外構フェンスはなしでも良いが注意点あり!隣の家との境界線ブロック・フェンスの後付けについて解説
「外構フェンスつけなくても問題ないなら付けない方が安く済むけど防犯面やご近所トラブルが気になる。」
「外構フェンスを付けない場合のデメリットは?」
こんなお悩みをお持ちではないでしょうか?
最近では、フェンスを設置しないオープン外構を採用する家が増えてきています。
しかし、フェンスを設置しないことによるデメリットをしっかり理解した上で外構プランを立てないと、後々思わぬトラブルが発生することも。
この記事では、「外構フェンスを設置しないメリットやデメリット」「オープン外構にしつつもデメリットをカバーする方法」についてお伝えしています。
「オープン外構の失敗事例」についてもご紹介しているので、失敗事例を参考にすることで、ご自宅の外構で失敗することを防ぐことができますよ!
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外構フェンスはなしでも良いが注意点あり
結論、外構フェンスは必ずしも付ける必要はないです。
最近ではオープン外構にする家も増えています。
特に狭小地だと、フェンスを設置することで狭い敷地が更に狭く感じてしまいますし、予算の関係でフェンスの設置を省きたい場合もあるでしょう。
また、フェンスを設置するしないを考えるときに必ず「敷地の境界線問題」が浮上しますが、
最近ではブロック塀やフェンスではなく、コンクリートや金属製の敷地境界標によって敷地境界を明示するのがスタンダードになってきているため、
「本当は要らないけど境界線明示のためだけにフェンスを設置する」という必要はありません。
むしろ、「何となく提案されるままに設置したけど必要なかった」というケースも多いので、
無駄な費用を使わないためにも「外構フェンスは本当に必要か」というポイントはしっかり検討しておいた方が良いです。
ただし、外構フェンスを付けないことによって起こりうるデメリットがあるのも事実です。
後々トラブルが発生して後悔しないためにも、外構フェンスなしの場合の注意点をしっかり把握した上で外構プランを立てるようにしましょう。
外構フェンスの役割
そもそも外構におけるフェンスとは、どのような目的で設置するものなのでしょうか?
改めて外構におけるフェンスの役割を確認しておきましょう。
外構・エクステリアにおけるフェンスの役割は主に次の4つです。
・防犯対策
・プライバシー対策
・外観(デザイン性)
外構フェンスの役割
敷地の境界線を明確にする
自分の土地をフェンスで囲むことで、家の前の道路や隣り合った土地との境目が明らかになり、不用意に侵入されるのを防げます。
外構フェンスの役割
防犯対策
フェンスがあることによって、部外者が簡単立ち入れないようにすることができるので防犯にもなります。
ただ、塀やフェンスがあることによって侵入者が人目に付きにくいということから、逆に防犯にならないと言われることもあります。
外構フェンスの役割
プライバシー対策
家のつくりによっては、フェンスが無いと家の中や庭が丸見えということがあります。
そういった場合にフェンスを設置することで、周囲からの視線を遮ることができ、
昼間にカーテンや窓を開けて過ごすことができますし、子どもを庭で遊ばせても安心です。
外構フェンスの役割
外観(デザイン性)
家の見栄えを良くするために設置するケースもあります。
フェンスがないと見栄えがしない場合には、デザイン性の高いおしゃれなフェンスを活用することで外観のグレードをアップすることができます。
外構フェンスをなしにする場合の注意点
外構フェンスを設置する義務はないので、場合によっては設置しなくても全く問題ないですが、
次のような注意点があることも認識しておきましょう。
部外者が敷地内に侵入しやすい
通行人からの視線を防げない
外構フェンスをなしにする場合の注意点
隣人とトラブルの原因になることがある
境界線を物で遮っているわけではないので、入ろうと思えばお互いの敷地に簡単に入ることができてしまいます。
ずうずうしい隣人や逆に神経質な隣人だった場合に、何かとトラブルが発生してしまうケースもあります。
外構フェンスをなしにする場合の注意点
部外者が敷地内に侵入しやすい
フェンスがないと隣人だけでなく、近所の子どもや部外者でも簡単に敷地に立ち入ることができてしまいます。
家というプライベートな空間に、見知らぬ人が自由に敷地に入ってこれるという状態は人によってはストレスになることがあります。
外構フェンスをなしにする場合の注意点
通行人からの視線を防げない
外構フェンスなしだと、家の中や庭が通行人から丸見えになってしまいます。
隣の家との距離や大きな通りに面しているかどうかなど、周囲の環境をしっかり把握してから外構プラン考えた方が良いです。
