庭をおしゃれにデザインしよう!人気のレイアウトと施工例を紹介
庭は家の前を通る人の目につきやすく、家のイメージに大きく影響します。
おしゃれな庭づくりの参考にご近所の庭や施工例の画像などを見ていると、どれもすてきで決められなくなってしまうのではないでしょうか。
庭のデザインに迷ったら、家のイメージに合わせてテイストを絞り込み、どのように庭で過ごしたいかを考えるとレイアウトを決めやすくなります。
この記事では、庭をおしゃれにレイアウトしたいと考えている方に向けて、人気のレイアウト例を紹介し、庭や家の印象をワンランクアップさせるような人気のエクステリアも紹介します。
庭づくりのテイストとレイアウト例7選
庭づくりの計画の第一歩は、どのようなテイストの庭にしたいのかを考えることです。
和風や洋風といったテイスト以外にも、人気のあるテイストは数多くあります。
その中から人気のテイストとレイアウト例として、以下の7つを紹介します。
- 和風で落ち着いた庭レイアウト
- 洋風でモダンな庭レイアウト
- 緑あふれるナチュラルな庭レイアウト
- 都会的でスタイリッシュな庭レイアウト
- オープンな雰囲気の庭レイアウト
- プライベート感あふれる庭レイアウト
- 幼児やペットが元気に遊べる庭レイアウト
1.和風で落ち着いた庭レイアウト
落ち着いた色の外構でしっとりとした空間を楽しめる庭にしたい場合には、和風のアイテムを取り入れたレイアウトがおすすめです。
日本庭園のように凛とした空間を再現したり、宿根草など山の草木の間に飛び石を配置したりして、落葉樹など日本の四季を楽しめる樹木を植えれば、家全体に和の雰囲気を感じさせる効果も期待できます。
門や飛び石などのエクステリアを黒で統一すれば、木々の緑が引き立つ和モダンな庭も演出できるでしょう。
2.洋風でモダンな庭レイアウト
近年では洋風の家に合わせたモダンな庭が増えています。
一口に洋風と言ってもスタイルはさまざまで、たくさんの種類の花や緑で彩られたイングリッシュガーデンや、芝生を生かしたアメリカンな庭、白い壁に南仏風のナチュラルな庭などが人気です。
タイルや板石を配置して、リゾートホテルのようなテイストを取り入れたレイアウトも注目されています。
3.緑あふれるナチュラルな庭レイアウト
外国の田舎に見られる景色のように、草花が自然に育っているようなナチュラルテイストな庭も憧れのスタイルの1つでしょう。
門からのアプローチや庭を横切る小道にゆるやかな曲線を取り入れるだけでも、野山の小道をイメージできるレイアウトが作れます。
また、さびたアイアンやレンガもナチュラルスタイルに相性がよく、花壇の縁取りや小物の素材などに意識して取り入れるとナチュラルな雰囲気を演出できるでしょう。
4.都会的でスタイリッシュな庭レイアウト
建物のデザインがクールで都会的な場合、庭も同じテイストでそろえたほうがセンスよくまとめられるでしょう。
モノトーンのような落ち着いた色のアイテムや、アルミなど金属の素材をフェンスや門柱に使用するとクールでスタイリッシュな印象を与えられます。
庭木を植える場合、本数が多いとナチュラルで柔らかいイメージになりやすいため、1本のシンボルツリーに絞ってレイアウトのポイントに使用すると効果的です。
5.オープンな雰囲気の庭レイアウト
家の周囲を高い塀やフェンスで囲わないレイアウトは、開放的な印象をもたらします。
太陽の光が十分に庭に差し込むオープンなレイアウトは植物を育てるのに適した環境を作れるため、ガーデニングを好むかたにおすすめのレイアウトです。
オープンなレイアウトは全体が平らになりがちですが、ポストや門柱など部分的に高さのあるエクステリアを取り入れると庭に立体感を生み出すことが可能です。
全く囲いを付けないのは不安と感じる場合には、背の低い草木で余裕を持たせた境界線を作る方法もあります。
6.プライベート感あふれる庭レイアウト
