クローズ外構をおしゃれにする7つのコツ! 費用・メリット・デメリットは?
門扉や門柱、フェンスなどを使って家の外と中をしっかり区切るタイプの「クローズ外構」。
使うアイテム数が多いだけに、おしゃれに仕上げるにはセンスが必要、と身構えてしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、クローズ外構に興味を持っている方に向けて、クローズ外構のメリット、デメリットからおしゃれに仕上げるコツまで徹底紹介します。
クローズ外構とは門扉やフェンスで家の内と外を分ける外構
※クローズ外構=クローズド外構
クローズ外構とは、門扉やフェンス、生け垣などで家の敷地と外を明確に分ける外構のことをいいます。
主な特徴としては、外からの視界が遮られるためプライベート感が保ちやすい、子どもやペットの安全を保ちやすい、防犯性が高いなどが挙げられます。
クローズ外構に対するものとして、門扉やフェンスがなく敷地と外がゆるやかにつながるオープン外構や、部分的に分けるセミクローズ外構があります。
コスト面では、高い順に「クローズ外構 > セミクローズ外構 > オープン外構」となります。
それぞれにメリットとデメリットがありますので、それらを整理した上で、周辺の街並みとの調和も考えて選ぶのが良いでしょう。
クローズ外構をおしゃれにする7つのコツ
せっかくクローズ外構にするなら、おしゃれに仕上げたい!と思う方も多いでしょう。
ここでは、おしゃれなクローズ外構を考えるときの7つのコツをご紹介します。
1.シャッターゲートでハイグレード感を演出
駐車場にゲートをつけるなら、スタイリッシュなイメージのあるシャッターゲートでハイグレード感を演出してみてはいかがでしょうか。
ゲートの種類には跳ね上げ式や伸縮式などさまざまなものがありますが、シャッターゲートであれば堅牢で存在感があり、高級感のある印象になります。
また、防犯性が高く、敷地への不審者の侵入を防ぐ面でもメリットがあります。
デザイン面では、フレーム部分を門や外壁とうまく組み合わせることでおしゃれな印象になります。
圧迫感を抑えたい場合は、カラー選びや格子部分のデザイン、フレームの素材などを工夫することで軽やかなイメージに仕上げることもできます。
2.門柱と門扉で重厚感のある雰囲気に
門柱や門扉、フェンスや壁を使って家の周りを囲うのはクローズ外構の定番。
重厚感のあるおしゃれな雰囲気に仕上がります。
周囲からの目隠し効果もありますので、プライバシーもしっかりと確保できるのがメリットといえるでしょう。
カラーの組み合わせや素材、デザインによってさまざまなテイストが作れますので、外構デザインにこだわりたい方は各アイテムを厳選してみるとご自身のセンスを生かしやすくなるでしょう。
3.ガーデンやアプローチとトータルコーディネート
クローズ外構は、門扉やフェンスなどを設ける外構です。
そのため、せっかくクローズ外構にするなら、ガーデンやアプローチとトータルでデザインすることで統一感のあるおしゃれな印象になります。
例えば、リクシルの「プラスGシリーズ」なら複数のアイテムを使って、敷地全体に一体感のある外構づくりができます。
家の敷地を最大限に生かして、コーディネートしたい方は選んでみても良いでしょう。
4.アイアンのフェンスでエレガントな西欧風
エレガントな西洋風の外構を目指すなら、アイアンの鋳物フェンスを使った外構がおすすめです。
アイアンのフェンスは、防犯性を保ちながらも目隠し度は低いため、オープンな雰囲気が特徴。
外としっかり仕切るクローズ外構にしたいけれどなるべく圧迫感をなくしたい、という方に合っています。
ナチュラルな印象のある外壁やガーデンにも合うため、うまく組み合わせて統一感のあるテイストにするのがおすすめです。
5.木目調の目隠しフェンスで柔らかさを演出
クローズ外構といえば重厚な印象がありますが、アイテムの素材選びやカラー選びによっては柔らかでナチュラルな雰囲気も演出できます。
