旗竿地の外構をおしゃれにする5つのコツ 工事費用を安く抑えるには
旗竿地の外構をおしゃれにするのは下記の5つの点を意識しましょう。
- ①アプローチにレンガや自然石を使う
- ②アプローチに植栽を入れる
- ③駐車場にカーポートを設置する
- ④門扉や門柱にこだわる
- ⑤ポストやフェンスにこだわる
ただ、旗竿地の外構は業者の選び方でも、費用やデザインまで違ってきてしまいますので注意が必要です。
旗竿地の外構工事を検討している場合、下記の3つの点を押さえてください。
- 複数社から見積を取ってしっかり比較検討する
- 自社施工業者に依頼する
- 外構一式工事が得意な業者に工事を依頼する
この記事では、旗竿地の外構をおしゃれで機能的に仕上げるコツ、外構の種類と費用相場、注意点を解説します。
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旗竿地の外構をおしゃれで機能的に仕上げる5つのコツ
旗竿地の外観をおしゃれで機能的に仕上げるには以下の5つのコツがあります。
- ①アプローチにレンガや自然石を使う
- ②アプローチに植栽を入れる
- ③駐車場にカーポートを設置する
- ④門扉や門柱にこだわる
- ⑤ポストやフェンスにこだわる
それぞれの外観プランの特徴やメリットを知り、自分にはどのプランが合うのか考えてみましょう。
①アプローチにレンガや自然石を使う
旗竿地は特殊な形状をしており、普通の土地と比べると外観デザインのプランが限定されてしまいます。
旗竿地の外観がどこも似たような雰囲気になりがちなのもこのためです。
特に、道路から玄関まで続く路地状部分は土地の幅が狭く、用途が限定されやすくなります。
旗竿地の外観をおしゃれに仕上げるためには、路地状部分をどう活かすかがポイントになります。
たとえば、レンガやタイルを取り入れるとモダンな印象に仕上がります。
大小さまざまな自然石張りのアプローチにすると高級感が引き立ち、表情豊かな外観が完成します。
レンガや自然石は車が乗り入れる場所にも使用できるため、アプローチを駐車場として利用している方にもおすすめです。
②アプローチに植栽を入れる
路地状部分を一面コンクリートで舗装すると、無機質で重たい印象に見えてしまうこともあるでしょう。
植栽をプラスすれば無機質な中に彩りが生まれ、季節を感じられるアプローチに仕上がります。
家の雰囲気に合わせて緑や黄色、赤などさまざまな色の植物を組み合わせればより華やかな印象になり、アプローチを歩く時間が楽しくなるでしょう。
③駐車場にカーポートを設置する
旗竿地は道路から玄関までの通路が細長いため、「家にたどり着くまで長く感じる」「雨や雪の日には不便」と感じてしまう方もいます。
路地状部分にカーポートを設置することで、長い通路部分を有効活用できます。
路地状部分を屋根で覆ってしまえば、雨に濡れることなく玄関まで移動でき、車の荷物を出し入れするときも安心です。
自転車を屋外に停めて保管したい方にもおすすめの外構プランです。
後方支持のカーポートは後部にしか柱部分がないため、旗竿地に適しています。
④門扉や門柱にこだわる
「家の顔」ともいえる門扉や門柱にこだわるのも、おしゃれな外構に仕上げるコツです。
門扉や門柱は道路に面する場所にあるため、家の第一印象を左右すると言っても過言ではありません。
実は旗竿地は開口幅が狭いため、門扉の設置費用を安く抑えやすいというメリットがあります。
門扉を設置することで、防犯性の向上にもつながります。
⑤ポストやフェンスにこだわる
アプローチに格子フェンスを設置すれば外観のアクセントになるだけでなく、外から玄関が丸見えになるのを防いでくれます。
隙間のある格子フェンスは狭い場所に置いても圧迫感がなく、風通しにも影響しません。
建物に合わせてフェンスの色やデザインを選ぶと、統一感のある外観に仕上がります。
フェンスにポストを付ければ玄関まで人が入ってくるのを防げるので、防犯対策にもなります。
ただし、家からポストまでに距離があるため、鍵付きのポストにするなど盗難対策は行うようにしましょう。
旗竿地の外構工事費用の目安
旗竿地の外構工事にかかる費用は「材料費」「施工費」を合算した金額になります。
種類と費用相場をまとめると次の通りです。
外構工事の種類 | 費用相場 |
---|---|
アプローチの舗装(芝生、コンクリート等) | 2,000円~1万円/1㎡ |
アプローチの植栽 | 10~15万円 |
カーポート | 20~40万円/1台分 |
門扉、門柱 | 15~30万円 |
フェンス | 15,000円~/1m |
費用や見た目だけでなく用途や目的、お手入れの手間も考慮して選ぶことが重要です。それぞれの外構について詳しく解説していきます。
アプローチの舗装費用は2000円/1㎡~
