【外構】ガレージの設置費用とよくある質問のまとめ
ガレージの費用は台数や種類にもよりますが、1台用なら90~120万円程度、2台用なら150~250万円程度の費用がかかってきます。
ただし、ガレージの費用は全く同じ商品でも費用が変わってしまうケースがあるので、下記の3つの点を抑えて工事するようにしましょう。
- 複数社から見積を取ってしっかり比較検討する
- 建築確認ができる業者に依頼する(対応可能企業が少なめ)
- 金物工事が得意な業者に工事を依頼する
ガレージは金物工事や基礎工事が必要になるため、金物の仕入れに強い業者や施工実績が豊富な業者に依頼することで同じガレージでも費用が安くなります。
また、ガレージは建築確認ができる業者に依頼するのがベストですが建築確認ができる業者はかなり少ないです。
自分で見つけた業者がことごとく建築確認できなかったというお問い合わせは珍しくありません。
今回の記事では、ガレージの工事費込みの費用相場(台数別・種類別)に加えて、ガレージを安く建てるためのポイントも詳しく解説します。
今すぐ「ガレージ工事が得意な業者で見積比較してみたい!」という方は、下記のボタンを押して見積比較してみてください。
\理想の工事に最適な優良業者で見積比較/
※無料で何度でも見積が可能です
外構におけるガレージ(車庫)とは?
ガレージとは、屋根や柱・天井などが設置された車庫を指します。
屋根と壁があり基礎に打ち付けられているガレージは、固定資産税の対象です。
設置に初期費用とランニングコストがかかりますが、四方と上方が覆われているため、雨や風から愛車を守れるのがガレージの魅力です。
愛車の劣化を防ぎたい方や、手入れの手間を減らしたい方がガレージを求める傾向にあります。
また、ガレージは防犯性にも優れています。
シャッターや門がついているガレージは、外部からの侵入が困難です。
そのため愛車を盗難やいたずらから守れます。
戸建てにガレージを設置する場合、1・2台が停められる広さで設計することが多い傾向です。
カーポート・駐車場との違い
屋根と壁、門がついているガレージは、カーポートや駐車場とは似ているようで異なる存在です。
カーポートは、屋根と柱がついた駐車場を指します。
ガレージのように、門やシャッターがあったり周りを壁で囲ったりしていないのが特徴です。
開放感があり、車をどこからでも眺められる魅力があります。
しかし屋根だけでは雨風をしのぐのが難しく、ガレージほどの防犯性も持ち合わせていません。
駐車場は、屋根も柱も、何も設置されていない車を停めるスペースを指したものです。
車を守る設備が何もないことがデメリットですが、その分、費用がかかりません。
しかし雨・風ざらしの状態では、愛車のメンテナンス頻度がガレージやカーポートに比べて高くなります。
初期費用はかかりませんが、長い目で見れば駐車場は経済的とは言い難いでしょう。
項目名 | メリット | デメリット |
---|---|---|
ガレージ | ・雨や風から愛車を守れる ・防犯性が高い ・車庫以外にも使い道が豊富 |
・設置費用が高い ・設置するだけの広さが必要 ・固定資産税が発生する |
カーポート | ・弱い雨から車を守れる ・外構の開放感を損なわない |
・すべての雨風から車を守れるわけではない ・防犯性に不安が残る |
駐車場 | ・費用がかからない | ・車を雨風から守れない ・車のメンテナンス頻度が高くなる可能性がある |
ガレージの種類と設置費用
ガレージには、大きくわけて「独立式」「ビルトイン」「ガレージハウス」の3種類があります。
それぞれの特徴と費用目安について、見てみましょう。
特徴 | 費用目安 | |
---|---|---|
独立式ガレージ | ・既製品とオーダー品がある ・住まいとは別の建物 |
既製品:90〜120万オーダー品:100〜300万 |
ビルトインガレージ | ・住まいの一部に組み込まれたガレージ ・土地の有効活用ができる |
150〜400万円 |
ガレージハウス | ・部屋とガレージがより近くなったタイプ ・ビルトインガレージとの線引きは曖昧 |
150〜400万円 |
独立式ガレージ
独立型ガレージとは、住宅とは別の建物として設けられたガレージのことです。
後付けの倉庫やプレハブなどを想像すると、わかりやすいのではないでしょうか。
独立式ガレージには、既製品とオーダーメイド品があります。
メーカーが販売する既製品は、工場ですでに組み立てが済んでいるタイプです。
設置と搬入を業者がおこないます。