例えば、家と敷地を区切るフェンスを木目調にすると優しい雰囲気となり、小さな子どもがいる家にもぴったり。
明るい色を選べばナチュラルに、ダークブラウンなどの濃色を選べばスタイリッシュな雰囲気にもなります。
塀を作るより圧迫感がないため、外から見たときの印象も優しくなります。
6.アクリルフェンスで採光とプライバシーを確保
クローズ外構でも解放感のある印象にしたいなら、アクリルフェンスを使うのもおすすめです。
アクリルフェンスとは、半透明のアクリル板を使ったフェンスのこと。
プライバシーを確保しながら採光もできるため、家の中を明るい雰囲気に仕上げたいときにもぴったりです。
また、アクリルフェンスは外から見たときの圧迫感や閉塞感もないため、近隣に対して閉ざされた雰囲気を出したくない場合におすすめです。
7.アクセントポールで個性豊かに
複数のポールを組み合わせて敷地の中と外を区切るアクセントポール。
内外の区切りははっきりするものの、完全に閉鎖することのないオープンな雰囲気に仕上げたいときにおすすめです。
アクセントポールは存在感もあるため、カラーや素材感の選び方で好みのテイストに近づけられます。
植栽と組み合わせて敷地内外の区切りとするのもおしゃれですよ。
クローズ外構の4つのメリット
クローズ外構には多くのメリットがあります。代表的なものは以下のとおりです。
- プライバシーを守れる
- おしゃれな外構デザインを楽しめる
- 外部からの侵入を防げる
- 子どもの飛び出しを防止できる
以下に詳しく解説しましょう。
1.プライバシーを守れる
クローズ外構の大きなメリットが、プライバシーを守りやすいことです。
クローズ外構は中と外をしっかりと区切り、外からの視線を遮れるためプライバシーを守りやすくなります。
プライバシーを重視したい方は塀をたてる、オープンな雰囲気も残したい方はアクリルフェンスやアクセントポールを使うなど、好みの雰囲気に合わせて調整も可能です。
家族のプライベートな空間を守りたい、外からの視線が気になるという方にはクローズ外構が向いています。
また、ガーデニングやバーベキューなどで庭を活用したい方にとっても、近隣の目を気にすることなく庭での時間を過ごせるクローズ外構がおすすめです。
2.おしゃれな外観デザインを楽しめる
クローズ外構は門扉やフェンスなど使用するアイテム数が多いため、組み合わせによって好きなテイストが作りやすいのが特徴です。
例えば、重厚感とステイタスが感じられる雰囲気にしたいなら、門扉とフェンスにシャッターゲートを組み合わせて堅牢で存在感のある外構づくりを。ナチュラルでオープンな雰囲気にしたいなら、木目調のフェンスやポール、植栽を組み合わせた外構が考えられます。家の窓枠や外壁とコーディネートを考えるのも良いでしょう。
デザイン性の高いエクステリア用品を選んだり、好みの素材を使ったりと工夫することで、住む人のセンスやステータスが感じられる外観づくりができます。
3.外部からの侵入を防げる
クローズ外構の代表的なメリットとされるのが、防犯性の高さです。
クローズ外構は家の敷地と外をしっかりと区切った外構となるため、外側に対して堅牢な印象を与えます。
そのため、犯罪者に狙われにくくなる、不審者やセールスなど外部の人が入ってくることを防ぐなどの効果が期待できます。
さらに防犯性を高めたいなら、門扉を鍵付きにしたり、塀を高くしたりするなど、デザインやアイテムを工夫することで安全性が上げられるでしょう。
4.子どもの飛び出しを防止できる
小さな子どもやペットがいる場合に心配なのが、家を出てすぐに道路に飛び出してしまうこと。
オープン外構であればドアを開けてすぐ外につながっているため、家を出るときは常に注意しなくてはなりませんが、クローズ外構の場合は外までにワンクッションあるため、急な飛び出しを防止できるメリットがあります。
外出だけでなく、庭で子どもやペットを遊ばせたい場合にも、しっかりと区切りのあるクローズ外構だと安心です。
