駐車場をガーデニングで庭のようにアレンジしたい!施工プランと参考費用を紹介
駐車場は「車を停めるだけの場所」として、飾りや見た目に気を遣っていない人もいるかもしれません。
しかし、辺り一面コンクリートやアスファルトなどで無機質な印象を持たれがちな駐車場も、空いたスペースに植栽や花壇など、簡単なガーデニングを施すだけで一気に庭の見た目や印象が変わります。
この記事では、駐車場にガーデニングを施す方法や、それぞれのメリット・デメリットについて紹介します。
自宅の駐車場にガーデニングを施したいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
植栽や花壇でコンクリートやアスファルトの駐車場の無機質な印象を改善!
コンクリートやアスファルトで無機質な印象になりがちな駐車場も、空いているスペースに植栽を施したり花壇を設置する事で印象を明るくできます。
植栽を行ったり花壇を設置するためには、必ずしも大きなスペースが取れなくても問題ありません。
駐車場の四隅やフェンス、地面の目地など狭いスペースを複数箇所活用すれば、全体的に緑が増えて無機質な印象の改善に繋がります。
また、以下のように場所によって適切なガーデニングを施すとより効果的です。
- 駐車場の四隅には花壇やプランターを設置する
- フェンスや塀の間にはつる科の植物を植栽する
- 地面などの目地には踏まれても大丈夫な植物を選ぶ
以上のように、大掛かりな工事を行ったり広いスペースを確保したりしなくても、現状の駐車場に空いているスペースを見つけて活用することで、無機質な印象から自然で明るい印象に変えられるのです。
植栽や花で駐車場を庭のようにガーデニングするメリット
植栽や花で駐車場をガーデニングするとさまざまなメリットを得られます。
2つのメリットを紹介するので、いいなと思うことがあれば、駐車場でのガーデニングを検討してみてください。
景観が華やかになる
景観が華やかになるのが、植栽や花で駐車場をガーデニングするメリットの1つです。
アスファルトやコンクリートで味気ない雰囲気になりがちな駐車場ですが、車が出て空いている状態だとより一層無機質な印象が強くなるとともに、ガランとして間の抜けた感じになりがちです。
駐車場にガーデニングを施していていれば、車がなくても草花が目に入る事によって空いている空間も華やかに映り、明るい印象を与えてくれます。
涼しさを感じられるようになる
植栽や花で駐車場をガーデニングすると、涼しさを感じられるようになります。
アスファルトやコンクリートの灰色や黒色は重たい印象を与えるだけではなく、熱を溜め込むんで長時間放出する性質があります。
駐車場に草花があると緑色などが差し込まれて涼しげな雰囲気になるだけでなく、太陽光の照り返しを防いで熱がこもるのを防いでくれるため、快適性も高まります。
また、花の種類を青色などの寒色系のものにすると、涼しげな印象をより一層強くしてくれるため、夏など気温が高くなる季節におすすめです。
植栽や花で駐車場をガーデニングするデメリット
植栽や花で駐車場をガーデニングする際に発生するデメリットをあらかじめ把握しておけば、自分の目的に合っているかを判断できます。
2つのデメリットを紹介するので、植栽や花で駐車場をガーデニングする前に確認してみてください。
管理の手間がかかる
管理に手間がかかるのが、植栽や花で駐車場をガーデニングする際に気をつけるべきポイントです。
植物は成長して伸びるため適切に管理しないと長さや高さがバラバラになってしまい、逆に景観を損ねてしまいます。
さらに、伸びすぎて歩くスペースを侵食してしまうと歩行の邪魔になってしまうこともあります。
枯らしてしまう場合がある
駐車場は車の排気ガスに触れやすい空間のため、排気ガスへの耐性が低い植物は枯れやすくなってしまいます。
予め排気ガスへの耐性が高い植物を選ぶことである程度対策できます。
また、枯らしてしまうと処分する手間が発生するほか、新たな植物を用意したり再度ガーデニングを行う必要も出てきます。
よりガーデニングと馴染む「枕木」を使った駐車場も人気!
