外構を安い費用でシンプルに仕上げたい!費用を抑えるコツを紹介
外構工事の費用を抑えたい場合、シンプルなデザインに仕上げるのが近道です。
使用する資材が少なく済むので、低コストで施工できます。
この記事では、シンプルな外構で工事費用を安くするために押さえておきたいポイントを紹介します。
外構工事を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
シンプルな外構で工事費用を安くするためのポイント
外構の工事費用を安く抑えたいなら、シンプルなデザインに仕上げることが前提となります。
シンプルな外構に仕上げるうえで意識すべきポイントについて解説します。
また、外構費用の相場や200名を集計して分かった実際にかかった費用などは下記のページにて解説しています。
クローズ外構よりもオープン外構に近づける
外構のデザインは「クローズ外構」と「オープン外構」の大きく2種類に分けられ、クローズ外構よりもオープン外構のほうが費用を抑えられます。
クローズ外構とは、敷地の周囲を高さのある塀などで囲うデザインのこと。
外から敷地内を見えにくくしてプライバシーを確保したり、防犯性を高めたりできるのがメリットです。
オープン外構は、敷地の周囲を塀などで囲わない、その名のとおりオープンな外構デザインを指します。
視界を遮るものがないので開放感があり、光や風がよく通るのが特徴です。
オープン外構はクローズ外構に比べてフェンスや塀といった資材の量が少なく済みます。
通常、フェンスには30~50万円、塀には50~100万円ほどの工事費用がかかりますので、それを抑えられることは大幅な費用削減につながります。
「費用を抑えたいけど、塀や目隠しが一切ないのは不安」という場合は、「セミオープン外構」がおすすめ。
セミオープン外構は一部にだけ塀やフェンスを設置するデザインで、クローズ外構とオープン外構の中間に当たります。
セミオープン外構はクローズ外構よりも使用する資材の量を抑えられ、比較的安い費用で工事が可能です。
ちなみに、クローズ外構・セミクローズ外構・オープン外構それぞれの施工費用の相場は以下の通りです。
施工費用 | |
---|---|
クローズ外構 | 200万~300万円 |
セミクローズ外構 | 150万~250万円 |
オープン外構 | 100万~150万円 |
優先度の高い設備(駐車場・境界部分)を整える
費用を抑えてシンプルな外構デザインに仕上げるためには、設備に優先順位をつけておくことが大切です。
優先度の高い設備を整えたうえで、残りの予算で優先度の低い設備を整えていきましょう。
一般的に、外構設備の優先度は以下のように分けられます。
- 優先度が高い設備:駐車場、隣接住宅との境界部分
- 優先度が低い設備:庭、庭木、シンボルツリー、芝張り
優先度を意識しないまま各設備の準備を進めてしまうと、重要な設備に十分な費用をかけられず、結果的に満足のいく仕上がりにならない可能性があります。
まずは必要な設備を洗い出し、そのなかで優先度を決めてから外構工事を進めてください。
色合いや風合いを統一する
色合いや風合いを統一した外構デザインは、使用する材料や塗料の量が少なく済むため費用を抑えるのに効果的です。
また、材料や色合いがバラバラでは、まとまりがなく雑然としたイメージになってしまうこともあります。
色合いや風合いを統一しておけば、シンプルかつおしゃれな外構デザインに仕上がるでしょう。
費用を抑えるためだけでなく、おしゃれな外構デザインに仕上げるためにも、材料や色味などを揃えて全体の統一感を意識してみてください。
外構の施工費用を抑えるための6つのポイント
シンプルなデザインを選んだうえで外構の施工費用をより安く抑えるには、以下のポイントを意識すると効果的です。
- 外構業者を相見積もりで比較する
- コンクリートの使用面積を極力少なくする
- フェンスなどの代わりに植栽を効果的に使う
- 部材を「施主支給」で手配する
- できる箇所はDIYで施工する
- 一度にまとめて施工せず段階的に外構を整える
それぞれのポイントについて、以下で詳しく解説します。
外構業者を相見積もりで比較する
外構の施工費用は、業者によって大きく変わるケースがあります。
そのため、複数社から見積もりをもらって比較することが重要です。
一社だけの見積もりで決定してしまうと、相場よりも費用の高い業者に依頼することになってしまうかもしれません。
相見積もりで値段交渉の余地があれば、より費用を抑えられる可能性があります。
また、相見積もりによって優良な業者と出会えれば、アフターフォローも充実していて、将来的なメンテナンスを見据えたトータルコストを抑えられるケースもあります。
