南向き道路の外構|目隠しは必要?日当たりは気になる?
南向き道路の外構には、目隠しが必要です。
南向き道路は日当たりが良いメリットがある一方で、人目が気になりやすいデメリットがあります。
目隠しできる外構にしなければ、通行人から見られないようにするために、カーテンを閉めたまま過ごす事になってしまいます。
プライバシーを守りながらも室内の採光を確保できる南向き道路の外構をしたいなら下記3つの点を必ず押さえておいてください。
- 複数社から見積を取ってしっかり比較検討する
- 自社施工業者に依頼する
- 新築外構のデザイン提案や施工が得意な会社に依頼する
庭全体のデザインが必要になる関係上、イメージ図の提案ができる外構業者に依頼できると安心です。
この記事では南道路の外構の特徴や外構で後悔しないためのポイント、おすすめの目隠しフェンスなどを紹介します。
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南道路の外構の特徴
南道路には、以下の3つの特徴があります。
- 日当たりが良い
- バルコニーを設置しやすい
- プライバシーを守るための配慮が必要
外構プランを考える際は、南道路の特徴を活かして満足のいく外構・庭に仕上げましょう。
特徴1.日当たりが良い
家の日当たりを考える際に、方角で最も安定して採光を確保できるのが南道路のある住宅です。
家の南側が道路になっていると、隣家やマンションなどによって日差しが遮られないため、家の中に日光がたっぷりと差し込みます。
日中は照明を利用しなくても明るく、光熱費の節約ができるでしょう。
ベランダや庭を南側に配置すると、洗濯物が乾きやすい点もメリットです。
特徴2.庭・バルコニーを設置しやすい
南向きの面に大きな窓を設置したり、バルコニーや庭を設けたりすると、明るく開放的な空間を作れます。
南側が道路に面した住宅は、お子様のいるご家庭やアウトドアを楽しみたい方にもおすすめです。
日当たりが良いため、家の前に植物や寄せ植えを置きたい場合は、育ちやすいメリットがあります。
お客様や通行人からよく見える場所に緑が加わると、おしゃれ度がアップするでしょう。
人工的な光に頼りすぎず、自然光が降り注ぐ開放的な空間は、多くの方の憧れでもあります。
特徴3.プライバシーを守るための配慮が必要
南側が道路に面していると日当たりが良いため、窓を大きくしたくなりますが、そうするとプライバシー面が気になります。
窓が大きいと家の前を行き来する通行人から室内が丸見えになってしまうため、結果としてカーテンを閉めたまま過ごさなければならない失敗事例も少なくありません。
必要に応じて目隠し用のフェンスや植栽を設置するなど、プライバシーを守るための工夫も必要です。
南向き道路で後悔しないためのポイントは?
南向き道路の住宅の外構工事で後悔しないためのポイントは、以下の3つです。
- プライバシー対策を意識する
- オープン外構でも気にならない立地を選ぶ
- 駐車スペースを考慮した土地を選ぶ
失敗しないためにも、外構プランを考える前に確認していきましょう。
プライバシー対策を意識する
南側が道路に面した住宅は日当たりが良いのがメリットですが、室内が丸見えになるリスクがあるためプライバシー面が懸念されます。
家の中が丸見えになる恐れがあるため、レースカーテンを付けたり、目隠しフェンスや植栽を設置したりして、家の中が見えないように工夫しましょう。
特にレースカーテンの中でもミラーレースカーテンは透けにくいため、カーテンを開けたままでも家の中が丸見えになりません。
南道路でも、採光とプライバシーのどちらも確保できるのがメリットです。
オープン外構でも気にならない立地を選ぶ
家の中はレースカーテンを活用して対策できましたが、家の前の庭は南道路から丸見えです。
特に子どもがプールで遊んでいるときや庭でBBQをするときなどは、プライバシーに配慮する必要があります。
庭で過ごしていても通行人から丸見えにならないためには、フェンスや塀を設置して対策することが大切です。
ただし、なかには南道路でオープン外構にしてもプライバシー面が全く問題ない土地も存在するため、人目が気になる方は探してみると良いでしょう。
駐車スペースを考慮した土地を選ぶ
南道路の土地の場合は、建物の南側に駐車スペースを作るケースが多くなります。
しかし、南側に駐車スペースを設けてカーポートを設置すると、窓からの景色が遮られたり、日当たりが悪くなったりする点がデメリットです。
南道路で駐車スペースを設けても日当たりが悪くならないようにするには、駐車スペースを建物の横に設置したり、間口の広い土地を選んだりしなければいけません。
建物と駐車スペースを配慮してうまく配置すれば、デメリットは解消されます。
南向き道路で外構工事をする際のポイント
南向き道路に面した住宅の外構工事をする際のポイントは、以下の2つです。
- 目隠しフェンスを取り入れる
- 日当たりをどれくらい重視するか決める
外構工事をする場合は2つのポイントを意識しながらどんな外構にするのかを決めましょう。
ポイント1.目隠しフェンスを取り入れる
先述したように、南向き道路に面した住宅は、日当たりの加減やプライバシー保護の目的として、目隠しフェンスがあるとより良いです。
目隠しフェンスはさまざまなデザインや形状の商品が販売されており、目隠しの役割だけでなく、庭をおしゃれに演出するアイテムにもなります。
南側が道路でそのままでは人目が気になってカーテンを開けて過ごしにくい場合でも、目隠しフェンスを設置すると、人目を気にせずに室内に明かりをたっぷりと取り入れられるようになるでしょう。
ただし、目隠しフェンスは決して安くない商品です。
費用を抑えつつ、おしゃれにプライバシーを確保したい場合は、リビングや窓の前だけに絞って使うことをおすすめします。
ポイント2.日当たりをどれくらい重視するか決める
先ほども述べましたが、目隠しフェンスはおしゃれな分、値段が高いので日当たりをどれぐらい重視するのかを事前に決めておくことがポイントです。
