新築の外構工事 【100万円】でどこまでできる?費用を抑える方法・優先すべき工事も解説
「外構はどれくらいの予算を確保しておけばよいのだろうか」とお悩みではありませんか?
外構は住宅最後の工事であるため、内装にこだわってしまった方はなるべく外構は安く抑えたいというのが本音ですよね。
この記事では外構費用を100万円に抑えるコツを解説します。
「そもそも外構工事全体でかかる費用の目安ってどのくらい?」という方は、
外構エクステリア工事の費用を徹底解説「家の1割が相場」はウソ!?をご参考ください。
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新築外構エクステリア工事の費用相場は?
弊社でご成約いただいた新築のお客様の平均金額を調べた所「1,503,850円」でした。
しかしこちらはあくまで平均値です。
上は400万を超える物件から、下は50万以下の物件まであります。
なぜこれだけの金額差が発生するのでしょうか?
要因としては以下3点があります。
- 外構面積の大小(土地面積から建物面積を引いた面積)
- どこまで工事をするか
- どこまでこだわるか
①外構面積は土地と建物の配置が決まれば変更できるものではないです。
つまり土地面積が大きい郊外の方が、都心部より一般的に費用はかさんでしまいます。
①外構面積は変えられない条件のため、ここでは②どこまで工事をするか ③どこまでこだわるかに絞ってポイントをまとめます。
外構費用100万円でどこまでできる?
100万円でどこまで外構工事ができるのでしょうか。
弊社では外構のイメージ図を作成するCADソフトを導入しているため、
オーソドックスな100万円の外構プランを作成しました。
※実際の敷地・周辺環境によって金額は前後します。目安としてお考えください。
新築外構の予算は100万円で足りるもの?
まず新築外構の100万円は「一部の工事のみしかできない」可能性が高いです。
実際に、弊社が行った予算と施工費用の調査では予算100万円の方は2人に1人オーバーしていることがわかりました。
つまり予算取りの時点で100万という金額はあまく見積もられている可能性が高いと言えます。
今日もハウスメーカーの予算取りが甘くて、引渡し直前に外構どうしよう…と困っている方がいらっしゃいました。
ハウスメーカーとの契約時に「外構工事 100万」などと記載されている場合は、ご注意ください。
もちろん土地によりますが容易にオーバーすることが多いです🥲 #新築外構— 折原太一@外構・エクステリアパートナーズ (@Gaikou_Exterior) July 17, 2022
ただし、予算が100万円で新築外構工事ができないという訳ではありません。
下記の工事のポイントや費用を浮かすコツを知ってしっかり工事に臨んでいきましょう。
お金のかからない新築外構工事のコツ
外構エクステリアの費用は以下3点によって価格が決まるとお伝えしました。
- 外構面積(土地面積から建物面積を引いた面積)
- どこまで工事をするか
- どこまでこだわるか
外構面積に関しては土地と建物が決まれば変更ができないものなので、
②どこまで工事をするか ③どこまでこだわるか に絞ってコツを解説していきます。
どこまで工事をするか
外構エクステリアは必ず新築時に全てを完成させる必要はありません。
生活に必要な工事に限って発注をすることで費用は抑えられます。
では生活に必要な工事とは何でしょうか?
各家庭の事情や建物条件によって必要な工事は異なりますが、一般的に優先度が高い工事をご紹介します。
優先度が高い工事
アプローチ
アプローチとは道路から玄関までの空間です。
アプローチが土のままだと雨の日は玄関が土まみれになってしまいます。
外から見た際にその建物の印象を左右する大事な部分でもあります。
境界線のブロック&フェンス
外構工事は外の空間を心地よくするだけではなく、隣地や道路との境界線を明示する役割もあります。
境界線を曖昧にしたまま住み始めると、越境トラブルに巻き込まれる可能性があります。
そのため境界線の工事は優先度が高いです。
既に隣地境界にブロックやフェンスがあるお宅では不要です。
駐車場
お車を日常的に使用される家では駐車場も優先度が高い工事です。
土のままだと乗り降りの際に靴に土がついて玄関を汚します。
また泥のついたタイヤで周辺道路を走るとご近所にも迷惑をかけてしまいます。
後回しにしやすい工事
お庭
庭は生活を豊かにする大切な場所ですが、なくても生活はできるため、100万円以内に収めたい場合は、後回しにしても良いでしょう。
芝敷きなどはDIYでもできるため、お引越し後にご自身で完成させるのも良いです。
ウッドデッキ
ウッドデッキもなるべく費用を抑える場合は、後回しにしてもよいでしょう。
実際に住んでみて、どのようにお庭を活用するかイメージが明確になってから、どれくらいの広さのデッキを作るかを考えた方が無駄も少なくなります。
カーポート
カーポートは新築時にご希望される方が多いですが、雨・紫外線から車を守るという目的からすると後回しにしても問題ないでしょう。
どこまでこだわるか
次に外構費用を節約するポイントとして、どこまでこだわるかも重要なポイントです。
上で述べた優先度が高い工事について、費用を安く抑えるポイントを解説します。
アプローチ
アプローチは主に以下の舗装があります。
・洗い出し 17,000~20,000円/㎡
・石材 25,000~30,000円/㎡
・タイル貼り 15,000~20,000円/㎡
・インターロッキング 25,000~30,000円/㎡
下地はコンクリートでその上の仕上げを変える工事が多いため、安く抑えたい場合はコンクリートが良いでしょう。
境界線のブロック&フェンス
境界線の工事にも色々な種類があります。
ブロックには素地ブロックと化粧ブロックがあり、化粧ブロックは工場で既におしゃれな化粧が施されたブロックです。
安く抑える場合は素地ブロックで、上に載せるフェンスはメッシュフェンスタイプを選ぶと良いでしょう。
更に安く抑える場合はブロックだけ積んでおき、フェンスは後で設置ということも可能です。
実際に住んでみると一部目隠しをしたい箇所が発生することも多いため、新築時はブロック積みだけに済ませておくのもおすすめです。
駐車場
駐車場も舗装方法によって値段が違います。
よく使われる舗装材は以下です。
・アスファルト 5,000~15,000円/㎡
・砂利 3,000~4,000円/㎡
最も安価に済ませたい場合は砂利敷きとなりますが、砂利が飛び散ったり、見た目が質素なことからもあまり採用されていません。
またアスファルトは道路舗装などを専門として土木業者であれば安価にできますが、
外構業者では専用の重機を持っていないため外注となり割高になることが多いです。
そのため駐車場に関してはコンクリートのシェアが圧倒的に多く、100万以下に抑えたい場合でも現実的にコンクリートを選ぶことが多いです。
新築の外構工事は必要?やってない家の理由は?
これまで外構工事の節約できるポイントを解説しました。
新築時の一番最後の工事であるからこそ、外構はどうにか安く抑えたいと考える方も多いです。
現実的に外構を全くやらないというのは生活に大きな不便が発生するためおすすめしません。
しかし生活に必要な工事を優先し、リーズナブルな仕上げを選ぶことで100万以下に抑えることは可能です!
外構エクステリアパートナーズでは、状況に応じて近くの最適な業者をご案内しています。
外構でお悩みのことはまずはお気軽にご相談ください。