にさらされやすい門扉にも安心して使用できます。
どのようなテイストの建物にも似合いやすいですが、特に洋風の建物によく似合います。
ただし、アルミ素材に比べると価格が高い傾向にある点には注意してください。
門柱・門塀の素材
門柱・門塀には、以下の3つの素材が使われることが多いです。
- 石貼り
- レンガ
- タイル
門柱・門塀のすべてを上記の素材にしても良いですが、塗り壁にしてアクセントとして上記の素材を使うのもおしゃれです。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
石貼り
石貼りでは、凹凸のある石や色むらのある石を複数貼ります。
門柱や門塀を石貼りにすると、建物の外壁がシンプルな塗り壁であっても重厚感・高級感が出て趣や個性のある印象になります。
用いる石の色をグレーなど落ち着いた系統にまとめればシックな雰囲気に、オレンジなど明るい系統でまとめれば可愛らしい雰囲気になるでしょう。
門柱や門塀全体を石貼りにすると主張が強くなりすぎるという場合は、一部を石貼りにするのもおすすめです。
レンガ
レンガは、洋風の家の門柱・門扉におすすめの素材です。
赤やオレンジなど暖色系のレンガなら暖かみのあるナチュラルな雰囲気に、黒やダークブラウンなどのレンガなら落ち着いた雰囲気になります。
線が細いアルミ鋳物の門扉と組み合わせたり、門まわりの地面もレンガにしたりすると、統一感が出てより重厚感・高級感が増します。
植栽との相性も良いので、レンガの門柱・門塀の周りに木や花をを植えるとより一層おしゃれな印象になるでしょう。
タイル
塗り壁の門柱・門塀の一部にタイルを取り入れるのもおすすめです。
特にポストや表札がつく部分にタイルを用いると門柱・門塀に馴染みやすくなりますし、アクセントになりおしゃれな印象も演出できます。
タイルは色や大きさの種類が豊富なため、デザイン性が高く個性も出しやすいです。
大きめのタイルであれば門柱や門塀全体に貼るのもおすすめです。
モダンでシャープな印象になり、洋風の建物はもちろん和風の建物にも似合うでしょう。
外構の門まわりでよくある質問
門塀や門柱をおしゃれに仕上げるコツを教えてください。
門塀や門柱をおしゃれに仕上げるには、異素材を組み合わせたり、表札・ポストや門灯をアレンジしたりすることがおすすめです。
たとえば門塀全体をレンガにするのもおしゃれですが、塗り壁の一部にレンガを取り入れると個性が出ます。
建物とも調和しやすくなり、おしゃれな印象に仕上がります。
他にも門塀・門柱に穴を開けた「スリット」を入れたり、一部を凹ませて奥行きをもたせる「ニッチ」をつけたりすると、遊び心のあるデザインになるためおすすめです。
照明デザインや植栽など門塀・門柱の周囲にこだわるのもポイントです。
特に照明デザインは、夜の暗い時間帯の見え方を意識して考えてみると良いでしょう。
門まわりに宅配ボックスを用意するときはどんなデザインにすればいい?
新築やリフォームのタイミングで門まわりに宅配ボックスを用意するなら、門塀への埋め込みタイプや門柱タイプを選ぶとすっきりとまとまりのある印象になります。
門塀や門柱の前から荷物を入れて後ろから取り出すデザインなら、外側から見たときに宅配ボックスが悪目立ちせず建物全体に自然に馴染みます。
宅配ボックスをあとづけする場合は、据え置き型を選ぶことになるでしょう。
建物の外壁のデザインや植栽に馴染むデザインを選ぶことがおすすめです。
門まわりでおすすめのフェンスの使い方を教えてください。
フェンスは、圧迫感を軽減し、風や光を通しながら程よく目隠しできるセミクローズド外構の門まわりとして使うことがおすすめです。
門周りを考える際、「門塀で完全に外と中を遮りたくはないけれど、まったく塀がなかったり低すぎる塀だったりするのは防犯的にもプライバシー的にも不安」という場合もあるでしょう。
フェンスはこのような場合に効果的に使えます。
塀の代わりに隙間のあるルーバータイプの木目調の樹脂フェンスを使うと、圧迫感を抑えつつ、ナチュラルな雰囲気に仕上がります。
門まわりにこだわってお気に入りの外構づくりを
門まわりは家族だけでなく、来訪者にも注目されやすい部分であり、外構の中でももっともこだわりたい部分です。
家の建物だけでなく門まわりにまでこだわると、全体の統一感や高級感が増し満足度が上がります。
門まわりにこだわりつつも費用は抑えたいという場合には、複数の専門業者に見積もりを取ってみてください。
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