【庭・家周りコンクリートにしたい!広さ別の費用・デメリットを解説
庭や家周りのコンク―ト工事をするメリットはなんと言ってもメンテナンスの手間がへることです。デメリットとして経年劣化や費用がかさむなどの問題があります。
ただし、費用やデメリット以外にも注意してほしいポイントがあります。
庭のコンクリ―トや新築外構一式を後悔なく工事したいなら下記の3つの点必ず押さえておいてください。
- 複数社から見積を取ってしっかり比較検討する
- 自社施工業者に依頼する
- 左官工事(コンク-トを塗る工事)が得意な業者に依頼する
外構業者はブロック屋、造園屋、左官屋など母体が違う業者が一括りにされているためです。
この記事では庭をコンクリートにするメリット・デメリットについて解説します。
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庭や家の周りをコンクリートにする費用
庭をコンクリートにするためにかかる費用は、10cmの厚さで1㎡当たり単価、約8,000円~10,000円 というのが一般的な相場です。
広さ別にコンクリートの工事費用を表でまとめると以下のようになります。
18㎡(約車1台分) | 約17~20万 |
---|---|
36㎡(約車2台分) | 約34~37万 |
48㎡(約車3台分) | 約52~55万 |
60㎡(約車4台分) | 約68~72万 |
※一台分を間口3.0m×奥行6.0m=18㎡と仮定した場合
内訳は以下です。
コンクリート工事で変動する費用
鋤取り | ¥800/㎡ |
---|---|
コンクリート | ¥6,000~7,000/㎡ |
転圧・砕石敷き込み | ¥1,000/㎡ |
残土運搬処分 | ¥1,000/㎡ |
ワイヤーメッシュ | ¥800/㎡ |
型枠 | ¥600/m |
※一台分を間口3.0m×奥行6.0m=18㎡と仮定した場合
一律でかかる費用
重機回送費 | ¥20,000 |
---|
重機回送費とは、重機を工事現場から運ぶ費用です。重機の大きさや運ぶ距離によって変わります。
工事費用に含まれていることですが、見積もり書で確認しましょう。
家の周り・庭をコンクリートにするメリット
メンテナンスの手間が少ない
コンクリートで地面を舗装しているのと、土がむき出しの状態とではメンテナンスの手間が全く変わってきます。
地面の土が露出している場合、雑草や害虫対策に手間がかかります。
砂利や芝生など、地面が土となっている施工方法では自然に雑草が生えてくるため、雑草対策に時間とお金を費やすことになります。
雑草処理が追いつかなくなると、見栄えが悪くなるだけでなく、害虫が発生するリスクも高くなります。
しっかり地面をコンクリートで舗装することで、土の露出が減り、雑草や害虫対策が不要になります。
また、雨の日に泥が跳ねて足元や外壁や他の外構設備などが汚れるのを防ぐことができます。
耐久性に優れている
コンクリートは大きな重量に耐えられることから、駐車場の地面の舗装材として使いやすいということもメリットの一つです。
コンクリートでできた庭であれば、自動車や自転車に乗っていてもスムーズに移動することができます。
車いすの方も移動しやすく、バリアフリーに配慮したい場合にもコンクリートは適切です。
水はけがよくなる
コンクリートには水はけがよいというメリットもあります。
芝や砂利のお庭の場合、地面が泥になり、タイヤや足元が汚れやすくなってしまいます。
また、雨で泥水が跳ね返り、外壁が汚れやすくなって家のメンテナンスにも手間とお金がかかります。
コンクリートで舗装することで、水がたまらず地面の状態を保ちやすいのは大きなメリットの一つです。
ただし、コンクリートが濡れたままになってしまうと、コケが生えたりカビが生えたりする可能性も考えられるため、きちんと排水性を考慮した設計にする必要があります。
家の周り・庭をコンクリートにするデメリット
季節によっては照り返しで暑く感じる
コンクリートにすることで考えられるデメリットの一つは、夏場の日差しの照り返しがきつく、暑さを感じやすいという点です。
夏場はこまめに打ち水をしたり、全面コンクリートではなく部分的にコンクリートにして植栽をうまく取り入れるなどの対策が必要になります。
経年劣化でひび割れが起こることがある
コンクリートは耐久性に優れた素材ですが、年が経つにつれて表面にちょっとしたひび割れが発生してしまう可能性があります。
当然ひび割れは見た目が悪くなりますし、度合いによっては中の鉄筋のところまでひびが入ってしまい、雨水などが入り込むと耐久性も低くなってしまいます。
コンクリートの質が悪かったり、工事の下手な外構業者が作業をした場合などは経年劣化が起こりやすくなるので、信頼できる業者を選ぶことや工事費用をケチり過ぎないことなどを意識しておきましょう。
撤去する際は費用がかかる
コンクリートで施工した庭の場合、リフォーム工事を行う際や更地に戻す際に撤去費用がかかることもデメリットの一つとして挙げられます。
コンクリートを撤去する際は、
①コンクリートをはがすための工事費
②はがしたコンクリートを廃材として処分するための費用
が必要になります。
コンクリートの撤去費用は庭の面積によって異なりますが、
標準的な広さの庭であれば、およそ12万~20万円程度の撤去費用が発生します。
家の周りでコンクリートを使う場所は?
