【プロが教える】新築のポストの種類・設置方法まとめ|失敗しない選び方もあわせて紹介
新築の家に設置するポストはどうやって選べばいいのだろう?
ポストは家の外観に大きく影響するため、失敗したくないですよね。
ポストを選ぶ際は、見た目だけでなく容量や防犯面、設置場所も検討することが大切です。
この記事では、新築の家にポストを設置しようと考えている方に向けて下記の内容をご紹介します。
- 新築の家に取り付けられるポストの種類
- ポストの設置場所3パターン
- 新築の家にポストを設置して失敗しないコツ
- 新築におすすめのおしゃれなポスト
最後まで読んで、理想通りのポストや外構にしましょう。
「ポスト以外にも新築外構の見積・プラン全体を比較したい!」という方は下記のボタンを押してお気軽にはお問い合わせください。
新築のポストの取り付けタイプ3つ
新築の家に設置するポストは、下記の3種類です。
- 独立タイプ
- 壁掛けタイプ
- 埋め込みタイプ
種類によって、特徴や機能性はそれぞれ異なります。
独立タイプ | 壁掛けタイプ | 埋め込みタイプ | |
---|---|---|---|
デザイン性 | ◯ | ◎ | △ |
設置しやすさ | ◎ | ◯ | × |
省スペース | △ | ◎ | ◯ |
取り出しやすさ | ◯ | ◯ | ◎ |
防犯性能 | ◯ | ◯ | ◎ |
価格の安さ | ◯ | ◎ | ◯ |
ポストの特徴とメリット・デメリットを種類別に見ていきましょう。
独立タイプ
独立タイプは、地面に埋め込んで固定するポストです。
目印にもなるほど外構の中でも存在感を放ち、家のイメージに大きく影響します。
独立タイプのポストは、スタンドタイプ(スタンド型)と、ポストや宅配ボックス、表札、インターホンが一体化した機能門柱の2種類があります。
独立型ポストのメリット・デメリットは表のとおりです。
メリット | ・設置場所の自由度が高い ・宅配ボックス一体型の商品もある ・プランター置き場として使える商品もある |
---|---|
デメリット | ・設置場所を確保する必要がある ・強風で転倒する恐れがある ・玄関を出て郵便物を取らないといけない |
設置スペースが確保できて、自分が好きな場所にポストを置きたい方におすすめです。
壁掛けタイプ
壁掛けタイプは、玄関の横や門の壁に取り付けるポストです。
独立タイプや埋め込みタイプのポストと比較すると、デザインの種類が多いのが特徴です。
壁掛けタイプのほとんどは、上から投函して、横または前から取り出す仕組みになっています。
メリットとデメリットは、表のとおりです。
メリット | ・デザインが豊富 ・場所を取らない ・自分で設置できる ・取り返しやすい |
---|---|
デメリット | ・郵便物を取り出す際は前に回る必要がある ・玄関を出て郵便物を取らないといけない |
デザインの種類が豊富なので、好みや家の外観に合わせて好きなものを選べます。
防犯面が気になるときは鍵付きタイプを選ぶ、もしくは自分で南京錠を取り付けましょう。
埋め込みタイプ
埋め込みタイプは、住宅や門の壁面に埋め込むポストです。
取り出し口が正面にあるタイプと裏側にあるタイプの2種類があります。
埋め込みタイプのポストのメリット・デメリットは、表のとおりです。
メリット | ・家の中から郵便物を取り出せる ・投函口が目立たずスタイリッシュな外構を演出できる ・設置場所をあまり取らない ・防犯面で安心 |
---|---|
デメリット | ・ポストを埋め込む場所を事前に設計する必要がある ・住宅の気密性に影響が出る |
住宅に埋め込むタイプだと、鍵を付けなくても郵便物が盗難される心配がありません。
また、室内で郵便物を受け取れるため、雨や雪の日に外に出なくていい点もメリットです。
ただし、ポストの投函口はずっと開いている状態のため、住宅の気密性が損なわれる可能性があります。
新築のポストの設置場所3パターン
新築のポストの設置場所は、下記3箇所に分けられます。
- 道路に面した場所
- 玄関ドアの横
- 玄関ポーチの前
設置場所ごとのメリット・デメリットを表にまとめました。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
道路に面した場所 | 配達員が敷地内に入ってこない | ・道路まで出て郵便物を取る必要がある ・防犯面が心配 |
玄関横のドア | 玄関ドアを開けてすぐに郵便物を取れる | 玄関まで配達員が入ってくる |
玄関ポーチの前 | 玄関と道路の中間地点にある | 配達員が敷地内に入ってくる |
それでは、ポストの設置場所の特徴とメリット・デメリットを具体的に見ていきましょう。
道路に面した場所
ポストを道路に面した位置に置くと、郵便配達や新聞配達の方が敷地内に入ってくることがあまりありません。