アプローチの舗装費用を安く抑えたい場合には、芝生や砂利がおすすめです。
芝生は1㎡あたり2,000円〜、砂利は3,000円〜と外構費用も手頃です。
メンテナンスの手間を省きたいなら、アスファルトやコンクリート、波形や色つきのコンクリートブロックを組み合わせるインターロッキングという選択肢もあります。
アスファルトで5,000円〜、コンクリート、インターロッキングは1万円〜が目安です。
素材ごとに特徴や魅力があるため、部分的にインターロッキングを取り入れるなど、メンテナンスとデザインのバランスをみて選ぶとよいでしょう。
アプローチの植栽費用は10~15万円
アプローチに植栽をプラスするための外構工事費は、10〜15万円程度が目安です。
乾燥地帯の植物で統一したドライガーデンはメンテナンスがしやすく、忙しい方にもおすすめです。
家の外観をおしゃれに演出するだけでなく、四季を感じられる楽しみも増えます。
成長を楽しめるシンボルツリーを植えれば、自宅への愛着が増し、見た目にもグレードアップするでしょう。
カーポートの設置費用は1台分20~40万円
カーポートの設置費用は1台分で約20〜40万円が目安です。
旗竿地におすすめなカーポートは「縦連棟」「後方支持」「両支持」の3タイプです。
縦連棟は縦に2台分駐車したい方に向いており、12mほどの長さを屋根で覆うことができます。
後方支持は左右の柱がなく、車の乗降・出入れをスムーズにできます。
両支持は両側に柱のあるタイプで、強度を重視する方におすすめです。
ただし路地の幅が3m以下の場合、カーポートの屋根をつたって雨や雪が隣家の敷地に流れ落ちる可能性もあります。隣地境界線を確認してから設置しましょう。
門扉や門柱は15~30万円
門扉、門塀、ポスト、表札などをまとめての設置費用は、15〜30万円程度が目安です。
ただし、素材のグレードによって費用は異なります。
たとえば、植栽の緑と調和するウッド系素材で門まわりをコーディネートしたいのであれば、天然木ではなく木目調デザインの樹脂系素材を選ぶのがおすすめです。
見た目も天然木とほぼ変わらず、費用も安く抑えられ、メンテナンスの手間も省けます。
フェンスの設置費用は15,000円/1m~
フェンスの設置費用は工事費込みで、1mあたり約15,000〜35,000円です。
内訳は、本体価格5,000〜60,000円、工事価格7,000〜30,000円。
ブロック塀やコンクリート壁の上に後付けでフェンスを設置する場合は、5〜10万円程度の外観工事費用が必要です。
外構工事費用は依頼する業者によっても価格差が生じます。
納得のいく外構を仕上げるためには素材選びだけではなく、業者選びも重要なポイントです。
旗竿地の外構工事費用を安く抑えるには
旗竿地は路地状部分が長いため、一般的な整形地と比べて外構工事費用が高くなりがちです。
旗竿地の外構工事費を安く抑えたいのであれば、旗竿地の外構工事を多く請け負った実績のある専門業者に依頼をするのがおすすめです。
旗竿地の特殊な形状を活かした外構を行えるだけでなく、適切なプランを提案してもらえます。
外構工事を依頼する際は、同じ条件で複数社に見積もりを取ることもポイントです。
見積もりを比較検討し、自分にとって最適な会社を選びましょう。
旗竿地の3つのメリット
旗竿地のメリットは、以下の3つが挙げられます。
- メリット①庭のプライバシーを守れる
- メリット②家の間取りを決めやすい
- メリット③土地の価格が安い
それぞれについて詳しく解説します。
メリット①庭のプライバシーを守れる
旗竿地の一つ目のメリットは、奥まった場所に住まいの敷地を設けるため、プライバシーを確保できることです。
旗竿地は道路に面する敷地が狭いため、家の中が丸見えになることがありません。
路地状部分に車を駐車すれば、外からの視線をカットでき、より防犯対策が向上します。
庭やウッドデッキで、人目を気にせずバーベキューをしたり、子どもと一緒にプールで遊んだりすることもできます。
道路から離れた場所に住まいを設けるため、道路を走る車の音や通行人の声が届きにくく、静かな空間でリラックスした生活を送れるでしょう。
家族との時間を思う存分楽しみたい方、休日に自宅でのんびりお茶や読書を楽しみたい方にもおすすめです。
メリット②家の間取りを決めやすい
2つ目のメリットは、家の間取りを決めやすいことです。
家を建てる際、駐車場スペースの確保に頭を悩ませる方は少なくありません。
その点、旗竿地は路地状部分に駐車場を設けるのが一般的です。
車スペースをわざわざ確保しなくてもよいため、間取りを決めやすいのです。
旗竿地の間口は狭くても、奥に広い敷地が確保されている土地もあります。
路地状部分に長さがあるため、車を2台以上所有していても縦列駐車できるなど、土地の活用次第によってさまざまなメリットが得られます。