クローズ外構の3つのデメリット
クローズ外構の主なデメリットは以下の3つ。
メリットだけでなくデメリットについても把握した上で外構づくりをすることが大切です。
- 費用がかかる
- 不審者に狙われやすい
- 閉鎖的で圧迫感のある印象になる
以下に詳しくご紹介します。
1.費用がかかる
クローズ外構のデメリットとして、費用がかかるという点があります。
フェンスありのクローズ外構、一部フェンスを取り付けたセミクローズ外構との工事費用の差を見てみましょう。
外構のタイプ 工事費用の目安
外構のタイプ | 工事費用の目安 |
---|---|
クローズ外構 | 200〜300万円 |
セミクローズ外構 | 150〜250万円 |
オープン外構 | 100〜150万円 |
フェンスや塀を付けたクローズ外構と、それがないオープン外構とでは、費用に倍ほどの差があります。
クローズ外構は塀やシャッターゲート、門扉など使うアイテムが多いため、その分費用は高くなりがちです。
一方で、オープン外構の場合は塀やゲートなどを使わない分、材料費や施工費は抑えられます。
建物自体に最大限予算を使い、外構の費用を抑えたいという場合には、クローズ外構は不向きといえるでしょう。
2.不審者に狙われやすい
クローズ外構の大きなメリットに防犯性が高いというものがありますが、その一方で死角が多く、いったん不審者が入りこむと周囲から気づかれにくいというデメリットがあります。
もしクローズ外構のメリットを生かしつつ不審者対策もしたいなら、人感センサー付きのライトや監視カメラをつける、庭を砂利敷きにして音によって外部から侵入する際の心理的ハードルを上げるといった対策を取ると良いでしょう。
3.閉鎖的で圧迫感のある印象になる
クローズ外構のデメリットとして、近隣に対して閉鎖的で圧迫感のある印象になるということが挙げられます。特に高い塀を立てたり、完全に閉鎖してしまうと圧迫感を与えやすくなってしまう点に注意しましょう。
クローズ外構の良さを残しつつも圧迫感のない印象にしたいなら、木目調やアクリルなどの柔らかさを感じるフェンスを使用する、解放感のあるポールを使用するなど工夫すると印象が変えられます。
クローズ外構が向いている方・向いていない方
クローズ外構が向いている方 | ・プライベートを大切にしたい ・外構のデザインを楽しみたい ・庭の安全性を高めたい |
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クローズ外構が向いていない方 | ・敷地が狭い ・外構工事費用を節約したい ・オープンで開放的な雰囲気にしたい |
クローズ外構はフェンスや門扉などさまざまなアイテムを使って外構づくりをするため、安全でプライベート感のある家づくりができる傾向にあります。
そのため、外構デザインにこだわりたい方や、プライバシー、防犯性を重視する方に向いているでしょう。
一方で、土地が狭く、限られた敷地で建物を効果的に配置したい場合や、外構費用を節約したい場合にはクローズ外構は向いていません。
デザイン的にクローズ外構に興味があっても、実際の条件を考慮するとクローズ外構には向いていないという場合もあるので注意が必要です。
ポイントを抑えておしゃれなクローズ外構を楽しもう
クローズ外構と一口に言っても、そのデザインや機能は千差万別です。
ご自身の環境や家族の好みをしっかり整理して、ご家庭に合ったクローズ外構づくりを楽しんでみてください。
希望に合ったクローズ外構に仕上げるには、数多くの施工例を持つ専門業者に相談し、比較検討するのが近道です。まずは複数の業者から見積をとって相談してみてはいかがでしょうか。
「外構・エクステリアパートナーズ」ではクローズ外構が対応できる業者で相見積もりできます。
もしクローズ外構でオシャレにしたいけど費用も気になるのであれば下記よりお気軽にお問い合わせ下さい。