人工芝で後悔する5つのパターン!施工する間にしっておきたい対策方法も解説
庭の仕上げとして人気が高いのが、緑が楽しめる人工芝生です。
しかし、人工芝の施工の際に見逃していることがあると後悔することに繋がってしまいます。
この記事では、人工芝を設置して後悔したパターンとその対策方法について解説します。
人工芝で後悔する5パターンとその対策方法
人工芝が波打っていて見た目が気になる
人工芝がデコボコと波打っていて、折角人工芝を敷いたのに見た目が悪いパターンです。
人工芝が波打ってしまうのは、下地の整地が不十分だからです。
下地がデコボコだと、人工芝もそれに合わせて凹凸になります。また、下地が緩んでいると、雨や風で土が流されたり、歩いたりした時に沈んだりすることもあります。
こうしたことを防ぐためには、人工芝を敷く前にしっかりと下地を平らにし、地面を硬く平らにすることが重要です。
具体的には以下の3ステップで下地処理を行うとよいでしょう。
- 雑草を撤去する
- 転圧する(※土地を押し固めること)
- 下地材を追加して再度転圧する
転圧とは土を均一に押し固めることです。DIYの場合はスコップなどを使って行うことも可能ですが、作業範囲が広い場合は大変です。
下地材は砕石や山砂などを使います。土と人工芝の間に砕石などがあることで水はけがよくなります。
雑草が生えてきてしまう
人工芝を引いたのに雑草が生えてきてしまい、見た目がわるくなったり、草むしりが手間になってしまうパターンです。
まず知ってほしいのが、人工芝自体には雑草を防ぐ効果はありません。
人工芝は土と接触している部分に雑草の種が入り込んだり、表面に落ちた種が発芽したりする可能性があります。また、人工芝の隙間から地中に残っていた雑草の根が伸びてきたり、防草シートを突き破ったりすることもあります。
では、どうすれば雑草を防ぐことができるのでしょうか?
それは、「防草シート」と「整地」です。
防草シートは土と人工芝の間に敷くことで、土からの水分や栄養素を遮断し、雑草の発芽を抑える役割を果たします。整地は土の表面を平らにし、転圧(圧力)をかけて固めることで、土中の空気や水分を抜き、雑草の根や種子を深く埋め込む作業です。
これらの作業をしっかり行うことで、防草シートや整地を行わない場合より格段に人工芝から雑草が生えるリスクを大幅に減らすことができます。
しかし、完全に雑草が生えないという保証はありませんので、万一雑草が生えてしまった場合は早めに手摘みするか除草剤などで対処しましょう。
人工芝が浮いてくる
人工芝が浮いてきて利便性や見た目が悪くなってしまったという問題もあります。
人工芝が浮いてくるという現象は、人工芝の敷き方や下地の状態に問題がある場合に起こります。
下地の排水が悪い
下地の排水が悪いと、雨水や水やりで人工芝の下に水が溜まってしまいます。
これは、人工芝を敷く前に下地を整地して凹凸をなくし、防草シートや砕石などで透水性を高めることで防ぐことができます。
人工芝同士の連結が甘い
人工芝は複数のタイルのようなシートを連結させて1枚にするジョンイントタイプという物もあります。この連結が甘いと、歩行や風圧などで人工芝がずれたり浮いたりする可能性があります。
ジョイントタイプでは人工芝を敷く際にずれ防止テープやピンなどでしっかり固定することで浮きを防ぐことができます。
人工芝がすぐ色あせや劣化する
人工芝を施工したものの、使っていると色合わせや劣化がすぐ起きてしまったというパターンです。
人工芝は品質やスペックによって価格や性能が大きく異なります。安かろう悪かろうということもありますし、高ければ良いということでもありません。自分の予算やニーズに応じて最適な商品を見極めることが重要です。
外構業者が取り扱っている人工芝は基本的に外で使われることを前提として耐久性の高いものを選んでくれます。
庭が広かったり、手間をかけたくないという方は外構業者に相談し、相談しながら人工芝を選んでいくことをおすすめします。
人工芝に水たまりができる
雨になるとすぐ、人工芝に水たまりができてずっと庭がじめじめとしているパターンです。
人工芝は天然芝に比べて透水性が高いと言われていますが、それでも水捌けが悪くなることがあります。水捌けが悪いと、人工芝の下に水たまりができたり、カビや臭いの原因になったりします。
対策としては、下記の2点を行うことをおすすめします。
- 人工芝に穴が開いていて水が浸透しやすいものを選ぶ
- 下地処理をしっかりとおこなう
芝生以外の仕上げ方法
ここまで読んで「芝生じゃなくてもいいかも?」「メンテナンスに手がかかるのは困る」と感じた方もいるかもしれません。
地面の仕上げは芝生以外にもいくつも選択肢があるため、複数のなかから家族に適したものを選ぶことが可能です。
代表的なものだと、以下が挙げられます。
仕上げの種類 | 特徴 |
---|---|
コンクリート | ・耐久性が高くコスト面で優秀 ・防草対策にもおすすめ ・ヒビ割れやすい |
砂利 | ・水はけがよい ・防犯対策になる ・カラーバリエーションが豊富 |
タイル | ・耐久性が高く劣化しにくい ・滑りやすく熱を持ちやすい |
レンガ | ・外観がおしゃれ ・ノスタルジックな雰囲気に合う ・施工期間が長くなりやすい |
まずは、庭の理想のデザインや希望する活用方法を、施工会社に相談してみましょう。
プロの目から、適した仕上げ材の提案を受けられます。
仕上げ方法を芝生にするか迷った際は外構屋さんに相談しよう
「そもそも芝生にするかを迷っている」「どちらが良いか分からない」という場合は、外構の施工会社に相談してみてください。
エクステリアパートナーズでは、外構にお悩みの方のご相談を随時受け付けております。
「一括見積もりで費用感が知りたい」「とりあえず話だけ聞きたい」という方も歓迎しております。お気軽にご相談ください。