メリット③土地の価格が安い
旗竿地のメリット3つ目は、土地の購入価格を安く抑えられることです。
都市部など人気のエリアに家を建てたいけれど、予算の都合で諦めなければならないこともあるでしょう。
その場合、旗竿地を選択肢に加えれば、通常の土地より安く購入できます。
旗竿地は、建物を建てる際に制約が生まれやすいといった理由から、土地の価格が相場よりも安く設定されているケースが多くなります。
土地代の浮いた費用を建物や外構に回せるなど、新しい選択肢も得られます。
旗竿地の3つのデメリット
旗竿地にはメリットがある一方、以下のようなデメリットもあります。
- デメリット①採光と通風の確保に工夫が必要
- デメリット②土地の有効活用が難しい場合がある
- デメリット③外構工事費がかさむ場合がある
それぞれ詳しく解説していきます。
デメリット①採光と通風の確保に工夫が必要
旗竿地の多くは、もともと一つだった広い土地を分割して販売されています。
そのため、近隣との距離が近い場合には、光や風をどう取り入れるかの工夫が必要となります。
その対策として、居住空間のメインとなるリビングを2階に設けることで、採光性や風通しが良くなります。
隣家からの視線や生活音も気にならなくなるでしょう。光や風を上手に取り入れるには、家の「窓」も重要です。
周辺環境や隣家を考慮し、家の窓の位置を決める必要があります。
デメリット②土地の有効活用が難しい場合がある
旗竿地は路地状部分を駐車場として活用できる一方、車を所有しない人にとっては無駄なスペースになってしまうこともあるでしょう。
都市部では車を持たない人も多いため、路地状部分をどう活用するかで利便性が大きく左右されます。
路地を駐輪スペースにしたり、季節を感じさせる植栽で魅力的なアプローチにしたりなど、ライフスタイルに合わせて工夫をしましょう。
デメリット③外構工事費がかさむ場合がある
旗竿地の路地状部分が長いと、それだけ設置する塀の長さが必要になり、外構費用がかさむ場合があります。
敷地面積が広くなる分、コンクリートで舗装するだけでもコストがかかります。
路地状部分が狭ければ、重機が中まで入ることができず、職人の手作業が増えることで、工事費用が高くなることもあるでしょう。
旗竿地の土地を有効活用しながら適切な価格で外構工事を行うには、専門業者に見積もりを依頼し、自分に合った業者を見つけることが大切です。
旗竿地の外構を作る際の注意点
旗竿地の外構をおしゃれな仕上がりにするには、適切なプランで余分なコストをカットすることがポイントです。
また、以下の点にも注意する必要があります。
照明をつけるなどの防犯対策を行う
旗竿地は道路から奥まった場所にあり、死角が生まれやすいため、防犯対策の配慮は欠かせません。
通路部分にフェンスや門扉を設ける場合には隙間があるタイプを選び、視認性を確保しましょう。
特に夜間は死角が生まれやすいため、センサーライトを設置するなどして防犯面に気を配ることが大切です。
地面に埋め込むグラウンドライトは設置も簡単にでき、足元を照らしてくれるので安全性を確保できます。
コンセントの無い場所には、夜間に自動で点灯するソーラーライトがおすすめです。
日当たりやインフラの整備状況を確認する
旗竿地は四方を建物で囲まれていることが多く、近隣との距離が近いと日当たりも悪くなってしまいます。
そのため、土地を探す段階で日当たりをよく確認してから検討することが重要です。
また、新規開拓された旗竿地は、電線や水道管の引き込みが敷地内にされてないケースもあります。
その場合、自費で業者に工事を依頼することになるため、設備の配管状況をしっかりと確認してから土地を決めましょう。
旗竿地の外構についてのよくある質問
ポストやインターホンはどこに設置すると良いでしょうか?
配達員など人が敷地の中まで入ってくるのが気になる方は、道路に面した敷地入口にポストやインターホンを設置するのがおすすめです。
荷物の受け取りや郵便物を取りに行く手間はありますが、プライバシーは保護されます。
ただしポストを敷地入口に設置する場合、鍵付きにするなど盗難対策には気をつけましょう。
また、表札は敷地入口に配置しないと、訪ねてきた人が家の場所を探しにくくなるので注意が必要です。
旗竿地の外構工事は専門家の意見を取り入れて行うこと
旗竿地は、土地代を抑えつつ静かな住環境で暮らせるなどのメリットがあります。
ただし日当たりや風通りを確保するのがやや難しく、路地状部分をうまく活用するための工夫も必要です。
外構工事費が思ったよりも高くなる場合があるため、気になる方は専門業者に相見積もりを取り、相談してみることをおすすめします。
専門家のアドバイスのもと、適切な外観プランを立てることで、旗竿地のデメリットを補いながら快適な住まいを実現できます。