コンクリートは外構・エクステリアのどの部分で使われるのでしょうか?
コンクリートが使われる代表的な外構部分は次の4か所です。
・駐車場
・玄関までのアプローチ
・家回り
・裏口まわり
それぞれ詳しくお伝えしていきます。
駐車場
最近では駐車スペースに土間コンクリート舗装をするケースが主流になっています。
未舗装のままだと、泥や土が跳ねて敷地内が汚れやすくなりったり、雑草対策が必要になったりと手間がかかってしまうからです。
コンクリートは無機質な見た目だと想像する人も多いかもしれませんが、最近ではデザインも豊富でおしゃれなコンクリート舗装のバリエーションも増えてきています。
駐車場の外構工事については駐車場の外構工事「費用相場」と「安くするコツ」を徹底解説【コンクリートでも安くできる!】の記事でより詳しく解説しています。
玄関までのアプローチ
アプローチとは門と玄関までの間のスペースを指し、家の顔ともいわれるとても重要な部分です。
また、見栄えだけでなく、駐車スペースと同じように舗装していないと玄関まで外の泥や汚れを持ち込みやすくなる部分です。
全てをコンクリートで埋めて固めるだけではなく、目地に砂利や芝、玄関前にタイルを設置するなど素材を組み合わせるとおしゃれな外観にすることができます。
デザインから相談できる外構業者に一度プランを相談してみるのがおすすめです。
家周り
家の周り(敷地内)を石や砂利、コンクリートなどで舗装するケースがあります。
野ざらしのままだと、雨が降った最に跳ね返りで外壁がよごれやすくなってしまいます。
家の周りをしっかり舗装しておくことで、雨が降ったときに外壁に跳ね返りを防げるので、メンテナスの手間を軽減することができます。
裏口まわり
裏口まわりとは、洗濯ものを干したりゴミ置場にしたりする場所を指します。
サービスヤードと言われる設備を設置するケースもありますが、地面を土間をコンクリートにすることにより水はけがよくなります。
しっかり舗装しておくと、ちょっとした物置場にも使用でき、使い勝手いよいスペースになります。
庭のコンクリート工事ができる業者選びのポイント
庭のコンクリート工事をする際の業者選びのポイントとしては下記の2つを抑えておきましょう。
自社施工ができる業者に頼む
依頼する業者で施工をしてもらえるか確認しましょう。
自社施工ができる業者に頼む場合のメリットは、下請けに頼らない分、費用が安くなったり、工期が短くなることです。
もし、依頼する会社と施工業者が違う場合、営業の連絡ミスなどで施工ミスを起こす恐れもあります。
コンクリート工事が得意な業者に頼む
コンクリート工事の実績が豊富な業者に依頼するようにしましょう。
外構業者といっても造園屋さん、ブロック屋さん、左官屋さんなど得意分野がまざっている業者が一括りにされているためです。
コンクリート工事は失敗してしまうと見栄えが悪くなったり、デコボコができてしまう可能性があります。
やりなおそうと思っても、撤去費用にも工事費用と同じぐらいの費用がかかってしまうので、慎重に業者選びすることをおすすめします。
家の周り・庭のコンクリート工事の期間は?
外構のコンクリート土間コンクリート工事はどのくらいの期間がかかるのでしょうか?
工事にかかる期間は、工事のスケジュールを計画する上でしっかり確認すべき大事なポイントです。
土間コンクリート工事をする場合、施工期間の後に養生期間というコンクリートを乾かす期間が必要になります。
それぞれその工程がどのくらいの期間かかるのか解説していきます。
外構のコンクリート工事の施工期間
土間コンクリート工事は、その面積によって大きく期間は変動します。
例えば、一般の駐車場1台分の場合、必要な工事は以下の流れで進められます。
土工事
↓
路盤工事
↓
コンクリート工事
この場合だと、工事が完了するまでだいたい3〜4日ほどかかります。
続いて養生期間を確認していきます。
コンクリートが乾燥に要する時間(養生期間)
養生期間は季節・気温によっても変わりますが、工事完了後5日間程度は想定しておいた方がよいです。
土間コンクリートの工事は、完成後でも数日間は養生期間として使用できない点をしっかり認識してスケジュールを計画するようにしましょう。
まとめ
ということで今回は「外構工事にコンクリートを使った場合にかかる費用」についてお伝えしました。
コンクリートは他の素材と比べて少々費用が高くなりますが、耐久性も機能性も優れている素材ですので、今回ご紹介した費用を抑える方法を取り入れつつ賢く工事計画を立てて頂ければと思います。
また、今回お伝えした費用の相場はあくまでも目安で、外構は家の状況によって必要な工事の内容や費用が大きく変わってきますので実際の費用については複数の外構業者に見積もってもらって確認するようにしましょう。
複数の外構業者から見積もりをもらってしっかり比較検討することで、「工事費用」や「業者の質」を相対的に評価することができます。
とは言っても自分で複数社に問い合わせるのはなかなか骨の折れる作業だと思います。
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