通りから室内が丸見えになってしまったり、庭にテーブルを置いてくつろぎたいけれど人目が気になったりする方は、プライベート感を大切にしたいとお考えでしょう。
庭を生垣や塀で囲う方法が一般的ですが、あまり高い塀を設置すると人を寄せ付けない雰囲気を感じさせるかもしれません。
完全に視線を遮るのではなく、視線が入りやすい場所に大きめの木をまとめて植えたり、道路側だけに目隠しタイプのフェンスを取付けたりする方法も効果的です。
7.幼児やペットが元気に遊べる庭レイアウト
庭で幼児やペットを自由に遊ばせてあげたいと考えている場合には、遮るものが少ないレイアウトが向いています。
幼児やペットが走り回るときに邪魔になる小物や鉢植えは最小限にとどめ、滑りにくいタイルを配置すれば、ケガや転倒のリスクも減らせます。
また、オーニングやテラス屋根など、日差しを避けて適度に休める場所を用意するもの大切です。
庭づくり着手の前にイメージを固めよう
希望のテイストが決まれば、すぐにでも庭づくりに着手できますが、失敗を避けるために次のようなポイントを確認しておくといいでしょう。
- 庭でどのように過ごしたいのかを考えよう
- 美観維持や手入れに時間をかけられるのかも重要
- 庭の維持管理にお金をかけられるかも考える
庭でどのように過ごしたいのかを考えよう
庭のレイアウトを決める前に、自分や家族が庭でどのように過ごしたいのか考えると必要なエクステリアやレイアウトが選びやすくなります。
インターネットで検索するとおしゃれな庭の参考例がたくさん見つかります。しかし、同じような庭を作っても庭の目的をはっきり決めていないと、後から使いづらくなってリフォームをすることになる可能性もあります。
庭でバーベキューをして楽しみたい、ペットを思い切り走らせてあげたいなど、具体的な使い道をイメージしてからレイアウトすれば、使い勝手のよいすてきな庭が作れるでしょう。
具体的な利用方法をイメージして考えると、設計をしてくれる担当者とのすり合わせもしやすいです。また「思っていたのと違う」ということにもなりにくいので、どんなことをしたいか想像しながら考えましょう!
美観維持や手入れに時間をかけられるのかも重要
庭づくりを計画するときには、庭のメンテナンスにかかる手間も考えておきましょう。
例えば、天然芝を植えると芝刈りや雑草取りなど定期的な手入れが発生します。
メンテナンスを怠ると、美しさを維持できなくなります。
サンルームやテラス屋根などは汚れがたまると目立ちやすいため、こまめな拭き掃除が必要です。
もし、手入れに時間を割けない場合には、シンボルツリーはあまり落葉しない樹木を選んだり、人工芝にする方法もあるので、知識が豊富な業者に相談してみるとよいでしょう。
庭の維持管理にお金をかけられるかも考える
庭のメンテナンスを考える場合、かけられる時間のほかに、金銭的な計画も立てておきましょう。
大きな木を植えたレイアウトでは、手入れしないと枝が伸びて隣の家の敷地に入り込んでしまうこともあり、迷惑にならないためにも定期的な剪定が必要です。
背の低い木は自分で剪定が可能ですが、大きな木の剪定は専門業者に依頼するほうが安全です。
庭をおしゃれに演出するエクステリアとレイアウト
どのようなテイストの庭にするのかイメージできたなら、配置するエクステリアを選びましょう。
すてきな庭を見かけたら、どのようなエクステリアを使っているかを参考にするのもおすすめです。
ここでは、おしゃれな庭づくりで人気のあるエクステリア15種類を紹介します。
おすすめのレイアウト例なども解説しますので、ぜひ参考にしてください。
ウッドデッキ
ウッドデッキは、リビングなどから室外へ続く木製の床です。
室内からつながる空間は部屋を広く感じさせ、外履きに履き替えることなく気軽に外に出られるのが魅力です。
天然木で作られたウッドデッキは木の温かみを感じられるのが魅力ですが、雨風にさらされるため定期的なメンテナンスが必要です。