そのため、敷地内に見ず知らずの方が入ってくることに抵抗がある方におすすめの設置場所です。
ただし、玄関からポストまで距離があるため、郵便物や新聞を取りに行く際に道路まで出る必要があります。
晴れている日はいいですが、雨や雪の日にはポストまで取りに行くのが億劫になるでしょう。
近隣住民と顔を合わせるかもしれないので、寝起きの場合は恥ずかしくない程度に身なりを整える必要があります。
また、ポストが道路に面した位置にあると、室内からあまり目が届きません。
対策をしていないと、ポストにいたずらをされたり、郵便物が盗まれたりする可能性も考えられます。
玄関ドアの横
玄関ドアの横にポストを設置すると、郵便物を取るために外に出る必要がありません。
玄関ドアを開けてすぐに取り出せるので、雨や雪の日も億劫になりにくいでしょう。
寝起き姿のままでも、近隣住民に見られずに郵便物や新聞を取りに行けます。
一方で、玄関横にポストを設置する一番のデメリットは、見ず知らずの人が玄関の方まで入ってくることです。
したがって、プライバシーよりも利便性を重視したい方に向いています。
ただし、郵便配達員や新聞配達員なら敷地内に入ってきても気にならないという方なら、デメリットには感じにくいでしょう。
玄関ポーチの前
玄関ポーチの前は、玄関と道路のちょうど中間地点です。
郵便物を道路の方まで取りに行くのは面倒だけど、玄関先に見ず知らずの人が入ってくるのは抵抗があると感じる人には、玄関ポーチ前が向いています。
とはいえ、敷地内に郵便配達や新聞配達の人が入ってくることには変わりありません。
そのため、道路に面した位置にポストを設置する場合と比較すると、プライバシーは守られにくいといえます。
道路の方まで行く必要はないとしても、郵便物や新聞を取るには玄関から少し出なければいけません。
雨や雪の日には、場合によっては傘をさす必要性も出てきます。
玄関ドアの横や道路に面した位置と比較すると、特段のメリットは感じにくいでしょう。
新築のポストで失敗しないためのコツ
新築の家にポストを設置する際に気をつけたいポイントは、下記3つです。
- カギの種類に気をつけよう
- ポストの大きさに気をつけよう
- 外構(エクステリア)のプロに相談しよう
住み始めてから「ポストの設置に失敗した!」と後悔しないように、事前に確認しておきましょう。
カギの種類に気をつけよう
ポストを選ぶときに着目してほしい点のひとつは、カギの種類です。
ポストの見た目や設置場所だけでなく、郵便物の盗難防止を防ぐために防犯面にもこだわりましょう。
おすすめのカギの種類は、ダイヤル錠です。
ダイヤル錠は決められた数字に合わせることで解錠され、鍵を持ち歩く必要がありません。
番号を忘れると開けられなくなる点には注意が必要ですが、使い勝手が良くて人気です。
ダイヤル錠のポストにする場合は番号を忘れないように、メモを取っておきましょう。
ポストの大きさに気をつけよう
ポストの大きさも選ぶときに着目したいポイントのひとつです。
ポストの大きさは、主に3種類です。
投函口のサイズ | 投函可能な郵便物 | |
---|---|---|
標準 | 約30cm | ・A4回覧板 ・A4書類 ・新聞など |
大型 | 約35cm | ・ゆうメール ・レターパック ・分厚いカタログなど |
コンパクト | 約30cm | ・書類 ・新聞など |
標準サイズのポストは大きすぎないので、設置に場所を取りません。
ある程度郵便物が入るので、数日間家を空けても安心して使用できます。
大型サイズのポストは容量が大きいので、郵便物の多いご家庭や事業所などにおすすめです。
頻繁に通販で買い物する人も、再配達の手間を省くために大型サイズのポストにした方がいいでしょう。
一方で、コンパクトサイズはあまり郵便物を溜められないので、こまめにチェックできる方に向いています。
外構(エクステリア)のプロに相談しよう
ポストの種類やデザイン、設置場所などで悩んだ場合は、外構(エクステリア)のプロに相談しましょう。
外構のプロに相談すると、家の外壁や屋根、玄関ドアなど全体のバランスに合ったポストを提案してくれます。
ポストを選ぶ際にデザインを重視する方が多くいますが、完成イメージを知っておかないとバランスの悪いちぐはぐな家になってしまいます。
外構業者ならポストだけでなく門扉やフェンス、カーポートなど外構全体を任せられるので、統一感が出て家の格が高まるでしょう。
外構・エクステリアパートナーズは、地元で評判の良い外構業者に簡単に見積もりを依頼できるサービスです。
スケジュール調整、価格相談、お断り連絡などの面倒なことをすべて無料で任せられます。お気軽にお問い合わせください。
【取り付け方別】新築におすすめなおしゃれなポストを紹介
次は、3通りの取り付け方別におすすめのポストをご紹介します。
- 独立タイプ
- 壁掛けタイプ
- 埋め込みタイプ
おしゃれなポストを探している方は、ぜひ参考にしてくださいね。
