4台用カーポートのおすすめメーカーや相場価格を徹底解説!
車を4台停められるカーポートは、見た目のデザインや素材だけでなく、耐風性能や耐雪性能といった機能性も考慮して選ぶことが大切です。
とはいえ、カーポートを検討している人の中には「台数が多いと高額になるのでは?」と不安に感じている人もいるでしょう。
この記事では、4台用カーポートのおすすめメーカーや種類、費用相場などについて紹介します。
カーポートの設置を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
4台用カーポートのメリット
4台用のカーポートは、一般的な乗用車が4台停められるサイズで、屋根のある面積が広いことが最大の特徴です。
自宅に2〜3台の車を所有している家庭ですべての車を収容できる上、来客の車も停められる余裕があります。
また、車以外にも自転車やバイクなどを置き、雨や雪、鳥の糞などから守ることが可能です。
仕事や買い物などで車を使っている間は、洗濯ものを干す場所としても利用できます。
また、子どもの遊び場やDIY用スペースとしても有用でしょう。
以上のように、4台用のカーポートがあるだけで雨や紫外線による影響の少ないスペースを確保できるため、車を必要台数分停める以外にも幅広い用途で活用できます。
4台用カーポートの種類と設置に必要な敷地の広さ
4台用カーポートを設置するにあたって、重要なのが必要な面積です。
4台用カーポートにはいくつか種類がありますが、使い勝手を考えると下記の2つが一般的です。
- 4台横並び
- 2台横並び×2列
ここでは、それぞれの特徴や設置に必要な敷地面積について解説します。
4台横並び
メリット | デメリット |
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・4台をいつでも出し入れできる ・出し入れがしやすい |
・横長のスペースが必要 ・費用が高額になる |
4台横並びのカーポートは、4台の車を1列に並べるタイプのカーポートです。
2台×2列の並列タイプと違って、奥の車の前に別の車が停まっているという状況がなく、すべての車をいつでも出し入れしやすいでしょう。
ただ、道路に面して横に長いスペースを確保する必要があり、ある程度の敷地の広さを要します。
また、道路に面して車を停めるため、ゴミや排気ガスで汚れないよう格子や可動式の柵など対策も必要でしょう。
2台×2列よりも費用が高額となる傾向があります。
4台横並びのカーポートを設置するためには、最低でも幅10m前後、奥行き約5〜6mが必要です。
ただ、ワンボックス以上の大型車や外国メーカーの車など、車体が大きい車は車体幅の平均寸法が約1.7〜1.87m以上と大きく、ドアの開閉分のスペースを取るとなると、複数停めたいためにはより広いスペースが必要となる可能性があります。
車の種類も考慮して、カーポートの種類を決めることが大切です。
2台横並び×2列
メリット | デメリット |
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・4横並びよりも費用を抑えられる | ・前列に車が停まっていると奥の車を動かせない・奥の車の出し入れがしづらい |
2台横並び×2列のカーポートは、2列並列で2台ずつ車を停めるタイプのカーポートです。
2台用のカーポートを連結し、4台分として使用すれば、4台用カーポートよりも低コストで設置できる場合があります。
ただ、前列に車が停まっている間は奥の車は動かせない点は、このタイプの最大のデメリットといえるでしょう。
また、カーポートの種類によっては真ん中に柱を設置する必要があり、圧迫感を感じるとともに、実用面で影響が出る可能性があります。
柱の有無や設置位置によって駐車のしやすさや乗り降りも少しずつ変わるので、よく検討する必要があるでしょう。
2台横並び×2列のカーポートに必要な敷地は、幅約5〜6m×奥行約10〜12m以上が目安です。
4台用カーポートのおすすめ6商品
ここからは、4台用カーポートのおすすめ商品を6つ紹介します。
各商品の主な性能や特徴について解説しますので、自宅に最適な4台用カーポートを見つけるためにぜひ参考にしてください。
【LIXIL】カーポート ST:6000タイプ
耐雪性能 | 200cm |
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耐風性能 | 46m/秒 |
定価 | 201万円~(外構業者によっては1〜4割の値引きアリ) |
連結ユニット | 縦2連・横2連 |
LIXILカーポートSTは、台風時の強風や積雪にも強い折板屋根を採用した高強度のカーポートです。
中でも「6000タイプ」は、業界トップクラスといわれる200cmの耐雪性能を搭載しており、北海道や東北、日本海側といった豪雪エリアにもおすすめです。
耐風性能も46m/秒と、比較的高めに設定されています。
フラットな屋根と重厚な柱が特徴的で、本体はブラックやクリエモカを含む4色展開。
屋根は遮光と採光が取れる透明色の2つから選べます。
4台横並びと2台横並び×2列両方に対応しており、金額は201万円からです。
【LIXIL】カーポート SW
耐雪性能 | 30(50)cm |
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耐風性能 | 46m/秒 |
定価 | 112万円~(外構業者によっては1〜4割の値引きアリ) |
連結ユニット | 縦2連棟・横2連棟 |
カーポートSWも、カーポートST同様のシンプルなデザインのアルミ製カーポートです。
STタイプに比べて耐雪性能は劣るものの、それ以外の項目ではほとんど違いがないため、雪が少なめで、耐風や豪雨が多い地域に適しています。
カラーバリエーションはSTタイプ同様の4色で、ブラックやナチュラルシルバー、グレーとちたモダンなテイストの家とも相性が良い色も揃っています。
