新築カーポートで「いらなかった・・」と後悔しないための5つのチェックリスト
新築でカーポートを付けて後悔しないかな・・?
外構・エクステリア工事の中でもカーポートは外構全体の費用に占める割合が多い工事です。
また、一旦設置してしまうと自分だけで調整や工事をやり直ししにくいです。
そのため、設置で間違ったからといって撤去するにはまた専門業者に費用を払って行ってもらう必要があります。
この記事では、新築時のカーポート設置で後悔しないために下記のポイントを解説します。
- 新築時にカーポートは設置すべきか
- カーポートを設置するメリット/デメリット
- カーポートの設置で後悔しない為のチェックポイント
最後までチェックしてみて後悔しないカーポート設置工事を行いましょう。
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【アンケート結果】カーポート工事してよかった?それとも必要ない?
外構・エクステリアパートナーズが184名の戸建てユーザーに調査した結果では、「カーポート」は工事して良かった第二位に属していました。
回答頂いた約4割の方が「カーポート」を選択しているということになります。
アンケートの結果から外構工事の中では比較的満足度の高い工事となっていると言え、工事の必要性はあるとわかります。
ただし、「工事してよかった」と思えるためには後悔しないよう計画立てて工事を行う必要があります。
では、後悔しないためにはどのようなことに気を付けるべきなのでしょうか?解説しています。
新築カーポート設置で「いらなかった・・」と後悔しないために
カーポートを設置する前に、そもそもカーポートを設置する必要があるのか?
という点について考えてみましょう。
そもそもカーポートを設置するほどのこだわりがないのであれば、浮いたお金で他の設備の質を高めたり家具を買ったりした方が有意義になるかもしれません。
ちなみに、新築カーポートの費用はだいたい20~45万円ほどです。
家族の意見や、メリット・デメリットを判断した上で購入を検討すると良いでしょう。
次の章ではカーポートを設置するメリットを解説していきます。
カーポートを設置するメリット
車内が高熱になりにくい
夏の炎天下で外に車を駐車しておくとビックリするほど車内が高熱になりますよね。
実際に、JAFによると屋根がない環境下でのテストでは車内の気温が57℃になってしまうことも観測されています。
車内最高温度 | 車内平均温度 | ダッシュボード最高温度 | |
---|---|---|---|
対策なし(黒) | 57℃ | 51℃ | 79℃ |
対策なし(白) | 52℃ | 47℃ | 74℃ |
サンシェード装着 | 50℃ | 45℃ | 52℃ |
窓開け(3cm) | 45℃ | 42℃ | 75℃ |
エアコン作動 | 27℃ | 26℃ | 61℃ |
真夏の車内温度(JAFユーザーテスト)
※対策なしはサンシェード・窓開けがない状態
カーポートを設置することで、日差しが遮られるので車内に直射日光が当たりにくくなります。
その結果、直射日光が当たらない分車内が高熱になりにくくなります。
冬場の外出がスムーズ
カーポートがあることで雪や霜が車に積もりにくくなります。
そのため、車の周りを雪かき・雪下ろししてから出発する手間が省けスムーズに出発することができます。
また、雪国でなくても寒い朝にフロントガラスが凍結するのでエアコンで溶かしたり、
お湯をかけて溶かす必要が無くなります。
雨に濡れにくい
車の上に屋根がついていることで、乗車時・降車時に雨に濡れにくくなります。
子供がいる家庭ではチャイルドシートからの取り外しや、子供の乗り降りで時間がかかりがちです。ただ、屋根があることで雨に濡れずに乗り降りを行うことができます。
車が長持ちする
車の塗装は紫外線や水垢、花粉、鉄粉、鳥の糞などさまざまな外的要因によって劣化していきますが、特に気を付けなければならないのが紫外線による劣化です。
yellow hat公式コラムより
車を雨風や紫外線・鳥のフンから守ることができ良い状態に保つことができます。
特に、紫外線は車の塗装や樹脂部分・ゴム部分を劣化させてしまいます。
屋根があることで劣化を遅らせることができます。
実際に、劣化が目立つまでに車を乗り換えるかもしれませんが、車を中古車として売りに出したときに状態が良ければ相場より高めに売れる場合もあります。
カーポート設置で「いらなかった・・」を防ぐチェックリスト
日当たりが悪くならないか
カーポートを建てたことで、日が遮られ当たりが悪くなったり暗くならないように建てる位置に気を付けましょう。
対処法としては、家と位置の位置関係を考慮して影が気にならない・なりにくい場所に建てることをおすすめします。
また、屋根材に透明のポリカーボネートを使うことによって日光が通りやすくなり、
カーポートと家の距離が近くてもカーポートの陰で家の中が暗くなることが抑えられます。