独立タイプの定番ポスト
独立タイプの定番ポストは、セキスイデザインワークスのbobi Cargo(ボビカーゴ)です。
フィンランドのbobi社の宅配ポストで、ヨーロッパ製のかわいらしいシルエットが特徴です。
上段にポスト、下段に宅配ボックスを配置した1台2役の多機能宅配ポストで、それぞれに鍵がついています。
メーカー | bobi社 |
---|---|
商品名 | bobi Cargo(ボビカーゴ) |
鍵の有無 | あり |
宅配ボックスの有無 | あり |
壁掛けタイプの定番ポスト3つ
壁掛けタイプで定番のポストは、下記3つです。
- リクシルの機能門柱FW
- YKKAPのルシアス
- 三協アルミのエスポⅡ
リクシルの機能門柱FW
どれも柱とセットで使用することで、独立型ポストのように家の目印になるほど存在感があるポストです。
リクシルの機能門柱は、シンプルなデザインの木彫色が特徴です。
メーカー | LIXIL |
---|---|
商品名 | 機能門柱FW |
鍵の有無 | あり |
宅配ボックスの有無 | なし |
YKKAPのルシアス
YKKAPのルシアスは、宅配ボックスも付けられる多機能タイプです。
メーカー | YKKAP |
---|---|
商品名 | ルシアス |
鍵の有無 | あり |
宅配ボックスの有無 | あり |
三協アルミのエスポⅡ
三協アルミのエスポⅡは、スタイリッシュなデザインのシンプルなポストです。
宅配ボックスもセットにでき、鍵も付いているのでセキュリティ面でも安心できます。
メーカー | 三協アルミ |
---|---|
商品名 | エスポⅡ |
鍵の有無 | あり |
宅配ボックスの有無 | あり |
駐車やアプローチの妨げにならなければ、宅配ボックス付きのタイプが便利でおすすめです!
埋め込みタイプの定番ポスト2つ
埋め込みタイプの定番ポストは、下記2種類です。
- LIXILのエクスポスト 口金タイプ N-1型 1B
- YKKAPのエクステリアポストシリーズ G3型
LIXILのエクスポスト 口金タイプ N-1型 1B
メーカー | LIXIL |
---|---|
商品名 | エクスポスト 口金タイプ N-1型 1B |
鍵の有無 | なし |
宅配ボックスの有無 | なし |
>LIXILのエクスポスト 口金タイプ N-1型の見積りをとってみる
YKKAPのエクステリアポストシリーズ G3型
メーカー | YKKAP |
---|---|
商品名 | エクステリアポストシリーズ G3型 |
鍵の有無 | |
宅配ボックスの有無 | なし |
>YKKAP_エクステリアポストシリーズ G3型の見積りをとってみる
新築のポストに関してよくある質問
新築の家にポストを設置する際によくある質問をご紹介します。
ポストを自分で設置することはできる?
外壁に取り付けられる壁付けタイプや置き型タイプのポストであれば、自分で設置可能です。
ただし、埋め込みタイプや門柱タイプのポストに比べると、防犯面や耐久性に懸念が残ります。
ポスト自体をしっかりと固定しなければ、ポストごと盗難されるリスクも考えられます。
以上から、ポストを設置する際は専門業者に依頼するのが無難です。
新築にポストがない場合の解決策は?
新築の家に住み始めたものの、ポストの設置が間に合わなかったときは、段ボールやケース、かごなどをポストとして代用しましょう。
代用している箱がポストだとわかるように、「郵便物はこの中に入れてください」と記入しておいてくださいね。
ただし、防犯性に欠けており、雨が降ると濡れる可能性もあるため、郵便物が届いたらできるだけ早く取りに行くことが大切です。
地域の外構屋さんで新築のポスト設置をしよう!
この記事では、新築の家に設置するポストの種類や設置場所、失敗しないコツ、おすすめ商品についてご紹介しました。
内容まとめ
新築の家に設置するポストは独立タイプ・壁掛けタイプ・埋め込みタイプの3種類
▼新築の家にポストを設置する際に失敗しないコツ
・カギの種類に気をつけよう
・ポストの大きさに気をつけよう
・外構(エクステリア)のプロに相談しよう
ポストは商品によってそれぞれ容量や防犯性などは異なります。
また、設置場所でも利便性や防犯性がそれぞれ違います。
失敗したくないから専門業者に依頼しようと思っても、問い合わせたり相見積もりを依頼したりするのは大変ですよね。
そこで、外構・エクステリアパートナーズは地域で評判のいい外構工事専門業者を無料で紹介しています。
ポストだけでなく門まわりや玄関ポーチなど外構をトータルで提案できる専門性を持っているので、納得のいくポストと外構に仕上げたいという方はお気軽にご相談ください。
玄関ポーチの広さや、ドアを開いたときにスペースを確保できるかによっても設置の向き不向きがありますので、使い勝手を事前にイメージすることも重要です。