天然木以外も樹脂を木粉に混ぜた製品や樹脂のみで作られたウッドデッキなどがあるので、好みに合わせて選べます。
タイルテラス・自然石テラス
ウッドデッキのように、室内から続くスペースにタイルや薄い石板を敷いたものを自然石テラスと呼びます。
雨や日光にも強い素材のため、劣化が少なく掃除もしやすいのがメリットです。
床面が平らでガーデンテーブルや椅子が設置しやすいので、外でティータイムや読書を楽しむなど優雅な時間が過ごせそうです。
モダンなレイアウトを考えているならば、タイルや自然石が持つクールなテイストを取り入れておしゃれなレイアウトを楽しんではいかがでしょう。
サンルーム
リビングに、ガラスで囲われた温室のようなスペースをつなげたものがサンルームです。
ガラス越しに庭の景色を眺められるため、サンルームから見える位置に彩りの豊かな草花や、紅葉する樹木を配置すると季節の移り変わりを楽しめるでしょう。
また、サンルームは雨の日の洗濯物干し場として活用できるメリットもあります。
テラス屋根
テラスやウッドデッキは、雨や風の影響を受けやすい場所です。
屋根を設置すれば、テラスやウッドデッキの劣化を軽減できるだけでなく、急な雨で洗濯物を濡らしてしまう心配も少なくなります。
テラス屋根は、アルミなどの骨組みにポリカーボネートなど透明な板を張り付けたものです。
テラス屋根を通して日の光が入るため、圧迫感もなく明るいテラススペースを保てます。
パーゴラ
パーゴラは、植物を絡ませて飾る棚のことを指します。
リビングの窓の前に設置してツル性の植物を絡ませれば、夏の強い日差しをやわらげてくれるでしょう。
冬に植物が枯れた後は、日差しが差し込むようになり部屋の空気を暖められます。
花や緑を楽しむだけでなく、自然の温度調節方法として役立つエクステリアです。
また、パーゴラは豊富なデザインや形のものが販売されています。
門付近にアーチ型のパーゴラを設置してツル性のバラを飾っても、おしゃれなレイアウトになります。
日よけ
遮るものが少ない庭側の窓は直接日差しが差し込みやすく、夏の冷房効率やフローリングや家具の日焼けが心配になります。
オーニングは、開閉できるひさしのようなもので、窓の周囲の壁に取りつけるタイプがあります。
このほか自立するタイプもあり、ガーデンテーブルの近くに設置すれば日中の日差しを気にせず庭でくつろげるでしょう。
また、オーニングより簡易な日よけとして、シェードがあります。
開閉調整ができませんが、フックやヒモで簡単に庭先に固定できるため、日よけを使う頻度が低い場合も手軽に使えます。
フェンス・塀
家の印象を左右する代表的なエクステリアといえば、フェンスや塀が挙げられます。
塀やフェンスは、目隠しや防犯のために設置するものですが、家の印象を決めるアイテムとしても活用できるエクステリアです。
竹のフェンスを設置して和風なイメージを作ったり、ツル性の草花を巻き付けたフェンスを使ってナチュラルで華やかな雰囲気を演出したりと、機能や目的で選ぶだけでなく素材で与える印象を意識して選ぶのもおすすめです。
シンボルツリー
シンボルツリーは、家を印象づけるような目印となる木のことを指します。
庭に大きな木を1本植え、他の植物は背丈の低いものを配置するなど、シンボルツリーを目立たせるようなレイアウトがおすすめです。
木が思ったより大きく育って庭が暗くなってしまったり、日当たりが悪い場所に植えてうまく成長しなかったりなどの後悔をしないために、専門業者に相談してシンボルツリーを選ぶと安心です。
花壇
庭を華やかに飾る方法として思い浮かぶのは、花壇を作ることではないでしょうか。
土があふれ出ないように囲ったスペースにいろいろな種類の草花を咲かせれば色あざやかなスペースが作れます。
玄関の門柱の付近にレンガやコンクリートで花壇を作れば、家の入口を通るたびに花を楽しめるでしょう。
地面を掘って本格的に花壇を作るのが難しい場合には、花壇用のフェンスで囲ったスペースに土を盛ったり、プランターを並べたりするだけでも視線を集めるレイアウトとなるに違いありません。