外構フェンスなし(オープン外構)の失敗事例
先ほど「外構フェンスを設置しない場合の注意点」についていくつかお伝えしましたが、実際によくある失敗事例を4つほどご紹介します。
事例①敷地内を近道として使われる
特に住宅が角地の場合に多いのですが、通行人が近道のために敷地内を横切っていくというケース。
不審者でないことがほとんどではありますが、見知らぬ人が頻繁に敷地内を通行するのは不快ですよね。
事例②車の方向転換に使われる
車のすれ違いや方向転換の際に、勝手に車が敷地内に侵入してくるというケース。
生活で困るほどのことではないかもしれませんが、小さい子どもや動物を飼っている場合には特に不安を感じるのではと思います。
事例③洗濯物を干すと丸見え
1階で洗濯物を干す場合は、オープン外構だと丸見えになってしまいます。
人が入ってきやすいと下着泥棒などの心配もあります。
「室内乾燥機を使えばいいと思ってオープン外構にしたけど、思った以上に電気代が高くでやっぱり外干しにしたい…」
というケースも。
事例④子供が庭で遊ぶ時に飛び出しが心配
部外者が簡単に敷地に侵入しやすいということは、敷地内から敷地外にも出やすいということです。
子どもや犬を飼って要る場合には、飛び出し防止の安全対策をする必要があります。
オープン外構のメリット
ここまで、外構フェンスなしにする際の注意点についてお伝えしてきましたが、オープン外構にするメリットもあります。
最近では、ブロック塀やフェンスで完全に敷地を囲う外構よりも、オープン外構にする家が増えてきています。
オープン外構にするメリットは主に次の3つ。
・費用を安く抑えられる
・ご近所との交流が増える
オープン外構のメリット
敷地を最大限広く使える
フェンスや塀が無い分、敷地を広く使うことができます。
駐車スペースも確保しやすいですし、見栄えも解放感があって広々とします。
オープン外構のメリット
工事費用が安い
フェンスや門扉もないため、クローズド外構と比較すると圧倒的にオープン外構の方が費用が安くつきます。
外構工事は思った以上に費用がかかるものなので、費用を抑えられるという点は大きなメリットだと言えるでしょう。
オープン外構のメリット
ご近所との交流が増える
庭の手入れをしているときなどに家の前を通る人たちと挨拶をしたり、世間話をしたりする機会が増えるので、近所の人たちと自然に交流できるようになります。
フェンスや塀で全体をしっかり囲ってしますと周囲から見て圧迫感がでやすいでし、心理的にも壁ができます。
オープン外構で予算を押さえつつデメリットをカバーする方法
ここまで読んで、
「工事費用を押さえたいからオープン外構にしたいんだけど、通行人からの目線や防犯面などのオープン外構のデメリットもカバーしたい。」
こう考えた方は、次の2つの方法で
オープン外構にしながらでも、プライバシーや防犯・安全面をしっかり対策することができます。
植栽を上手に活用する
フェンスや塀で囲むのではなく、目線が気になる箇所に植栽を置くことで、
オープン外構の良さを保ちつつも目隠しや部外者の侵入を防ぐことができます。
フェンスや塀で敷地を囲むより、工事費用も安く抑えることができます。
本当に必要な部分だけフェンスを設置する
業者からの提案で何となく敷地全体を囲うフェンスを設置しているケースが多いですが、
外構フェンスの役割である
・防犯対策
・プライバシー対策
・外観(デザイン性)
の観点から本当に必要な箇所だけに絞ってフェンスを設置することで余計な費用を抑えることができます。
オープン外構の解放感を保ちつつも、必要な箇所だけ囲いを設置することでオープン外構のデメリットをカバーすることができます。
外構工事は入居した後からでもいいんです
ここまでの内容をまとめると、
・隣人とのトラブル
・部外者の侵入
・通行人からの視線
が気にならない環境であれば無しでも問題ない。
業者から提案されるままにむやみにフェンスを設置するのではなく、
・本当に必要かどうかをしっかり判断
・植栽を活用
することでオープン外構のデメリットをカバーできる。
となります。
また、家の工事が始まって外構をどうしようかあれこれ考え始める方も多いと思いますが、
「見栄えが悪い」「駐車や手入れなどしばらく不便が生じる」などのデメリットさえ気にならなければ、外構工事は後からでも良いと思います。
実際にしばらく生活してみて、冷静に「必要な設備」や「使い勝手の良い動線」を適切に計画することができるとも言えるからです。
外構工事のことを考える機会は人生でもそう多くないので
「どうすればいいか良く分からない」
と感じる方も多いと思います。
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