- 隠したい場所は具体的にどこなのか
- どのくらいの範囲を隠したいのか
- どこからの人目が気になるのか
上記3点を考えておきましょう。
リビング前のみ、それとも庭全体を隠したいのかを設置する場所を明確にし、範囲を具体的に把握する事が大切です。
また、南側の道路や隣家など、どこから人目を隠したいのかも考えておきたいポイントです。
このように事前に明確にすると、目隠しフェンスの長さや高さを無駄に大きくするのを防ぎ、費用を最小限に抑えられます。
目隠しフェンスのおすすめ商品例
目隠しフェンスの重要性がわかったところで、次は目隠しフェンスのおすすめ商品をご紹介します。
さまざまなデザインのフェンスがあるので、好みのデザインのフェンスや予算内で設置できるフェンスを探してみてください。
三協アルミ|シャトレナ
三協アルミのシャトレナⅡは、高級感のあるデザインが特徴の目隠しフェンスです。
シャトレナⅡはデザインとサイズが豊富で、6つのラインナップがあります。
なかでもルーバータイプは、たて桟を敷地内側に設置すると道路側から見えず、連続した美しいデザインが魅力です。
高級感のあるデザインでありながら、耐風圧強度風速36m/秒相当を標準装備した高強度商品でもあります。
シャトレナⅡは、ワンランク上の木目調の目隠しフェンスを探している方や完全な目隠しフェンスを探している方におすすめです。
メーカー | 三協アルミ |
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商品名 | シャトレナⅡ |
価格 | 1スパン (2m) 33,200円~ |
サイズ | 2,000×600〜2,000×1,200mm |
公式サイト | https://alumi.st-grp.co.jp/products/gate/fence_alumi/syatorena2/ |
LIXIL|フェンスAB YT1型 採光パネル
LIXILのフェンスAB YT1型は採光パネルを使用したフェンスです。
木目調フェンスやアルミフェンスのように光を遮らないため、フェンスの範囲が大きくなっても室内の採光を確保できます。
本体部分のカラーバリエーションが豊富でオータムブラウンやシャイングレー、ホワイト、ブラック、ナチュラルシルバーFの5色から選択できるため、どんな外観の住宅にも似合うでしょう。
フェンスAB YT1型は目隠しフェンスを設置したい範囲が広い方や室内の明るさを十分に確保したい方におすすめです。
メーカー | LIXIL |
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商品名 | フェンスAB YT1型(採光パネル) |
価格 | 本体1枚あたり43,700円〜 |
サイズ | 2,000×600〜2,000×1,200mm |
公式サイト | https://www.lixil.co.jp/lineup/gate_fence/fence_ab/ |
YKKAP|ルシアススクリーン
YKKAPのルシアススクリーンは、用途に応じて選べる5種類の格子でデザインされたフェンスです。
5種類ある中でも、横板格子はボリュームと高級感があって、玄関前を目隠ししたいときに最適な製品です。
また、台形格子は台形の2辺を利用したリーバシブル可能なフェンスで、見付30の面を外側にすると高い目隠し効果を発揮します。
家の外観のアクセントにも効果的な目隠しフェンスです。
ルシアススクリーンは目隠しフェンスを家のアクセントとして取り入れたい方や目隠しフェンスにポストを取り付けたい方におすすめです。
メーカー | YKKAP |
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商品名 | ルシアススクリーン |
価格 | 68,700円〜/㎡ |
格子1本あたりのサイズ | 台形格子:30(45)×50 細格子:30×50 ストライプ格子:25×25 太格子:64×50 横板格子:124×25 |
公式サイト | https://www.ykkap.co.jp/consumer/products/exterior/lucias-screen |
南向き道路の外構工事に関するよくある質問
南向き道路の外構工事に関するよくある質問をまとめました。
外構以外の南向き道路のプライバシー対策は?
外構工事以外で南向き道路のプライバシーを保護する方法として、以下の2つが挙げられます。
- リビングを2階にする
- 中庭をつくる
リビングを2階にすると家族がくつろぐ姿を通行人に見られる心配がありません。
また、2階は1階よりも採光を取り込みやすいため、より開放感のある空間になるでしょう。
敷地が広い場合は、中庭を作るのも方法のひとつです。
中庭なら人目を気にせずに洗濯物を干したり、子どもの遊び場にしたりできます。
南向き道路は目隠しフェンスにこだわろう
この記事では、南向き道路の外構について紹介しました。
南向き道路の外構におすすめ:目隠しフェンス
▼南向き道路の外構工事をする際のポイント▼
✓目隠しフェンスを取り入れる
✓日当たりをどれくらい重視するか決める
南向き道路に面した住宅の外構工事をするときは、プライバシーを守れる設計をすることが大切です。
リビングの採光を確保しつつ、プライバシーを守れる外構にするには目隠しフェンスが最適です。
とはいえ、目隠しフェンスはさまざまな種類があり、実際にどの位置に設置しようか悩みますよね。
目隠しフェンスは安くはないため、費用を抑えるためには通行人の人目やリビングの採光などさまざまな点を考慮して、最適な位置に設置する必要があります。
そこで、外構・エクステリアパートナーズは地域で評判のいい外構工事の専門業者のみを無料でご紹介しています。
リビングの採光とプライバシーの保護のどちらも確保できる外構にしたいときは、専門業者にお気軽にご相談ください。