生け垣
ブロック塀やフェンスのように、植物で家の敷地を囲った塀が生け垣です。
背が高く葉が密集した木を並べれば、道路から家や庭が丸見えにはなりにくくなります。
生け垣は日本風の庭づくりに使われるイメージがありますが、新芽が色づく草木や葉の色が明るい植物を選んで生け垣を作れば、洋風の住宅にもよくなじみます。
最近では、背の低い草木で生け垣を造る人も増えています。
家の周囲をぐるりと囲うのではなく、道路に面した部分だけを生け垣にすれば、メンテナンスの手間も減らせるでしょう。
芝生(天然・人工)
庭一面に芝生を植えると、緑がさわやかな庭になります。
芝生をきれいな状態で維持するためには、芝刈りや水やりなど手入れが必要ですが、泥や土の跳ね返りが少なく、コンクリートでありがちな照り返しを減らせるなどのメリットがあります。
人工芝を使えば天然芝のように手入れをする必要はありません。
最近では本物にそっくりの人工芝もあります。
コンクリート部分が多い庭では、目地の部分や周辺のすき間に人工芝を植えると冷たく見えがちなコンクリートの庭に温かみを加えられます。
立水栓
立水栓は、庭や駐車場などで水道を使うための蛇口です。
地面に立てた水栓に蛇口を付けているため立ったまま使用できます。
水受けは豊富なデザインの中から選ぶことができます。
蛇口が2つ付いている立水栓を設置すれば、一方は蛇口のまま手洗いなどに使用し、もう一方には水やり用のホースを取りつけられますから、水やりのたびにホースを外す手間が減らせます。
また、蛇口にシャワーを取りつければ、散歩から帰ったペットの足や体を洗うためにも使えるので、ペットを飼っているご家庭にもおすすめのエクステリアです。
物置小屋
ガーデニング用品やバーベキューの道具など、庭の管理や庭でのレジャーに必要な道具を保管する物置小屋があれば、整理整頓が楽になります。
自転車やアウトドア用品を保管するのにも使えます。
物置というと四角いシンプルなプレハブをイメージする方が多いのではないでしょうか。
近年の物置小屋はおしゃれなデザインのものが多く、たとえば山小屋風のデザインの物置だとナチュラルテイストの庭を目指す人にぴったりです。
小道
庭に小道を作ると、芝生や植物との境界線がはっきりして、庭のレイアウトにメリハリを付けられます。
小道の両端に敷石やレンガを並べると靴を土で汚しづらくなるなどの効果もあります。
小道の両端に花を植えたり緑で縁取ったりすると、より華やかに印象づけられるでしょう。
門から玄関へ続く小道などよく歩く場所の小道には、コンクリートや石板など凹凸の少ない素材を使うと歩きやすくなります。
照明
夜間の庭を照明で照らすと、昼間と違った雰囲気を味わえます。
照明で玄関や庭を明るくしておけば、人目につきやすく防犯効果も期待できるでしょう。
カーポートや玄関の屋根にダウンライトを設置したり、小道や植え込みの間にポール型の照明器具をレイアウトしたりすると、夜の庭もおしゃれに演出できます。
草木に照明の光が直接あたる場所には、光が熱を持ちづらいLED電球の使用がおすすめですが、本体は熱を持つため、植物に接しないように設置するといいでしょう。
まとめ
庭づくりを考えるときには、「子供と庭で遊びたい」「庭にテーブルを置いてくつろぎたい」など、具体的に庭でどのように過ごしたいかをまず整理しましょう。
そうすることで、使い勝手のよいエクステリアも選べるようになります。
庭はいったんできあがってしまうと、気軽に作り直すことは難しいため、経験豊富な業者に相談や工事を依頼することもいいでしょう。
安心して信頼できる業者を見つけるためには、必ず事前に相見積りをとって費用の確認をして、親身に相談に乗ってくれる業者かどうかを見極めましょう。
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