このようにメリットの多い相見積もりですが、自分で複数の業者とやりとりするのは難しいと感じる人も多いのではないでしょうか。外構工事の相見積もりを取るなら、相見積もりの代行サービスを活用すると便利です。
代行サービスを利用すると同時に複数社の見積もりを取ることが可能で、個人では見つけにくい優良業者と出会える可能性もあります。
ただし、見積サイトのランキングは「サイト運営者への報酬順」になっている可能性もあります。
下記では加盟業者の質が高いサイトの見分け方について解説しているので併せて確認してみて下さい。
コンクリートの使用面積を極力少なくする
コンクリートは機能性の高い素材ですが、コンクリートの使用面積が多くなるほど外構の施工費用は高額になりがちです。
費用を安く抑えるには、コンクリートの使用面積は必要最小限に抑えて、アスファルトや芝張り、砂利敷きなどでの代用も検討してみてください。
コンクリートの使用を減らしたいときは、まず専門家に確認しましょう。
コンクリートの使用箇所を自分で判断してしまうと、性能上コンクリートが必要な箇所まで削ってしまい、結果として外構の仕上がりに不満が残ってしまう可能性があります。
「どんな場所にコンクリートが必要で、どんな場所ならコンクリート以外の素材で代用可能なのか」を、専門家の視点でチェックしてもらうと安心です。
フェンスなどの代わりに植栽を効果的に使う
フェンスや塀の設置を検討している場合は、植栽を取り入れるのもおすすめです。
背の高いものや広がりのある葉のものを選ぶと、塀やフェンスの代わりに植栽が目隠しの役割を果たしてくれます。
背の高い目隠し用のフェンスなどを多く設置すると費用が高額になるケースがあるため、植栽とうまく組み合わせてフェンスなど資材の使用量を減らしてみてください。
「クローズ外構に近いデザインにしたいけど、なるべく費用を抑えたい」という人におすすめの方法です。
部材を「施主支給」で手配する
外構の部材を「施主支給」すると、費用を抑えられる可能性があります。
施主支給とは、自分で購入した部材を外構業者に施工してもらうことで、部材を安く購入できればその分安い費用で施工できます。
ただし、外構業者によっては施主支給を断られることもあります。
利益の低下や工期の乱れ、支給部材の破損などトラブルを招きやすいといった理由で、施主支給をNGとしている業者も少なくありません。
また、しっかりとした仕入れルートを持っている外構業者なら、個人では入手できないような部材を安く仕入れることが可能です。そのため、施主支給ではかえって費用が高額になってしまう可能性もあります。
施主支給を希望するときは、上記の注意点も考慮しておきましょう。
できる箇所はDIYで施工する
DIYが得意なら、外構の一部を自分たちで施工するのも方法のひとつです。
DIYで施工すると材料費だけで済み、外構業者に依頼するよりも安く抑えられます。
例えば、庭の芝生や植栽、玄関周りのタイルやレンガ敷きなどは、比較的DIYしやすい部分といえるでしょう。
ただし、DIYに慣れていない人は外構業者に任せたほうが無難です。
仕上がりに満足できなかったり、施工が不十分で後から補修が必要になったりすると、結局業者に依頼することになりかねません。
そうなると、DIYの材料費が無駄になったり、撤去費用など余計なコストがかかったりするおそれがあります。
一度にまとめて施工せず段階的に外構を整える
一度にまとめて施工せず段階的に外構を整える計画にしておくと、最初の施工費用を安く抑えられます。
駐車場や境界部分といった優先度の高い箇所をはじめに整えておき、そのほかの箇所は徐々に整備していくという選択肢もあります。
上記は外構・エクステリアパートナーズを利用した戸建てユーザー281名へのアンケート結果で、3割程度の人が新築時以外のタイミングで外構工事を実施していることがわかります。
このように、必ずしも新築時に外構まで完成させる必要はありません。
外構費用を抑えたい場合は、段階的に工事を進めるつもりで初期費用を抑えるのもひとつの方法です。
外構・エクステリアパートナーズなら相見積もりで信頼できる地元の外構業者に出会える
外構の工事費用を安くするには、シンプルなデザインで資材の費用を抑えながら、相見積もりで優良業者を見つけることが大切です。
工事の質を保ちながら安く施工してくれる業者と出会えたら、施主支給やDIYなどさらに節約できるポイントを探してみましょう。
外構業者の相見積もりには、建築士が運営する外構専門の見積もりサイト「外構・エクステリアパートナーズ」の利用がおすすめ。
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