「枕木」とは一定の間隔で地面に敷き詰められる板状の木で、駐車場として車を停める場所の目印や、アプローチ・園路、門柱としても使われます。
枕木を使った駐車場は、コンクリートやアスファルトのみで作られた殺風景な駐車場と比べて自然な印象になり、良い雰囲気を醸し出してくれます。
さらに、枕木は木を使っているため草花などの植物と合わせても見た目の相性が良く、コンクリートやアスファルトの駐車場よりもガーデニングが馴染みやすいです。
しかし、枕木に使用するのは木材なので、耐用年数は10~15年程度です。
頻繁に変えなければいけないというわけではありませんが、メンテナンスが必要になるということは覚えておきましょう。
近年では劣化しにくく扱いやすいコンクリート製の枕木が人気です。年輪や割れなど細かい部分も再現されていて、リアルな商品も発売されています。
枕木で駐車場を施工するメリット
枕木で駐車場を施工することには次のようなメリットがあります。
ガーデニングとの相性が抜群
枕木を施工した駐車場は、ガーデニングとの相性が抜群です。
アスファルトやコンクリートの駐車場でガーデニングすると、一部だけ雰囲気が変わっているように見えて全体的なまとまりはあまり良くありません。
ですが、枕木は素材が木材のため、自然な風合いや明るい雰囲気が魅力的で、さらに他の植物や花などを取り入れることで、より一層駐車場周辺の景観を華やかにしてくれます。
費用が安く抑えられる
材料費や施工費などの費用を安く抑えられるのも、枕木を利用するメリットの1つです。
枕木は木材のため安価で、場合によってはDIYで施工も可能なため費用を抑えられます。
また、枕木の材質は木ですが、かつて電車の線路にも使用されていたように、非常に丈夫であり、重い車が乗っても問題ない耐久性があります。
そのため、適切に管理すれば頻繁に新しいものに変える必要性がなく、長く使うことが可能です。
枕木で駐車場を施工するデメリット
枕木で駐車場を施工することには、次のようなデメリットもあります。
劣化する場合がある
枕木を利用するデメリットとして、劣化が挙げられます。
材質の腐食や経年劣化による割れ、シロアリによって喰われるなど、劣化によって使いものにならなくなる場合があります。
そうすると、駐車場の見た目や雰囲気が悪くなってしまうだけでなく、腐食部分やシロアリが湧いている箇所は衛生的にも良くないため、早急な対処が必要になります。
メンテナンスが必要
枕木には定期的なメンテナンスが必要であり、手間がかかりがちです。
腐ったり割れたりしていないか定期的な確認が必要で、状況がひどい場合は交換しなければなりません。
交換には手間がかかると同時に、新品を用意したり業者に施工を頼む場合はその費用が必要になるなど、金銭的な負担も発生してしまいます。
駐車場でガーデニング・植栽をする場合の費用相場
ガーデニングと一言で言っても種類や規模はさまざまです。
そのため、ガーデニングの費用は数万から100万円と幅が広いです。
ですが、コンクリートでの整地・整備や、砂利の敷き詰め、芝生貼り付けなどは、一般的な庭の広さであれば50万円を超えないことがほとんどです。
枕木は1本あたり4,000~5,000円で施工可能で、枕木を駐車場に施工する場合に目安となります。
あわせて、枕木を敷くために整地や下地処理、雨水対策の勾配を設ける工事、芝生を追加するなど作業も必要になり、その分の費用もかかります。
諸々を含めた費用相場の目安は13万~21万円程と言われていますが、枕木の本数や規模、駐車場の環境や状況などによっても左右されるため、事前にどれぐらいの費用がかかるかの調査が大事です。
駐車場のガーデニング・植栽ならまずプロに相談を!
ガーデニングや植栽は簡単かつ手軽に出来るというイメージがあり、DIYに挑戦する方も多いでしょう。
しかし、駐車場周辺のガーデニングや植栽は専門的な知識がないと、せっかく植えた草花をすぐに枯らしてしまう場合も少なくありません。
そこでおすすめしたいのが、ガーデニングや植栽のプロに相談をすることです。
「外構・エクステリアパートナーズ」は外構に関係する工事なら全て対応可能。
地域の業者のなかから、最大3社の見積りを一括で取ることができ、自分の理想や価格感に近い業者に安心して依頼できます。
駐車場のガーデニング・植栽をしたいと思っている方は、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
植物を配置する際は、施肥や病害虫防、剪定など、除維持管理の手間まで考慮に入れるのがポイントです。