ただし、ポリカーボネートは雪国のように数メートル積雪する地域でも耐久性に問題があるため、雪国に住んでいる方は買い控えた方がよいでしょう。
柱を含めても余裕はあるか
カーポートを建てる際に柱の建設が必要です。
この柱分のスペースは駐車スペースを狭めてしまう恐れがあります。
実際に車を止めてドアを空けるスペースが狭くなってしまったり最悪、車幅分のスペースが柱でなくなってしまったなんてケースも起こり得ます。
また、カーポートを通って自転車で外に出ていく計画をしているのであれば、自転車が通れるぐらいのスペースはほしいところです。
対処法としては、カーポートの柱分のスペースを考慮した駐車スペースで十分に余裕があるのか確認しましょう。
また、柱が片側2本なのか、4本なのかで駐車できる範囲が変わることも注意しましょう。
車の後ろに柱を設置するタイプのカーポートも選択肢の1つになります。
屋根のサイズは適正か
屋根サイズが車の横幅ぴったりの場合、ドアを開けた際に濡れてしまったり、少しの風でも雨が吹き込みやすくなります。
もちろん、気にされないという方はそれでも問題ありません。
ただ雨の日の乗り降りで極力濡れたくないという方は、屋根の大きさを車の周りにいても雨がかからないぐらいに広げておくと便利です。
将来への選択肢が考慮されているか
- 保有する車の台数
- 車の買い替え
この2点を考慮してカーポートを建てて行くとよいでしょう。
カーポートは一度建てたら10~20年使うものですので、今は良くてもその後のライフスタイルが関わってきます。
例えば、趣味が変わって出かけることが多くなったから軽自動車からミニバンに変えたいと思っていても横幅の関係で諦めざるを得ないケースもあります。
また、今は1台しか使っていなくても配偶者や子供も今後車を使う可能性があれば、余裕をもって2台分を確保していた方が後から設置するより安く済みます。
空いている分は自転車を置いたり、ガーデニング用品などもおいておくこともできます。
自然災害のリスクは考慮されているか
台風や雪があまり降らない地域でも数年に一度降るドカ雪で、カーポートがつぶれて車を損傷させてしまうこともあります。
実際に、2014年2月に発生した大雪ではカーポートが雪の重さに耐えきれず、つぶれてしまい下敷きになったケースが多数報告されていました。
東京・神奈川・埼玉・群馬・山梨の各県では、自宅駐車場のカーポートが積雪により倒壊、下敷きになった車の救援が合計268件あったとのことです。(※JAF調べ)
自然災害の対処法としては、下記のようになります。
- 台風が多い地域:耐風圧性能のあるカーポートを選ぶ
- 数年に一度のドカ雪が降りうる地域:強度を高めるサポート柱の設置
- 積雪が多い地域:耐積雪荷重性能のあるカーポートを選ぶ
万が一、自然災害でカーポートが破損してしまったら火災保険で修理できる可能性があります。お家の火災保険を一度確認して補償内になっているか確認してみることをおすすめします。
カーポート設置についてよくある質問
カーポートの下はコンクリ―トを打った方がいい?
初期費用が許容できるならコンクリートにすることをおすすめします。
- 水はけがよくじめじめしない
- 雑草が生えてこない
- 掃除がしやすい
- 物を落としても汚れにくい
といったメリットがあり、長期的に見てメリットが大きくなるためです。
もちろん絶対にしければいけないものではないので、コスト面も考慮して検討しましょう。
柱は2本がいい?4本がいい?
積雪地域でないのなら2本でも問題はありません。
ただし、積雪地域なら4本はあった方が耐雪性能が格段に上がるために4本にしておくと安心です。
ただし、柱が車の両側のスペースをとってしまうので駐車スペースが柱の幅分だけ狭くなることに注意しておきましょう。
柱の2本の流れカーポートなら積雪は20センチまでなら耐えられます。
柱4本なら100センチほどまで耐えられます。
カーポートって必要ない?
カーポートはポリカーボネートやアルミ素材の屋根からできているので、雨やひょう、鳥のフンだけでなく、目に見えない紫外線もカットしてくれます。
紫外線は車の塗装を劣化させてしまうので、車を長くきれいに使い方には必要あると言えます。
まとめ
新築でカーポートを設置する際のチェックリストをまとめます。
後悔しないためのチェックリストまとめ
- 日当たりが悪くならないか
- 柱を含めても余裕はあるか
- 屋根のサイズは適正か
- 将来への選択肢が考慮されているか
- 自然災害のリスクは考慮されているか
カーポートは長く使えるものですし、費用はかかるものですから失敗したくないですよね。
これらの点がクリアされていても結局業者がきちんと設置してくれなかったり、相場より高い金額で請求されて工事してしまったら元も子もありません。
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