安価ではありますが、既製品なためオリジナリティは低く、他の家のガレージとデザインが被ることも珍しくありません。
費用は90〜120万円ほどですみます。
オーダーメイドのガレージは住まいや暮らしに合わせて、1からデザインしたものです。
個性を演出でき、自分たちに合ったガレージを作れます。
費用は使用する素材やデザイン、大きさによりますが、100〜300万円はかかると見ておきましょう。
素材は、木造→鉄骨→鉄筋コンクリートの順番で高額になる傾向です。
ビルトインガレージ
ビルトインガレージは、インナーガレージと呼ばれることもあります。
建物内に組み込まれたガレージのことで、設置費用は約150〜400万円と、独立型よりも高額になります。
都心部の狭小住宅では1階すべてをガレージにして、3階建ての家にすることも少なくありません。
ガレージが住まいの一部となっているため、車を停める以外の目的で使うケースも多くあります。
また、雨や風の強い日などに車への乗り降りがしやすいのも、ビルトインガレージならではの魅力です。
住まいの間取りによっては、家の中から愛車を眺めることもできます。
ただし、建物の一部という構造上、シャッターの音やエンジン音が響きやすいという欠点もあります。
ガレージハウス
ガレージハウスは、ビルトインガレージとほぼ同じ意味で、線引きは曖昧です。
どちらも建物の一部として設置されたガレージを指します。
しかし会社や業者によっては、家の中から愛車を眺められたり、車の存在感が屋内でも強く感じられたりするビルトインガレージを、ガレージハウスと呼ぶこともあります。
家の中からも車を眺められるガレージハウスの場合、愛車を眺めながらお酒を飲むといった、日々の楽しみ方が増えるでしょう。
一方で、排気ガスが家に入ってくるという不安があります。
また、ガレージが暮らしに近い場所にあれば、シャッターやドアの開閉音もより響きやすくなるでしょう。
換気・防音対策は、ビルトインガレージ以上に入念に取り組む必要があります。
費用相場はビルトインガレージ同様に、約150〜400万円ほどです。
ガレージを設置する際のよくある疑問
ガレージを設置する際に、さまざまな疑問や不安がよぎることが考えられます。
ここからは、ガレージ設置におけるよくある疑問と解決方法について、ご紹介します。
ガレージに設置しておきたいおすすめの機能は?
ガレージに次の設備がついていると、より機能性が増します。
・照明:夜でもガレージ内を照らせる
・収納棚:カー用品やメンテナンス用具を置ける
・クッション材:車を壁や柱にこすったりぶつけたりしても安心
・換気扇:排気ガスが家に入り込むのを防ぐ
・監視カメラ:外部の侵入を抑制
・コンセント:電気工具を使うのに便利
・水栓:洗車をするのに役立つ
ガレージ設置の際には、優先的に取り付けることを検討しましょう。
ガレージの設置費用をおさえるコツは?
ガレージの設置費用を抑えるコツの1つが、既製品のガレージを選ぶことです。
デザインにかかる時間も費用も削減でき、組み立ての人件費も抑えられます。
加えて設置は、外構工事業者・工務店に直接依頼をするのも、費用削減において良い方法です。
ホームセンターやリフォーム会社に依頼をすると、マージンが発生します。
外構業者へ直接依頼をすることで、その分の費用を削減できます。
カーポートかガレージどっちがおすすめ?
費用の安いカーポートと安全性の高いガレージ、どちらを設置しようか迷ってしまう方も少なくないでしょう。
悩んでいる方は、カーポート・ガレージに何を求めるのかを明らかにすることが大切です。
下記に、目的別のおすすめカースペースについてまとめています。
迷った際は、ぜひ参考にしてください。
目的 | カーポート | ガレージ |
---|---|---|
安価で設置をしたい | 〇 | △ |
車を停める以外の活用方法も欲しい | △ | 〇 |
駐車スペースに余裕がない | 〇 | × |
防犯に優れた環境が欲しい | × | 〇 |
ガレージの設置は外構業者にご相談ください!
内容まとめ
ガレージには、独立型・ビルトイン型・ガレージハウス型がある
ガレージの設置費用は、
・独立型で90〜300万円
・ビルトイン型で150〜400万円
・ガレージハウス型で150〜400万円
ガレージには種類があり、目的や土地の広さによって選べる内容が変わります。
費用を削減するには、既製品を選ぶことや外構業者に直接依頼をすることなどがおすすめです。
エクステリアパートナーズでは外構工事の相見積もりも可能です。
ガレージ設置で悩んでいる方は、ぜひお気軽にご相談ください。