耐雪性能が違うだけで、価格も大幅に下がるので、コストを抑えて4台横並びのカーポートを選びたい場合にもおすすめです。
【三協アルミ】カーポート G1-R
耐雪性能 | 50(200)cm |
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耐風性能 | 38m/秒 |
定価 | 94万円~(外構業者によっては1〜4割の値引きアリ) |
連結ユニット | 奥行2連結・間口連結 |
三協アルミのカーポートG1-Rは、2022年に販売された新商品で、三協アルミのカーポートの中で最も高い強度を備えています。
耐雪性能は50cmから最大200cmまで選べ、耐風圧は最大46m/秒と高く、雪にも風にも動じない構造といえます。
豪雪地域はもちろん、台風による強風対策が必要なエリアにも向いています。
オプションの45度隅切り施工を追加することで、屋根の形状をカスタマイズでき、玄関アプローチに開放感が加わります。
また、延長梁を使えば間口を広げられるため、バックでの駐車が苦手な場合でも安心でしょう。
【三協アルミ】カーポート スカイリード
耐雪性能 | 20(45)cm |
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耐風性能 | 34(38)m/秒 |
定価 | 141万円~(外構業者によっては1〜4割の値引きアリ) |
連結ユニット | 奥行2連結 |
三協アルミのスカイリードは、スタイリッシュなデザインが印象的なカーポートです。
フラットな屋根は、バリエーションが豊富で、木目調も複数から選べます。
明るい木目カラーを選べば、あたたかい雰囲気を作り出すことも可能です。
ただ、2台横並び×2列のみに対応しており、耐雪性能は低いので積雪地域には不向きでしょう。
カジュアルでモダンな雰囲気の住宅とも相性が良く、見た目とコストパフォーマンスのバランスが取れたカーポートを探している方におすすめします。
【YKK AP】アリュース シリーズ
耐雪性能 | 20(25)cm |
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耐風性能 | 38(42)m/秒 |
定価 | 81万円~(外構業者によっては1〜4割の値引きアリ) |
連結ユニット | 縦2連結 |
YKK APのアリュースシリーズは、ブランドを代表するシリーズ「レイナポートグラン」の進化版として2022年に登場したカーポートシリーズです。
次世代スタンダード商品として、全シリーズより高い機能性やデザインを兼ね備えています。
2台横並び×2列のみに対応しており、4台用は「アリュールツイン」と、より高い耐風性能を備えた「アリュールZツイン」が対象です。
柱と梁には高強度T6アルミニウム合金を採用しており、屋根を両側の柱で支える両支持型で車を守ります。
本体カラーが充実しており、住宅の雰囲気やテイストと合わせて選べるでしょう。
【YKK AP】ジーポート Pro
耐雪性能 | 30(300)cm |
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耐風性能 | 46(62)m/秒 |
定価 | 88万円~(外構業者によっては1〜4割の値引きアリ) |
連結ユニット | 間口2連結・奥行2連結 |
YKK APのジーポートProは、シンプルでおしゃれな見た目と、積雪や耐風トップクラスの性能を備えたカーポートです。
重厚感のあるブラックやブラウンの他、オフホワイトやシルバー、木目調といったパターンがあり、さまざまな住宅にフィットするデザイン性があります。
耐雪性能版は耐雪最大300cmと、他の一般のカーポートにはないレベルを搭載しており、豪雪地域にもってこいでしょう。
また、1〜4台用までのラインナップがあり、車を多く保有する地域やお家にとっては大いに選択肢になり得ます。連結ユニットを使って、さらに台数を増やすことも可能です。
4台用カーポートの費用相場
4台用カーポートの具体的な金額は業者によって変わりますが、カーポートの設置費用は「カタログ価格×0.8〜0.9」で算出できるといわれます。
カタログの定価が100万円の場合は、設置費用は80〜90万円前後と推測することが可能です。
カーポートの設置を外構業者に依頼する場合、カーポート本体の費用に加えて工事費用が別途発生します。業者がカーポートを仕入れるときの値段は、定価から割引されているため、工事費用を加えても定価よりも安くなるケースがあるのです。
また、選ぶカーポートが、4台横並びか、2台横並び×2列かによっても費用は変わります。
おすすめ商品の三協アルミ「カーポートG1-P」の場合、4台横並びの間口連結4台以上は107万円〜なのに対し、2台×2列の奥行2連結4台用は94万円~と、10万円以上の差額があります。
同じ商品でも耐雪性能が高いものなど、特殊なタイプは工事費用も上がる可能性があり、必ずしも上記計算式が有効とは限りません。
外構業者に見積もりを作成してもらい、実際の施工費用と内訳を確認しましょう。
カーポートの設置するならまずは外構業者に比較見積もりに相見積もりをとろう
4台用カーポートは、来客時の駐車にも便利で、DIYや洗濯物干し場など幅広い用途でスペースを有効活用できるといったメリットがあります。
広い敷地が確保できる場合は4台横並びタイプ、コストを抑えて設置したい場合は2台横並び×2列タイプがおすすめです。
今回紹介したおすすめのカーポートを参考に、自宅に最適なカーポートを探してみましょう。
カーポートを設置する際には、外構業者に相見積もりを取り、比較検討することが大切です。
外構・エクステリアパートナーズでは、カーポート施工を含め外構工事の実績が豊富な業者と多数提携しています。
一度に最大3社まで見積もり作成を依頼できますので、まずは下記よりお気軽にご相談ください。